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ワニと読むミステリ(美食家たちが消えていく)
![]() | 美食家たちが消えていく (コージーブックス) |
アレクサンダー・キャンピオン | |
原書房 |
読むと、落ち着いて食事を味わえない。
(アレクサンダー・キャンピオン著)
カプシーヌ・ル・テリエはパリ警察の警視。おしゃれで聡明だが殺人犯を見つけるのは本日のスペシャルを見つけるより難しいと感じている。フィガロ紙のレストラン評論家がロブスターのラビオリにつっぷした死体で発見されたとき、レストランにはたくさんの客がいたが、カプシーヌは容疑者を特定するのは比較的容易だろうと思っていた。しかし、レストラン評論家が殺される事件は続き、容疑者もセクシーが売りの若手女優や作家、シェフなど多岐にわたる。事件解決に悩むカプシーヌは、大事な夫で有名なレストラン評論家であるアレクサンドルを殺人者をあぶりだすためのワナとして使うか、難しい決断を迫られる。
レストランのおいしい料理が次から次へと出てきます。お腹が鳴るかも。それと、いかにレストランの経営が大変か思い知らされるミステリです。アレクサンドルがカプシーヌに作ってくれる料理はとても手がこんでいておいしそうです。あんな料理が待っていたら一目散に帰りますね。
ディネ・アン・プランなる催しは日本でも開催されているのですね。ドレスコードは白。当日までどこで行われるのかわからない、しかもテーブルも食べ物も飲み物もすべて自分で用意するというものです。不思議な催しですね。
カプシーヌとアレクサンドルは相変わらずの仲の良さを見せていますが、カプシーヌのいとこジャックの存在もなかなか気になります。カプシーヌに気があるんだかなんだか。今後どう展開するのか見守りたいですね。
■既刊
カプシーヌのシリーズはまだ3巻目です。
予約の消えた三ツ星レストラン ← 自動車メーカーの社長が遺体となって発見されます
りんご酒と嘆きの休暇 ← 狩りの最中に不審な事故が多発します
主人公: カプシーヌ・ル・テリエ(パリ警視庁の警視)
場所: フランス、パリ
グルメ: フランス料理 (レシピなし)
動物: なし
ユーモア: 中
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