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ワニと読むミステリ(警視の週末)

読むと、なにごとも逃げ出しては解決にならない。

(デボラ・クロンビー著)
 ダンカン・キンケイドとジェマ・ジェイムズのシリーズも、もう9冊目だそうです。
 長いですね。
 いつも、ダイヤモンド警視(最期の声)とキンケイド警視とごっちゃになりそうになるのは、ワニの脳細胞が貧困なせいでしょうか。
 「警視の」と題がついていますが、今回はキンケイドのパートナーのジェマが中心の事件です。
 ジェマとキンケイドは、ついに一緒に住むことになるのですが、その家族構成は、ちょっと複雑。
 ジェマとその息子トビー4歳(ジェマの前夫との間の子ども)、キンケイドとその息子キット12歳(キンケイドと前妻との間の子ども)の、4人家族です。 しかも、キットは、キンケイドと別れた後に生まれたので、次の夫との間の子ということになっていたのが、実はキンケイドの子どもだった(らしい)ということになり、キンケイドの前妻が亡くなったところで、キンケイドが引き取ったのでした。
それと、イヌ2匹(テス、ジョーディ)とネコ(シド)。
ま、家族構成は、このようなものとして。
ジェマは、以前住んでいた家の大家さんで友人だったヘイゼルとともに、小さな旅行にでかけることになります。 ヘイゼルが、B&Bで行なわれるお料理学校に参加したいといい、ジェマを誘っていったのです。
ハイランド地方のスペイ川流域といえばスコッチウィスキーで有名なんだそうです。 きっとイギリス人ならすぐにわかるんでしょうね。家族経営の小さな蒸留所が点在し、それぞれが独特の風合いのあるウィスキーを作り出すのです。絵のような風景が描かれていて、見たことも行ったことも、ましてや住んだこともないのに、なつかしい気持ちになりますよ。 ただ、冬は雪の中に弧絶するようですが。
 お話は、1800年代のハイランドで起きた事件と、現代のこのB&Bで起きた殺人事件とが交互に描かれて、いったいどうつながっていくのかと、気が気じゃありません。
 ジェマは、友達だと思っていたヘイゼルの生い立ちを少しも知らなかったことに驚かされます。
ヘイゼルの実家も昔は蒸留所だったこと。 
そして、小さいときに親しくしていたいとこや、一緒に働いた友達、愛した人など。
このお料理学校には、それらの人たちが集まって、もろい過去の上に新たな人間関係が築かれそうで、それがバランスを失ったときに、急激な変化が起こったのでした。
みんなに動機がありそうなのですが、殺人に発展するほど強いとは思えないし、それにアリバイもありそうで、なかなか犯人の正体を見つけることができません。
みなさん、良く考えてみましょう。
それにしても、ロミオとジュリエットは、どこにでもいるのですね。

キットとキンケイドの間も、だんだん親子らしくなってくるのですが、そこに親権を奪おうとする祖母の存在が立ちはだかり、二人の間に緊張が生まれます。 まだ12歳のキットには、つらいことが待っていますよ。
なんだか、胸が痛みます。 
でもキットの問題は、次回繰越のようです。

主人公: ジェマ・ジェイムズ   ノッティング・ヒル署警部補
ダンカン・キンケイド  ロンドン警視庁警視 
場所:  イギリス、ハイランド。スペイ川流域
グルメ: なし
動物:  イヌ:テス、ジョーディ
ネコ:シド
ユーモア: 小


警視の週末 (講談社文庫)
D. クロンビー,西田 佳子
講談社

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ワニと読む啓発本(ミリオネア・マインド 大金持ちになれる人―お金を引き寄せる「富裕の法則」)


(ハーブ エッカー著)
 ワニは、ゆったりした人生をおくりたいです。
 それにはお金が必要、しかも充分なお金が。
 だからワニは啓発本を読みます。
 
 この本は、大金持ちになるための心の持ち方を教えてくれます。
 つまり、お金持ちと同じ考え方をしろ、と。
 これがなかなかできません。
 しかし、がんばって努力すればできるようになると、ワニは信じています。
 「絶対に金持ちになる」と考えることが大事なんです。
 ワニも、毎日唱えます。
 そして、毎日目をしっかり開いて、チャンスを逃さないようにします。
 
