海外ミステリ専門書店。特に、イヌ、ネコ、その他の動物が活躍するのが好き。グルメも紹介。
ミステリ専門書店(翻訳もの限定)
ワニと読むミステリ(貧乏お嬢さまの危ない新婚旅行)
(リース・ボウエン著)
ジョージーとダーシーはついに新婚旅行にでかけますが、その先はなんとケニアのハッピー・ヴァレーです。 ジョージーはダーシーが何かの任務で派遣されたのではないかと疑いますが、思った通りロンドンとパリで暗躍する宝石泥棒を追ってきたのでした。泥棒は上流階級の一員のようで手がかりを探すのにハッピー・ヴァレーは最適のようです。 しかしここの住人たちはいまわしい退廃的な生活を楽しんでいて、その中心人物はチェリトン卿でハネムーン中のジョージーまでも誘惑してきます。 どんちゃん騒ぎのパーティーから逃げ出したジョージーたちは途中の寂しい道で血まみれで死んでいるチェリトン卿を発見。ライオンの餌食になったのか。ハッピー・ヴァレーの住人たちはほとんどみなチェリトン卿の死を願う動機があったようです。
1935年7月~8月。 ジョージ―のシリーズももう13冊目です。やっとジョージ―とダーシーは結婚しステキなハネムーンです!といいたいところですがなぜか行き先はケニアのハッピー・ヴァレーです。イギリスからの旅も今とは全く違い飛行機やら船やらでなかなか目的地には着けません。
イギリスからの入植者の社会はこんなに退廃的なものだったのでしょうか。現地の人たちとの関係も歴史を感じます。
ジョージーは王妃陛下からデイヴィッド王子とシンプソン夫人との動向を見守ってほしいと依頼されますが広いアフリカです、なかなか思うようにはいきません。
犯人のその後はあれでよかったなと思います。
■ジョージ―のシリーズ
もう13作目なんですね。
貧乏お嬢さま、メイドになる
これが1作目。貴族とはいえ貧乏なジョージーはメイドとして生活しようとしますが殺人に遭遇します。それからダーシーとの結婚にいたるまでいろいろありましたね。
■同時代のミステリ
チャーチル閣下の秘書
1940年代のイギリスが舞台です。こちらはスパイです。すでに8巻目。
8巻目ではマギー・ホープは孤島の古城に囚われの身です。
主人公: ジョージアナ(ジョージー)(ラノク公爵令嬢)
場所: ケニア、ハッピー・ヴァレー
グルメ: なし
動物: なし
ユーモア: 中
コメント ( 0 ) | Trackback ( 0 )
« ワニと読むミ... | ワニと読むミ... » |
コメント(10/1 コメント投稿終了予定) |
コメントはありません。 |
![]() |
コメントを投稿する |
![]() |
ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません |