懐かしき客久しぶり 2015年11月05日 | お客さま 楽(たの)しみは こんばんわと 訪ねたら 懐かしき客 顔合わすとき 『ちょっとお尋ねしますが、K・Y子さんておうちはこの近くでしょうか?』と、 案内状を配りながら、留守番のばあちゃんに聞きました。 「あ~あ、Y子さんちなら川筋をずっと行ったところの、 K・H男さんちの若奥さんですよ」と答えます。 『あら~、じいちゃんがH男さんちならずっとずっと昔、もう何十年も昔のうちのお客さんちだがね。 分かりました。よ~く知ってるおうちです』と言って、ばあちゃんにお礼の頭を下げますね。 当店は新規にお買いになったお客さまに、 『これから毎月お便り届けさせてもらってよろしいでしょうか』とお断りして、街のでんきや便りを届けます。 10日ほど前の小望月(こもちづき)の夜に、 掃除機をお買いになったK・Y子さんちです。 いつもお勤め先の幼稚園で、とてもニコニコ笑顔で好印象のY子さんでした。 どこにお住いの先生かは知りませんでした。 初めてのお便りのお届けが、カレンダーと売出しの案内状となります。 郵送でなく直接のお届け、 その地区のお客さまに聞いての訪問となったのです。 『あら~~、お久しぶりです。何十年ぶりお元気でしたか』と、 お姑さんのおばあちゃんにあいさつしますね懐かしいです。 『不思議ですね、おうちへよく来ていた頃はいらっしゃらなかったですね。息子さんは』、 『幼稚園の先生は、ここんちの若嫁さんですか』、 「そりゃあ~そうですよ。若いもんはその頃いませんがな、 電気屋さんも私も、歳をとりましたな~」とお姑さんのばあちゃんは懐かしく応えます。 ずいぶんご無沙汰だった昔々のお客さま、 ぐるっと回って、またまたご縁の訪問ですね。
今日は何を褒めようかな 2015年11月04日 | お客さま 楽(たの)しみは お庭きれいと 褒めたあと イラスト上手い 褒められるとき 「お練りで近づいて来た、片岡愛之助のうしろの役者さんに、 “かわいいね~ボク。かわいらしい男の子だね” と褒められたんよ」と、ケンちゃんのお母さんが話します。 昨日は出石のお城まつりで、歌舞伎俳優の片岡愛之助さん一行のお練りです。 かあちゃん、ばあちゃんと一緒に見物に出かけたケンちゃんに、 お練りの歌舞伎俳優さんに、声を掛けられたというのです。 どこでもいつでも「かわいいね~」と褒められるってこと、 上手半分にしても、とっても嬉しいことですね。 街の電気屋私もやってます。 お客さんちへお便り配ってあいさつするときに、「褒める、褒めるもんないかな~」と、いつも気にして話します。 Nさんちの奥さんに、 『ハイ、21日の大売出しぜひ来てくださいな』とひと通り説明した後、 『Nさんちのお家の中、いつ見ても凄い綺麗ですね~、当店のお客さまの中で一番ですわ』と褒めますね。 確かにそうなのです。部屋の造りも、置いてある調度品も、それはそれは素晴らしい逸品ばかり、 その上、和風のお家の中がムチャクチャ品の良い造りと、掃除が行き届いてキレイです。 本当のことをとらえて褒めますね。 Yさんちの奥さんは、玄関先で花木の手入れをされてます。 『こんにちわ~、いいお天気で今日は。カレンダーと売出しのご案内です』と挨拶した後、 『庭の手入れの行き届いた花、素晴らしいですね。 鉢植えは苦手と聞いてたYさん、地面一面に広がる色々な花木は、凄くきれいに手入れされてますね』、 『パ~っと広い庭に広がるきれいな花は、うちのお客さんの中ではピカ一ですよ』と、本当のことを褒めますね。 なにかを褒められた奥さんは、みんな必ず「ありがとう」と嬉しそう、 褒めて嫌な顔する人なんてありません。 