 ワニと一緒にミリオネアをめざしましょう。
 そのために、この本を良く読んで、お金持ちの考え方を会得しましょう。

ミリオネア・マインド 大金持ちになれる人―お金を引き寄せる「富裕の法則」
ハーブ エッカー,T.Harv Eker,本田 健
三笠書房

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ワニと読むミステリ(泥棒は深夜に徘徊する )

読むと、泥棒バーニイを応援したくなるという倫理上のジレンマに陥る。

(ローレンス・ブロック著)
 よくみたら、バーニイのシリーズをこれに書くのは初めてでした。 バーニイ・シリーズの刊行がいかに少なかったかということですね。 ワニの大好きなシリーズなのに。
 この前のローレンス・ブロックを読んだのは、「怪盗タナーは眠らない」(怪盗タナーは眠らない)で、これはローレンス・ブロックの初期のころの作品です。主人公は、不眠症のタナーですが、これがバーニイとスカダーを合わせたような人物でローレンス・ブロックの原点をみるようでした。
 で、バーニイを知らない人のために言っておくと、バーニイは古書店を経営する泥棒です。
 毎回泥棒に入ったところで、のっぴきならない犯罪にまきこまれ身の潔白を証明するために自ら謎解きをするはめになる、というのがバーニイ・シリーズのパターンです。
 今回は、週末に泥棒にはいる予定の家の下見にでて、そのまま帰ればいいものをムズムズと泥棒根性がわきあがり行き当たりばったりに入ったアパートで仕事を終えて帰ろうとしたらそこの住人が帰ってきてしまい、逃げられなくてベッドの下に隠れるというどうにもついてない泥棒仕事が、事件の始まりです。 バーニイは、デート・レイプの現場に遭遇したのでした。 これがこれからの展開にどう関係するのかと、ワニは首をかしげながら読んでいました。
 なんとか他人のベッドの下から逃れたバーニイが、やれやれと一息ついているとやってきたのは、悪徳刑事のレイ・カーシュマンでどこかでおきた強盗の共犯としてバーニイを逮捕しようとします。その時間には家にいたといいのがれしようとするのですが、このごろはあちこちの防犯カメラが道行く人をばっちりととらえているので、バーニイも、窮地に陥ります。
 バーニイの女友達のキャロリンはレズビアンで、バーニイとは親友。 イヌの美容室を持っています。 いつもランチを互いの家で食べながら四方山話に興じています。 ニューヨークの街のいろんなデリのランチをテイクアウトしてくるところがたくさんでてくるのですが、実在の店なんでしょうか?
 バーニイ、キャロリン、レイの3人がかもし出す、仲がいいんだか悪いんだか、なんだかとぼけたところがいいですね。
 事件は、路上の銃乱射による殺人にまで発展し、ラトヴィアだかなんだかの独立にからんだ裏切り者の話がでてくるところなどは、世界情勢の変化を感じさせますね。
 女優志望でモデルも時々、バーテンダーで生計をたてているシグリッドのアドリブはたいしたもの。
 バーニイに、泥棒を依頼する投資家など、登場人物がみんなとても生き生きしてるのは、やっぱりローレンス・ブロックだからでしょ。
 それにしてもいろんな証拠物件を、バーニイがあちこちに置き換えたりして筋がややこしくなるのですが、ワニは、すべて正しく理解したか自信がありません。
 ワニの灰色の脳細胞は、ザルに近いので。
バーニイが泥棒に忍び込もうとしてにっちもさっちもいかなくなり、キャロリンに押し込んでもらうところは笑ってしまいます。 だんだん協力体制ができてきました。
 罪人の守護聖人: 聖ディスマス
 どんな聖人だったんでしょうか?
 
 バーニイ・シリーズはちょうど10冊目だそうです。
 もちろんワニは、全部読んでます。

 ネコ3匹は、食い気だけです。

主人公: バーニイ・ローデンバー(古書店主兼泥棒) 
場所:  USA、ニューヨーク
グルメ: なし。 ニューヨークのデリ事情はたくさん
動物:  ネコ: バーニイの書店ネコ  ラッフルズ(マンクスということになっている)
         キャロリンの飼い猫  アーチー(ビルマネコ)
                    ユービ(ロシアンブルー)
ユーモア: 中


泥棒は深夜に徘徊する (ハヤカワ・ミステリ 1802 泥棒バーニイ・シリーズ)
ローレンス・ブロック,田口 俊樹
早川書房

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ワニと読む啓発本(カエルを食べてしまえ!)

