海外ミステリ専門書店。特に、イヌ、ネコ、その他の動物が活躍するのが好き。グルメも紹介。
ミステリ専門書店(翻訳もの限定)
ワニと読むミステリ(スイート・ティーは花嫁の復讐)
![]() | スイート・ティーは花嫁の復讐 (コージーブックス) |
ローラ チャイルズ | |
原書房 |
![]() | Sweet Tea Revenge (Tea Shop Mysteries) |
Laura Childs | |
Berkley |
読むと、過去は清算しましょう。
(ローラ・チャイルズ著)
インディゴ・ティーショップのオーナー、セオドシア・ブラウニングは親しい友人のデレイン・ディッシュに、彼女の結婚式でブライズメイドになってくれるように頼まれます。 しかしその大事な日が来るとすべてが悪い方へと流れていくようです。まず、激しい雷雨がチャールストンの街を襲い、悪い兆しのように思えます。それからデレインの姉が結婚式に遅れています。でも彼女が遅れるのはいつものこと。そして最後は、花婿が開始時刻になっても部屋からでてきません。最後の瞬間に怖気づいたのか? セオドシアが迎えに行ってみると花婿は冷たくなっていました。 セオドシアは打ちのめされたデレインをなぐさめながら、結婚式の参列者を注意深く観察します。復讐は冷ましてから食べる料理といいますが、冷酷な殺人者はセオドシアをも待ち受けているようです。
デレインの結婚式が悲惨な結末を迎えるというわけですが、式場に選ばれたのが幽霊がでるといううわさのある〈レイヴンクレスト・イン〉で、雷雨にみまわれ電気がちかちかと停電してロウソクに頼らないといけないというゴシック小説のような結婚式です。果たして幽霊は本当にでるのか?ゴーストハンターも登場し、夏のチャールストンをちょっと冷やしてくれます。街はサマーガーデン・ツアーを企画してドゥーガン(花婿)の家もそれに含まれていたので、デレインに頼まれたセオドシアはそのためのお菓子やお茶の手配までしなくてはなりません。どれもおいしそうです。
キューバからの葉巻の密輸の話がでてくるのですが、アメリカとキューバが国交を復活すると堂々とキューバ葉巻がすえるようになるのでしょうね。キューバのお茶事情も今後出てきたらおもしろいなと思ってしまいました。
今回はセオドシアの恋人のマックスの出番はほとんどなし。愛犬アールグレイもめだった活躍はなし。
レシピあり。桃のスコ-ンとかおいしそう。
■既刊
インディゴ・ティーショップのオーナー、セオドシア・ブラウニングのシリーズは多数あります。
オーガニック・ティーと黒ひげの杯
ミントの香りは危険がいっぱい
ウーロンと仮面舞踏会の夜
カックルベリー・クラブの経営者、スザンヌ・デイツのシリーズはこちら。卵料理の店のお話です。
ほかほかパンプキンとあぶない読書会
あったかスープと雪の森の罠
主人公: セオドシア・ブラウニング(インディゴ・ティーショップのオーナー)
場所: USA、サウスカロライナ州チャールストン
グルメ: ティとお菓子
動物: イヌ:アールグレイ(セオドシアの愛犬、セラピー犬)。ダルメシアンとラブラドールのミックスのダルブラドール
ユーモア: 中
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