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ワニと読むミステリ(愛犬をつれた名探偵 ペット探偵 1)
![]() | 愛犬をつれた名探偵 ペット探偵 1ランダムハウス講談社この本を買うのは |
読むと、訴訟は、勝者、敗者の人生を左右する。
(リンダ・O・ジョンストン著)
イヌ、ネコは当然として、ボールニシキヘビや、ウサギも出てくる動物好きにはうれしい1冊です。
しかも、ボールニシキヘビは、重要な役割をしますから、期待してください。
ボールニシキヘビが寂しがりやって、想像できますか?
ケンドラは、腕利きの弁護士だったのですが、倫理規定に違反したとして、ただいま弁護士資格停止中。そのため無収入となったので、ペット・シッターをして生計をたてています。せっかく買った豪邸は、貸し出して自分はそのガレージの上に住まなくてはなりません。なにしろお金がないので。
ケンドラが飼っているのは、キャバリア・キング・チャールズ・スパニエル。
どんなイヌですか? ワニは知りません。
そのペット・シェルターの経営者ダリルからの依頼で、ペット・シッターを始めるのですが、世話をする家があちこち離れているので、BMWで移動します。
弁護士のころからの顧客で、今はペット・シッターの顧客でもあるカールは、ただいま旅行中。ペットのチージーの世話のため玄関を開けたケンドラは、悲しげに泣くチージーの声に導かれ、家の奥へと入っていくと、そこに横たわっていたのはカールの刺殺体。友達と思っていたカールが殺されてそれを発見しただけでもショックなのに、なおケンドラは容疑者にされているようなので、余計に気持ちが沈みますが、そこは負けん気の強いケンドラのこと、こうなったら自分で犯人を見つけようと調査に乗り出します。
ビバリーヒルズって、ペットシッターは住み込みもするのですね。
ケンドラも、セキュリティ関係の仕事で出張する私立探偵ジェフの愛犬オーディンの世話のため、ジェフの家に住み込みます。
オーディンは、秋田犬といわれているのですが、日本の秋田犬とはかなり違うものだそうです。本の解説によると。日本の秋田犬に洋犬を掛け合わせたものだそうです。どんな姿かたちなのか、ワニは知りません。でも、大いに興味がありますね。
事件は、またケンドラの顧客が犠牲者になったりするのですが、手掛かりが乏しくて、犯人像がなかなかはっきりしません。少しいらいらするかも。
次第に、ケンドラの弁護士資格が停止になった事情も明らかにされていくので、全編あきずに読めます。
書店に並んでいる数が少ないようなので、早めに書店に行くことをお勧めします。
なくなってしまうかも。
次の翻訳の予定も決まっているようで、ワニはとても楽しみです。
次回作でも、ペット・シッターをやっているのでしょうか?
主人公: ケンドラ・バランタイン(ペット・シッター、弁護士資格停止中) Female
場所: USA、カリフォルニア州 ビバリーヒルズ
グルメ: なし
動物: イヌ:レキシー(キャバリア・キング・チャールズ・スパニエル、ケンドラの愛犬)
オーディン(秋田犬)
ネコ、ボールニシキヘビ、ウサギなど
ユーモア: 中
コメント ( 1 ) | Trackback ( 0 )
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突然のコメント失礼致します。
私のサイトで、こちらの記事を紹介させて頂きましたので
ご連絡させて頂きました。
http://babyif.blog96.fc2.com/blog-entry-54.html