Nさんは、 「あんたのとこ文才あるわね、チラシ楽しく読ませてもらってるのよ。ふるさとの話しも勉強になるわ」、 Yさんは、 「あんたの店こそ凄いわね、この封筒のケンちゃんとミオちゃんのイラスト、かわいいね~、上手いわね。ケンちゃんの母さんが手書きで書いたんだって、凄い凄い』、 Hさんは、 「そんなん、吊るし柿上手に剥いて干してあるなんて上手いこと言って。さあ、さあ、富有柿たくさんあるから持って帰って。今年は柿の生り年なんよ」と、 褒めれば必ず、 これ持って帰り、あれ持って帰りの二倍返しがありますね。
カワラ屋さんだって電気屋だって、年をとると 2015年11月03日 | お客さま 楽(たの)しみは まだまだ出来る 屋根の上 手助け二人 無事終えるとき 昨日のことです。 昨日は息子が社長会です。 店には私しかいません。 息子は出る時、 「お父さん、勝手に防犯灯の取り替え一人で行かんといてな。危ないから」と、依頼の来ている高所の球交換には、行ったらあかんと止めますね。 歳も65も過ぎた頃から、 「ハシゴ上がってきたらあかんで、危ないがな」と、屋根の上の作業で「上がるな上がるな、危ないで危ないがな」とよく注意をされます。 ずっとへっちゃらに小屋根の上でも大屋根のてっぺんでも、 ホイホイと歩いて作業をしていた若いころの思いがあります。 別に60だろうが70だろうが、 大屋根に直に掛けた大ハシゴを、スイスイと上がることは出来ます。 でも、傍から見ているとどうもへっぴり腰で、危なさそうに見えるのでしょうか、 「やめといて、上がったらあかんで、下で見といて」と、大ハシゴどころか小屋根のハシゴにも上らせてもらえません。 カワラ屋のAさんがご来店です。 「テレビの映りが悪いの、 大屋根のアンテナをいじくるんだが直らんのだわ、すぐ見て~な」と懇願です。 『ハイ、分かりました。すぐに行きます待っておいてね』、 「よっしゃ、大ハシゴは掛けたままにしてあるからな。頼むわすぐ来て」とカワラ屋さん、 息子の言いつけをフッと忘れて駆けつけますね。 『Aさん、アンテナもボロボロです。テレビ線も古過ぎます』、 『新しいアンテナに取り替えて、線も全部張り替えます』と、サクサク・サッサと用意してあった大ハシゴを登ります。 同年輩のカワラ屋さんのAさんも、 「手伝うで~」と言って、あとに付いて上がってきます。 大屋根の上で話します。 『先日、大阪で同期の会をしたんよ。 お城の屋根ふきもやってると言ってた、同い年のカワラ屋さんがこんなこと言ってましたよ』、 「65も過ぎたら、公共工事で屋根ふきはさせてもらえんのよ。 高所作業は年齢制限ちゅうもんがあってね、民間なら構わんけどお役所仕事は厳しいよ~。歳を取ったらハシゴ上がったらあかんのよ」とね。 Aさんも、 「わしも屋根屋さんに勤めてるけど、そうだなあ、もう歳で危ないと社長が思ったら、高いとこ上がらせてもらえんだろうな。カワラふきの低い仕事なんてないしな」と話します。 『手伝ってもらってありがとう。 本当は大屋根の作業はしたらいかんの、危ないから息子に止められてるの』、 『カワラ屋さんだって電気屋だって、 ずっと若い時からやってるからへっちゃらなんだけれど、落ちんうちにやめとかんといけんね』と、 今日は70歳おんなじ者同士、 二人で手助け作業を終えて、無事を何より安心します。