(ブライアン・トレーシー著)
 ときどき、啓発本は読むべきですね。
 いつのまにか、日常に埋没してしまいそうになりますからね。
 1日が、なんとなくダラリと過ぎている気がして、ちょっと気になっていたのですが、この本で、少しその怠惰から抜け出す方策ができたような気がします。
 読んでみれば、ごく簡単なことのように思えるのですが、なかなか自分ひとりでは考えつかないか、またはやろうと思っていても先延ばしにしてしまって踏ん切りがつかないか、どちらかになってしまいます。
 このような本で、背中を押してもらうというのは、良いことですね。
 カエルと仲良しのワニとしては、ちょっと気になるタイトルではありますが、それはちょっと置いといて、「カエル」の象徴するものを考えてみましょう。
 引用すると、
 「もし二匹のカエルを食べなければならないなら、醜いほうから食べよ」
 つまり、重要な仕事が二つあったら、難しく大変なほうからやりなさいということ。

 なにかをやりとげようとするならば、一日の計画を立てるところから始まるということを学びました。
 ワニとしては、1日を有意義に使いたいと思い、毎朝今日のやるべきことのリストを作ることにしました。 簡単なリストです。 あんまりがんばるとすぐに挫折してしまうので。(これはワニだけかもしれませんが)
 しかも手書きにします。 PCに予定表を作って打ち込もうかとも思ったのですが、1項目ずつ書きながら本当に意味のある仕事かとか、考えるのも良いと思い手書きです。 手から脳へ、直接伝達。
 これが、驚くほどの能率Upにつながりました。
 やらねばならないことは多くありますが、ひとまず「今日」だけに的を絞り、しかも午前と午後に分けました。リストを作り上げたら、グズグズと言い訳を考え出すヒマをあたえないように、さっさととりかかります。
 午前の部をやりとげたら休憩。
 このときのお茶のおいしいこと。もちろんコーヒーでも可。
 少しずつ、Happyな気分になれます。
 みなさんも試してください。
 充実した一日のために。


カエルを食べてしまえ!
ブライアン トレーシー,Brian Tracy,門田 美鈴
ダイヤモンド社

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ワニと読むミステリ(狂人の部屋)

読むと、占いも手品の一種かも。

(ポール・アルテ著)
 アラン・ツイスト博士のシリーズです。
 確か4冊目、だと思います。
 一見密室ではなさそうなんだけれども、密室という狂人の部屋と呼ばれている書斎で起きた殺人事件です。
 でも最初は殺人だとははっきりせずに、自殺として処理されてしまいました。 密室殺人ならではの、始まりです。
 小さな村の大きなお屋敷ハットン荘には、狂人の部屋として知られている部屋があります。 ご先祖様の誰かが、この部屋で亡くなって、呪いの言葉を残したのですが、その呪い通りに家族が続いて亡くなったのです。その後この部屋は、封印されてしまいました。
 その封印を破って、ここを書斎にしたのがハリス・ソーン当主。
 そしてハリスは、その部屋の窓の下に、死体で発見されますが、犯罪の痕跡が見出せず自殺として片付けられてしまいます。しかし、実業家として成功していた人物に自殺の理由はなにもみつかりません。
 ハリスの棺桶を調べるシーンは、ちょっと身の毛がよだちますね。 特にそれが真夜中ともなると。
 呪いのかかった家族に、封印された部屋。 
 いいですねー。
 このお屋敷に住むのは、
ハリス・ソーン   当主
ブライアン     その弟
セイラ       その妻
ハワード・ヒルトン セイラの父
ドロシー・ヒルトン セイラの母
フランシス     セイラの兄
ポーラ       フランシスの妻
の7人です。
 ブライアンは、少々感受性が強く、オカルトに傾倒しているらしく、タロット占いなどをしています。
 このハットン荘に出入りする医者とその恋人や、ポーラの友人など、いったい誰にどんな殺人の動機があるのか、注意深く読まないと見逃してしまいそうです。
 しかも、殺人があったとき、その状況は100年前に起こった怪死事件と酷似していますよ。
 共通点はなんでしょうか?
 失われた呪わしい文学作品とはいったいどういう内容だったのでしょうか。
 その呪いのせいで、これらの事件は起きたのか?
 浮気な医者の思惑や、生活に困って娘の夫の屋敷に住まざるをえなくなった両親と、ハリスに仕事をもらっているセイラの兄。 
 ツイスト博士の推理は、どう展開するのでしょうか。
 やっぱりミステリは、密室ですよね、密室。