嬉し過ぎて電話したのよ 2015年10月21日 | お客さま 楽(たの)しみは あのねと聞いて ドキッとし よろこび電話 ホッと聞くとき 「こんにちわ、昨日は新しい洗濯機持ってきてもらってありがとう」と、 Kさんちのばあちゃんから電話です。 当店からの洗濯機ではなかったです。 何回も何回も調子の悪い洗濯機を、ばあちゃんちに駆けつけ直します。 「新しいの買います。アトムさんにお任せの、使いやすい洗濯機持ってきてね」、 『一人暮らしのばあちゃん、買うってこと、都会の息子さんに了解してもらおうかね』、 「なに言っとんさる。せんでもえ~え、え~えせんでも。 私が金出して買うんだから大丈夫、え~えで」と買っていただいた、パナソニックの最新型の洗濯機です。 『電気はこれで入ります。次はこのスタートボタン押すだけ。たった1,2と押すだけですよ』、 『洗剤はね、入れ過ぎないように。表示の量より少な目の方がいいですよ。よく落ちますから大丈夫』と分かりやすく説明します。 「こんにちわ、昨日は新しい洗濯機持ってきてもらってありがとう」、 「あのね~、持ってきてもらって昨日は使ってなかったの。今日初めて使うとね、初めて使わしてもらうとね」と、ばあちゃんは間をおいて電話です。 ドキッとします。 間のおき方が、「実は息子から電話があってね~・・・・・・」、「使ってみるとどうも具合が悪くて・・・・・・」と、次の言葉を連想するような、一呼吸も二呼吸も間のおく電話です。 ドキッとします。 『エッ、なにか使っておかしいことありましたのでしょうか?』と、思わず問うてしまいます。 「えっ、なんですかえ。洗濯機は昨日は使わず、今日初めて使ったのです。 それがとっても具合がイイの」、 「使いやすくてキレイに落ちて、今までのと違って嬉しくなるほど使いやすいの」、 「嬉しくて嬉しくて、それで電話したの。本当にありがとう。いい洗濯機ありがとう。嬉しかったので電話したんよ」とニコニコ声の話です。 思わずホッとしました。 喜びのお礼の電話です。 『ありがとうございます。良かったですね、良かったですね。 おまけに、残っていました “はばタンシール券” を、5,000円分明日持って行きます』、 「そんなん、サービスしてもらわんでもいいですよ」、 『いえ、県からのプレゼントです。こちらも嬉しくなって差し上げたいのです』と、電話の応酬続きます。
私、わたしの優先順位は23番なんですよ 2015年10月17日 | お客さま 楽(たの)しみは 優先順位 23番は 猫よりあとと 話聞くとき Aさんちは、 とにか猫がうじゃうじゃ居るお家です。 Aさんちのご主人が、 「猫の部屋の電気、照明器具が壊れたの。アトムさん取り替えておくれ」とご来店です。 『えっ、猫の部屋ですか。よ~く意味が分かりませんがネコの部屋ですか』と問い直します。 ネコの部屋に茶の間の器具を移動し、 茶の間に、リモコン操作の新しいシーリングライトを取り付けました。 作業中も、毛並みの立派な大きな猫が、 廊下から部屋に部屋から部屋に、悠々とした動作でウロウロします。 『Aさん、いったいこの家には何匹いるんよ。確か前に聞いた時は18匹だったよね』、 「そうよ、40年くらいのうちに何十匹という猫がこの家で過ごしたよ。 今は家の中にいるだけで22匹よ、人間二人にネコ22匹なんよ」、 「外から寄ってくる野良猫にも、ちゃんとエサやって、手術してやって何匹もいるよ」と話します。 「猫の避妊手術代やら、エサ代やら、病気すれば治療もするし、 月に4万も5万もいるかな」なんて言いますね。 その時です。奥さんが帰って来ました。 猫のエサを両手に下げて、買い出しからのお帰りです。 ご主人曰く、 「ネコの方がよっぽどいいもの食べてるよ。うちの家は何よりもネコ大事なの。 大切なもの優先順位が、ネコから順番に私は23番手ことになってるんよ」と話します。 照明器具を付けながら、 ご主人からは、猫にまつわる自嘲気味のいい話を聞きました。
元気なんだで、だけどここに世話になったんよ 2015年10月13日 | お客さま 嬉(うれ)しさは 施設に入った 二人して テレビ買うわと 話しするとき とても元気だったPさんも、 少し足の具合が悪くて、今は車イスのお世話になってしまいます。 電話で、 「テレビ世話しとしいの、〇〇に来てもらえんか」と電話をいただきました。 とてもきれいな、出来たばかりの介護施設です。 「お~い、電気屋さんここここ、ここにおるで~」と、 ドアを開けて入ると、憩いのホールで手を挙げて招きます。 とても元気で、生き生きとした顔です。 『あら~、奥さんも付き添いですか』、 『知らんかったがな、ここにおられること』、 「いや、ほんちょっと前からだ、入ったのは。 テレビを一台世話してえな」と、奥さんと二人してニコニコ笑顔で話しです。 『分かりました。少し背の高い台ね、 ボックスも用意して、32型のテレビお持ちします』と説明します。 職員の方が「奥さん、お風呂の時間よ」と声を掛けます。 奥さんがお風呂の方に行かれます。 『Pさん、奥さんは付き添いじゃないのですか、お風呂に?」と聞きますと、 「家内は少しの間だけ、 私はしばらくの間お世話になるの。2人なんよ」と話します。 うん、何かの事情で2人して、このきれいな施設に入られたのでしょうか。 足こそ車イスですが、とっても元気なPさんと、ニコニコ元気な奥さんは二人仲良くお話しですね。
修理できましたよ 2015年10月12日 | お客さま 嬉(うれ)しさは 直りましたと ストーブを 届け今夜は ちと冷えるとき 毎年です。 村を練り歩いただんじりが、神社に帰ってくる夕方4時のころです。 陽がかなり落ちて、サア~っと秋の冷気が感じられます。 奉納された、ものすごい数のお餅です。 境内に集まった老若男女の頭上に、雨あられのごとく物凄い量のお餅が降り注ぎます。 恒例の、秋祭りの餅まきなのです。 袋に満杯のお餅と、両手に持ちきれないほどの景品を抱えて、 夕暮れの家路をニコニコ笑顔で急ぎます。 5時に近いころです。 西の空から真横に差すような陽は、 ずいぶんと弱々しく冷気がより寒さに変わります。 今朝です。 「ストーブの調子が悪いのです。診てもらえませんか」、 「祭りの日に持ってきてすみません。直ったら嬉しいです。今夜あたり寒いでしょうね」と、Fさんちのばあちゃんが、店に石油ファンヒーターを持ち込まれます。 『ハイ、祭りの当番ですが、何とか直して今日中にね』と言って預かりました。 祭りから帰って気付きます。 『う~ん、この寒さ。今日は夕方から急に冷え込んできたな』と、 合間に直していたストーブを急いで持って届けます。 『修理できましたよ。直りましたよ~、 Fさん、ちゃんと直って返ってきましたよ~』と声を掛けます寒いです。 「ありがとう。直りましたか、間に合ったわ。 それにしても急に冷えてきたね。夜になって急に寒く感じるね」、 「ありがとう、ありがとう。間に合ったわ今夜は使えるわ」と、 嬉しそうに笑顔です。 外は真っ暗ヒンヤリ冷える、祭りが終わると、秋も冬に向かって急ぎます。