主人公: アラン・ツイスト(犯罪学者) 
場所:  フランス
グルメ: なし
動物:  なし
ユーモア: 小


狂人の部屋

早川書房

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ワニと読むミステリ(怪盗タナーは眠らない)

読むと、不眠症も悪くないと思えてくる。

(ローレンス・ブロック著)
 ローレンス・ブロックの初期のころの作品だそうです。まだ翻訳されていないものがあったんですね。ローレンス・ブロック好きのワニとしては、大変うれしいです。これはシリーズ化されていて、翻訳も続けて出そうなので、なおうれしいです。
 タナーは、戦争でケガをして、そのケガがもとで眠らない男になります。不眠症の最たるものですね。
 十分な時間を生かして書籍を読み漁り、膨大な知識を詰め込んで、その知識を利用して学生のレポート書きを請け負ったり、さまざまな目的の団体に加入したりと、ちょっと変った生活です。
 あるレポートを頼まれて、そのための下調べをしているところから戦争中に隠された金貨の話を聞き込みますが、ここからタナーの生活が一変しますよ。
 タナーは、この隠された金貨を探して手に入れるため、単身トルコに入国しようとするのですが、怪しい団体に所属していることをとがめられ、留置場に収容されてしまいます。英語がわからないふりをしている係官と、トルコ語がわからないふりをしているタナー。どっちも相手をだましているのですが、さて、タナーは、どうやってこの状態から抜け出すのでしょう。
 淡々と語られるのですが、ローレンス・ブロックの描写力のため、ときどき息をつめてしまいますよ。
 強制送還されたタナーが金貨を求めて、またトルコに舞い戻りますが、その途中には独立運動の戦士として戦ったり、落ち着かないヨーロッパ情勢も目が離せません。
 ローレンス・ブロックの初期のころの作品なので、時代はかなり古く、ベルリンの壁が崩壊した現在とは政治体制がまったく違っていますが、今のヨーロッパ国境を暗示するようなところもあり、そのあたりも興味深いです。古い新聞がおもしろくて、つい読みふけってしまう感覚でしょうか。
 隠された金貨は、まだそのまま埋められているのでしょうか?
 タナーが仲間にした男たちのたくらみや、そのウラをかこうとするタナーの計画。
 少しも目を離せませんよ。

主人公: タナー(探偵) 
場所:  ヨーロッパ各地
グルメ: なし
動物:  なし
ユーモア: 小
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ワニと読むミステリ(聖林(ハリウッド)殺人事件)

読むと、映画の魅力は、限りがないとわかる。

(D・W・バッファ著)
 長いので、ワニは途中に別のミステリを読んでしまいました。したがって、読み初めから読み終わるまで、1ヶ月くらいかかってます。
 ワニは、弁護士アントネッリのシリーズは、これを初めて読みました。 他のも読んでみようかと思っています。
 高名な映画監督ロス、その妻で大女優であるメアリー・マーガレットの死体が自宅プールに浮かんでいるのが発見されます。
 高度なセキュリティを備えた大邸宅には、昨夜侵入したものがあるような形跡はありません。
 2人は離婚の危機にあったという説もあり、夫のロスに容疑がかかります。アントネッリは、2人とは何の面識もなかったのですが、弁護士として名が売れてきたアントネッリが、ロスに弁護を頼まれます。
 華やかな映画の業界についてのお話です。いろんな話がたくさん詰まっているので、謎解きは別にして聖林の世界を楽しむことができます。
 映画制作会社って、こんななのかぁ、とか。
 脚本を売り込むのって、大変なんだなぁ、とか。
 映画にでるためなら、なんでもするのかなぁ、とか。
 主要な登場人物はそれほど多くないので、脳細胞の少ないワニでもなんとか誰が誰なのか把握することができました。
 メアリー・マーガレットを殺すような動機をもったものは誰なのか、メアリー・マーガレットの前夫にまで話が及び、アントネッリはまだ駆け出しのころのメアリー・マーガレットの人となりを知ろうと前夫の教授を訪問します。ワニは、この人物は好きです。だいたいアクの強い人物ばかりがでてくるので、たまには学究の人という淡白な登場人物も良いですね。
 ハリウッドでは、警察官といえども映画界入りを狙っているのですね。 ま、この町だったら誰だってそうなのかもしれませんが。
 弁護士アントネッリと検事アナベルのしのぎを削るやりとりも楽しく、日本も陪審員制度になったら、こういう裁判がみられるのかな、などと想像してしまいました。
 いろんな読みどころのある作品なので、全編楽しめます。