アトムさんばっかり買ってるの、神戸でも 2015年10月10日 | お客さま 嬉(うれ)しさは アトムのお店 親切ね ハイ洗濯機 お届けのとき 神鍋高原の別荘地です。 日が短くなったばかりではありません。木立に囲まれた別荘は、とても回りが暗いです。 夕刻5時半に納品しますよと伝えて、 ログハウスの玄関先で洗濯機を積んで待っています。 今日はギリギリ夕刻、洗濯機の納品です。 何がギリギリかと言いますと、秋祭り当番で本日は7時半に神主さんがお参りに来るのです。 当番隣保は、今朝から神社で秋祭りの準備です。 準備の合間を縫って、豊岡に冷蔵庫や洗濯機を配達したり、江原に流し台の取り付けしたり、清滝にパソコン設置やテレビの修理と、普段に変わらぬ忙しさです。 別荘のお客さまというのは、 神戸のアトムのお店から「日高町にある別荘、栃本の別荘の持ち主さんが洗濯機を欲しいという事です」、 「地元のアトムのお店を紹介しました」と、 当店を指名してのご依頼のお客さまです。 30年来、ひと月に一度くらい神戸から別荘に来るというお方です。 真っ暗になった玄関先へ向かって、ライトを点けた車が坂道を下ってきます。 大阪ナンバーです。 友達と湯ノ原温泉にお風呂に行ってたと言いながら、 別荘の奥さんは降りてこられます。 スズ虫のキ~~ンキ~~ンという、草むらからの声を聴きながら洗濯機を運びます。 「34年になるのよこの洗濯機。別荘建てた時からの二層式、NECって珍しいでしょ。 その頃って、全自洗てあまりなかったのよ」と、都会・神戸らしいマダムの話です。 神鍋高原に別荘建てて、家族で毎月通ってたそうなのです。 ご主人が亡くなり、子供も大きくなって今ではマダム一人の別荘通いだそうです。 それでも、洗濯機は高原の冬は水が冷たく、二層式ではいけませんわと全自動に買い替えなのです。 「いつも電気製品は、アトムさんばかっり買ってるのよ。神戸でも」、 「アトムさんて、とっても親切なお店なのよ。神鍋の近くにアトムさんがあって嬉しいわ。いいお店紹介していただきありがたいわ」とマダムはニコニコ笑顔です。 「アトム電器さん。街の電気屋さんのアトムさん」という事だけで、 電話の時も、初めてお会いした時も、全くすんなり気心易く、本当に和やかお話しします。
「ふるさとの話」で、とても会話が弾みます 2015年10月09日 | お客さま 嬉(うれ)しさは 赤木に沖野 北垣と 話に書いた 会話するとき 今日はOさんちです。 『こんにちわ、先月のクイズ正解でした。全員にプレゼントです』と、記念の品を届けます。 挨拶しながら立ち話は続きます。 「クイズ楽しませてもらっています。そして、ふるさとの話も読ませてもらっています」、 「ふるさとの話に書いてある人物のこと、あらためてよく分かりました」、 「砂防の神様の赤木さんのことは、豊岡の人は良く知ってますね。 琵琶湖疏水の北垣知事のことは、確か教科書にも載ってたはずですよ」なんて、校長先生だったOさんはおっしゃいますね。 『読んでいただいていて嬉しいです』、 『新淀川の父って呼ばれる沖野さん、高校の同級生が、僕んちのご先祖さんだと同窓会の時に聞きましたよ』なんて会話をいたします。 昨日はNさんちで、 仕事の合間に、クイズに添えてた「ふるさとの話」の中身のことを話題にします。 Nさんちは「砂防の神様・赤木さん」の出身地です。 Nさんは、「赤木家は、昔々は蔵が3つも4つも並んで建つ大地主の家だったね」、 「円山川の流れも、大地主の赤木家などの有力者の考えもあって、今の本流の形になったんよ」なんて、 円山川の歴史も楽しく教えてもらいます。 『砂防の神様の赤木家は、今は公開展示館になっていますね。 大地主の家だって歴史の流れを感じますね』なんて会話です。 クイズに添えて、 故郷の話題を「ふるさとの話」として、もう半年以上書きました。 話しに出てくる地元のお客さんは、 「本当にこんな事だったの、初めて知ったわ。とっても良かったわ。為になるお話書いてもらって」と、 行く先々で、大好評の嬉しい会話が弾みます。
黒ニンニクは元気出るよ~ 2015年10月05日 | お客さま 楽(たの)しみは 一粒だけよ 食べるのは 黒ニンニクを 手にもらうとき S子さんはいつも何かを、 「持って帰って~、これ差し上げるわ」とよく言うお方です。 畑に立っている時は「これ採りたてよ、白菜持って帰って、あれ持って帰って」、 用事を済ませて帰り際には「これ飲んで、これ食べて」と、ジュースやお菓子をいっぱいですね。 公民館に寄付するんだと52型のテレビを納めた時は、 「ハイ、栗を持って帰って。湯がいて半分にしてスプーンで食べるの。子供でも食べられるよ」と袋に一杯いただきました。 今日は、テレビにアクリルパネルの取付です。 友達のKさんも一緒です。 「52型の大型テレビでカラオケ良いわ~。 老人会のじいちゃんばあちゃんに、ムチャクチャ喜んでもらったよ」と話です。 「アトムさん、黒ニンニク食べる。食べるんだったら差し上げるわ」と、 真黒なニンニクを袋に一杯手渡されます。 『えらい黒くてグニャっとしとるね。どうして作ったん』、 「黒ニンニク知らんの、20日間もかけてジャー炊飯器の保温で作るんよ」、 「物凄~く効くよ~、黒ニンニクは。 一粒だけよ、二粒食べたら駄目よ効き過ぎるから」と説明します。 えらいもんを貰ってしまいました。 元気回復楽しみですね。
30年も経ってるから買うわ、いや買わんでもいいよ 2015年09月16日 | お客さま 嬉(うれ)しさは 何ともないと ばあちゃんに 言うても買うと 聞かされるとき 『排水のテストしてみようね、ウ~ン、ちゃんと排水するね』、 『脱水は大丈夫かな?、調子いい、いい、ガタツキもないしブンブン脱水回ってるね』 ばあちゃん「おかしいな~?」 『一応テストに、バスタオル入れて洗濯、ゆすぎ、脱水を通してやってみようか』と、 高水位に設定してスタートボタンを押しますね。 ばあちゃん「おかしいな~?、テストするんですか」 独り暮らしのおばあちゃん、Kさんちから電話です。 「洗濯の途中で止まってしまいました。水が排水せずに溜まったままで止まってしまいました」と緊急の電話です。 予定が詰まっていて、ものすごい忙しい時でしたが、 駆けつけ、ばあちゃんに『どないしたんですか』と尋ねます。 「水が溜まったままで流れんの、見て~な、どうしたんでしょ」と、 ばあちゃん、困り顔で訴えますね。 『一応テストに、バスタオル入れて洗濯、ゆすぎ、脱水を通してやってみようか』と、 スタートボタンを押して、 『ばあちゃん、3時までに但馬銀行に行かんならんの』、 『もう15分もないでしょ。なのでスタート押してテストにこのままにしておくからね』 『但馬銀行から引き返して、ちゃんと最後まで排水・脱水してるか見るからね』と言ってダッシュで銀行へ走ります。 30分ほどして引き返して洗濯機の様子を見ます。 『ばあちゃん、ありゃあ~、水が溜まったままで止まっとるがね』 ばあちゃんは、 「アトムさんが銀行に行きんさったから、洗濯途中で私が止めたよ」 『そんなん、脱水までのテストして行くって言ったわね。止めたらあかんわね』 『もう一度、洗濯機とにらめっこして脱水までテストしましょ』と、ばあちゃんと2人で排水しなくなるかとテストです。 じっと洗濯機の前で待つって長いですな~。 『何ともないようですよ。もうしばらく様子見てください』とばあちゃんに言うと、 「もう30年も経っとります。〇〇子さん(東京の息子さんのお嫁さん)がうちに嫁いできた時からです。30年になっとりましょうで」 「アトムさん、新しいの買います」 『ばあちゃんね、この洗濯機は2005年って書いてありますよ。10年しか経ってませんよ。こんなにピカピカきれいだし』 「いや、アトムさんから買っとれへんけど、この洗濯機は30年経っとります」 『いえ10年ですよ、10年しか経っていません。勘違いです」、 『買ったりしなくても大丈夫。どこも悪くないですよ』と優しく優しく説明します。 30年はないでしょう、ばあちゃんの勘違いにも程があります敵わんですね。