主人公: ジョーゼフ・アントネッリ(弁護士) 
場所:  USA、ハリウッド
グルメ: なし
動物:  なし
ユーモア: 小


聖林(ハリウッド)殺人事件

文藝春秋

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ワニと読むミステリ(門外不出 探偵家族の事件ファイル)

読むと、秘密にしておけるのは心の中だけかも、でもそれも怪しい。

(リサ・ラッツ著)
 とにかく、何がなんだかわからないうちに、どんどん読んでしまいます。
 つまり、途中でやめられないということ。
 探偵家族のというタイトルを見て、マイクル・Z・リューインの探偵家族を思い出してしまったのですが、こっちの探偵家族はほのぼのというより、戦いか、家族を相手の実地研修の様相を呈していますね。
 スペルマン探偵一家の構成は、
    父: アルバート
    母: オリビア
    長男: ディビッド
    長女: イザベル
    次女: レイ
    伯父: レイ(次女のレイとは綴りが違う)
上記の6人。 
 長男は、子どもの頃は探偵稼業を手伝っていましたが、今は家から独立し弁護士をやっています。
 伯父のレイは、不治の病で余命いくばくもないといわれていたところから奇跡の快復をとげ、喜んだのもつかの間で、妻に逃げられ自暴自棄になり、ギャンブル・酒・女で、命を削っています。スペルマン家に同居中。この伯父がしょっちゅう行方不明になり、そのたびに家族はギャンブルの場を見つけて酔っ払った伯父さんを連れ戻すことが何回もあり。 この行方不明になるところとどうやって探すかといったエピソードがところどころに挟まれて、実におもしろいです。 それと次女のレイとの家庭内の戦争と和解の顛末も、探偵の技能を駆使していてます。
 話は、次女のイザベルの語りで進んで行きますが、子どものころから探偵を手伝っていたので、それが染み付いてしまい、カレができると(長続きしません)身元調査をせずにはいられません。
 父は、娘の部屋に盗聴器をしかけて、状況を知ろうとし、母は、イザベルを弁護士とつき合わせようと、兄のディビッドを脅迫して、次々に弁護士に会せるように画策するし。
 プライバシーのために、部屋に強力な鍵をとりつけても、錠前破りにあうし、まったく油断できません。
 玄関から出入りするといらざる詮索をされるからと、裏梯子を使って自分の部屋に窓から出入りするところなんかケッサクですね。つい恋人のアパートにも、この方法は入ろうとしてあきれられたり。
 とても書ききれないのはわかっているのですが、とにかくあまりにも面白い探偵手口がこれでもかとくりだされてくるので、とても飽きているヒマはありません。
 次女のレイは、まだ13-4歳ながら、兄を脅迫して定期的に金を巻き上げていたり、夜な夜な尾行の練習をしたり、すっかり探偵になりきっているのですが、とても家族思いのところもあり、ほろりとしてしまいそうになります。 ちょっとかわいいかも。
 
 伯父のレイがとても残念です。 これからのシリーズでおもしろい役回りになれたのにと思うと、つくづく残念。と、勝手にシリーズ化されると決めつけてしまってます。

主人公: イザベル・スペルマン(探偵) 
場所:  USA、カリフォルニア州サンフランシスコ
グルメ: なし
動物:  なし
ユーモア: 中


門外不出 探偵家族の事件ファイル [SB文庫]

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