今月は難しかったわ~、でも賢くなったわ 2015年09月09日 | お客さま 楽(たの)しみは 難しかったわ 居待月(いまちづき) 9月のクイズ ネタ話すとき 「アトムさ~ん。今月の答えは “イマチヅキ” だってね」、 「先日は電話で教えてもらったけど、今月は難しかったね」と、配り物を届けに寄ったUさんちの奥さんが、ニコニコ笑顔で声かけますね。 いつもお届けしている、クロスワードパズルの5文字の答えのことです。 ちょうど一週間前です。 息子が、Uさんちにエアコンの相談にお伺いします。 届いたクイズを奥さんが解かれたところ、 エアコンの相談をしながら、息子に答えを尋ねられたようです。 答えを知らなかった息子は、 リ~~ン「5文字の答えは何なの、今月は難しいってUさんが聞いてるけど、答えは何なのよ」と店に電話がありました。 『えっ、答えを言ってくれって、それじゃあクイズにならんがね』と応えたものの、 エアコン買ってもらわにゃならんし、仕方ないね “イマチヅキだよ、居待月(いまちづき)” って言うよ』と応えます。 「アトムさん、毎月のお便りためになること書いてあるわ、賢くなったわ」、 「でも、今月の居待月は知らなかったわ」と話が始まります。 「満月の二日前は十三夜月(じゅうさんやづき)でしょ、一日前は小望月(こもちづき)でしょ」、 「そして中秋の名月は、今年は9月27日かしら」、 「満月の次の日は十六夜(いざよい)でしょ、とってもきれいな月ね」、 『そうですよ、十六夜の月が満月なんできれいなの。 十五夜より月の出が遅れるので “ためらう月の出” から、いざよう月と呼んで、十六夜(いざよい)と書くのです』、 Uさんちの奥さんは、 「十七夜は月の出を立って待つから “立待月(たちまちづき)” でしょ」、そこまでは知っていたのよとおっしゃいますね。 中々よく知ってられるやないですか、 奥さんも物知りです。 私が、五文字のヒントを「中秋の名月の、次の次の次の夜」って書いたのが悪かったのでしょうか。 十八夜の呼び名が思い出せなかったと言われます。 『奥さん、居待月の次の夜が “寝待月(ねまちづき)” 、 その次の夜が “更待月(ふけまちづき)” って言うね、月の読み名って面白いね』と、9月のクイズのネタを肴に話しが弾みます。
こりゃ~きまるわ、はばタンシールの金券は 2015年09月02日 | お客さま 嬉(うれ)しさは もっと引いてと 言われても はばタンシールの 印籠あるとき 『冷蔵庫のお買い上げ、ありがとうございました』、 『昨日からなのです。20%の還元金券の “はばタンシール” を差し上げています』、 『4万円の冷蔵庫には8千円どうぞ。裏面のお店で使えます』、 『もちろん、当店でも買い物に使えます。当店で使って頂きますと、鼻セレブをプレゼントします』と、 Tさんに、冷蔵庫の代金をいただきながら、シールの台紙を8冊手渡しました。 「へえ~~、ビックリしますね~。8千円も頂けるのですか」、 「4万円くらいの買い物で8千円も付くのですか。ムチャクチャお得やないですか」と、Tさんはもう感激感謝の笑顔です。 9月から始まった県助成事業の「ごっつい!お買い得ポイントセール」は、 早速『ハイ、シールを7枚貼りますよ』、 『ハイ、パソコンの分です。シールの台紙20冊で2万円の現金と一緒ですよ』、 『ハイ、高級炊飯器ありがとう。1万2千分のはばタンシールです』と、次から次へと出て行きますね。 電話がリ~~ンと鳴りました。 「アトムさん、今日届いたお便りの中にえらいお得なこと出てますね」、 「うちは豊岡市の者でないけど、20%の金券て貰えるのでしょうか?」、 「エアコンと冷蔵庫と買いたいと思ってたとこなの。別々の名義で買うと2万円ずつ付くかしら」なんて問い合わせです。 『八鹿のお客さまも、どこのお方でももちろん差し上げますよ。金券での買物はぜひ当店でどうぞ』、 今度の20%金券お返しセールは、ものすごい反響ですね。 そうでしょう、 ポンと2割も返ってくるって、前代未聞の大サービスですよ。 ムチャクチャな反響があって当たり前のものですね。 本日ご相談に伺ったFさんち、 『ありがとうございます。ビルトインのガスコンロは、特選品カタログのこの商品ですね』、 『アトムはホントにどこにも負けない大特価、 89,800円と取り付け工事費となります。ありがとうございます』と説明します。 横から奥さん、 「もうちょっと安くなりませんか?。もう少し負けてもらえませんでしょうか」とおっしゃいますね。 『奥さん、ムチャクチャいいお話です。負けときましょう。 県から応援です。1万8千円の金券をお渡しします』と、お得なお話し説明します。 「わああ~~、ありがとうありがとう。 アトムさんとこはそんなことやってるの」と、一瞬にして笑顔満タン満足ですね。 まるでまるで「 “ひかえ控え~、この紋所の印籠が目に入らぬか~、ひかえ控え~” 」という気分です。
振り込め詐欺と疑われますがな 2015年08月24日 | お客さま 楽(たの)しみは お金払うと じいちゃんは ATMまで一緒 行くと言うとき 『ハイ、きれいに映るようになりましたよ。これで大丈夫』と言って、テレビの設置を終えますね。 「ありがとうございます。雷が落ちてから、農協さんに保険のことでちゃんと手続してもらって、 アトムさん早く持ってきてもらい、ありがとうさんです」と、ばあちゃんはペコペコお礼ばかりの笑顔です。 ばあちゃんの、ベットのそばのテレビを取り替えました。 「そうそう、今日来てもらうの分かっとって、わたしゃあお金用意しとれへんわ」と、 ばあちゃんが、財布にお金がないこと気付いて話します。 『おっと、宜しいですよ宜しいがな。お金は後でよろしいですよ』と、 ばあちゃんに話すそばからじいちゃんは、「アカンちゃ、ちゃんと据えてもらっとって、すぐ払わんとアカンちゃ」と言いますね。 「ワシがすぐ払っちゃる」と、財布をのぞき込んで叫びます。 『あ~あ、足らんがな。 アトムさんが3,6800円とリサイクル料に5年保証で、4万ちょっとと言いんさるが、足らんがなちょっと」と叫びます。 『よろしいですよ、あとで又いただきに来ますから宜しいですよ』と、手を左右に振って言いますね。 言ってもじいちゃんは納まりません。 「連れて行っておくれんしゃあな。銀行に、車乗せて行っておくれんしゃあな」、 『今すぐですか、銀行ですか』、 「いや、キャシュコーナーでいいですや~な。 バリュー(スーパーの名前)のATMに車で連れてって」と頼みます。 『なんや90才に近いじいちゃんと、ATMに一緒に行ったら振り込め詐欺の手口みたいですなあ。 振り込め詐欺と疑われますがな。あんまりしたくない話ですね』、 そう断っても、じいちゃんがどうしても「連れて行ってくれ」、 「付いて来てくれ、ATMの後ろまで付いて来てくれ」と言います。敵いませんな。 現金払いを、どうしてもしなくちゃ気が済まぬじいちゃん相手に、 有難いことやら、時間がないやら、ちゃっぴり困るね敵いませんね。