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ばあちゃん、ほれ25年経ってるよ

2016年10月04日 | お客さま




 楽(たの)しみは   25年使った  洗濯機  よう頑張ったと  手を合わすとき



「私(わた)しゃあ、2槽式洗濯機がよろしいですやあな」と言って、
Tさんちのばあちゃんは傷んでしまった洗濯機を愛おしそうに眺めます。

ご注文の2槽式洗濯機を配達します。

「息子の仕事着は色が落ちるの、白いもんと別々に洗わんならんし、
どうも全自動は使いにくいの、洗濯したような気がしないのよ」なんて言って、新しく据え付けた洗濯機を嬉しそうに見つめます。

持ち帰る古い洗濯機にリサイクル券を貼ります。

『電気屋さん、
こんなん券を貼られて洗濯機はどこに放られちゃうのですか?」、

『ばあちゃんが大事に使ってくれた洗濯機は、そこらに放ったりされませんよ。
リサイクルっていってね、分解する工場で丁寧に鉄やプラスチックに分けられるの。そして次のところで材料として再利用されるんよ』と話します。

「よう働いてくれた洗濯機、何年経ってますきゃあな」、
『ほれ、ここに91年と書いてあるでしょ。今は2016年だから25年も経っとるがな。ちょっと錆びとるけれど長いこと頑張ったね』と、25年もよ~く働いてくれたことを伝えます。

トラックの上に載せます。
『ありがとうばあちゃん。それじゃあ帰りますよ』、

走る車の上の洗濯機に向かって、ばあちゃんはそっと手を合わせます。

同窓の誼(よしみ)です。今日もMさんと「人生良かったね」の話をします

2016年09月28日 | お客さま




 嬉(うれ)しさは   人との出合い  岐路のこと  心うちとけ  話し込むとき



お客さまのMさんは、高校の2年後輩です。
店とお客さまの関係になってから、とても懇意に気安く話をする間柄です。

Mさんは話します。

「僕は商業科を出て営業畑、会社設立、社長も経験して今は定年後の年金生活です」、
「いろんな人と出会ってきました。人生の出来事の岐路では、人との出会いがとても大事なきっかけになりました」、

「アトムさんは、出来たばっかりの電気科の卒業でしたね。
メーカー勤務からお仕事の移り変わり、脱サラして電気屋さんになって、アトムになって、いろんな人との出会いで良い人生の岐路を歩んでこられたでしょう」、

なんて、問いかけやら思い出話をお話しですね。

2時間ばかり話し込んで、
「仕事、結婚、子供、社会とのつながり、とても良い選択だった、良い人生だった」と、明るいお話し伺いました。

いつ聞いても、明るい前向きな人生航路の話に感心します。


東風(こち)吹かば 

匂ひおこせよ 

梅の花 

あるじなしとて 

春を忘れそ

学問の神様として、世の崇敬を集めています菅原道真公が、
京を離れるときに詠ぜられた有名な歌です。

1100年ほど昔のお方です。

とても優秀な菅原道真公の人生も、波乱に満ちたものでした。
京の都の複雑な人間関係です。

人と人との出合が、人生の運命を左右してしまいます。
若くして栄達を極め、55歳にして時の右大臣に上りつめます。

57歳で従二位を授かった運命の頂上で、
左大臣の藤原時平に出合います。

馬が合わなかったのですねこの左大臣とは。

確執に敗れ、讒言「ざんげん」(事実を偽り、他人を悪く言うこと)に貶められ、
京の都から、太宰府の地に左遷されてしまいました。

京を離れる時に詠んだ歌が、
有名な「東風吹かば 匂ひおこせよ 梅の花   」なのです。

いつの日か無実の罪が晴れることを願いつつ、
59歳で再び京の地を踏むことなく亡くなられました。

太宰府天満宮には、御祭神として菅原道真公は静かに眠っておられます。

人生は、出会う人そのきっかけで、
良い岐路や、素晴らしい人生がが待ってます。

あんたのところ、本当にええ~家族だね~。いつも読みながら感心してるのよ~

2016年09月21日 | お客さま




 楽(たの)しみは   ぶたまん一緒に  食べながら  セミナー盛況  みな想うとき



Kさんちの床に、
プラズマテレビをゴトンと落としてしまいました。

修理のために貸し出しのテレビを持ち込み、
『修理できるまで、これを見ておいて下さいね』と言って置きます。

隣の部屋に重たいプラズマテレビは移動して、
部品が来るまで置いておこうと、Kさんと二人で運びます。

コードが引っかかり、ゴトンと床に落としてしまいました。
床板に少しですが打こん傷が出来てしまいました。

今日は、懇意にしている大工さんを連れて、打こん傷の補修に伺いました。
大工さんは手慣れたものです。特殊な補てん材をドライヤーで温めながら、塗り付けて傷を埋めていきます。

留守番のばあちゃんと一緒に、大工さんの作業を見て待ちます。
「そんなん、こんな分からん位の傷に直しに来てもらって、かえって気の毒だわ」なんてばあちゃん言いながら、こんな話をいたします。

「電気屋さんとこの孫ちゃん、男の子さんと女の子さんだったね」、
『そうですよ、おとこ、おんなの二人ですが、何か?』、

「いつも見てるんよ。いつも読ませてもらってるんよ。
あんたのところは本当にええ~家族だね~。いつも読みながら感心してるのよ~」と、心の底からうらやましそうに、褒めて褒めての言葉です。

一緒に聞いてる大工さんも、
「ふんふん」とうなずきながら笑顔です。

ばあちゃんは、
「こんなに理想的な、孫と、父さん母さん、じいちゃんばあちゃんとの三世代家族、微笑ましい話題の記事を見て嬉しくなるの」、

「こんなにしゃ~んと仲良しの家族の電気屋さん、だから仕事もきちんとされるんだわ。よ~く分かるんよ」、
「こんな電気屋さんに世話になるって、本当にうれしいのよ」と話します。

似たような話は、もうあっちでもこっちでも聞きます。
そうですわね。お届けしているチラシの同じ記事を見ているお客さまだから、印象は同じことです当たり前です。

どこに行っても聞きますね。

「理想的な跡取りさんがいる、理想的な家族の電気屋さんだから、そんな電気屋さんから買うのが嬉しいのよ」と、
ばあちゃんと同じことを聞きますね。

今夜の豊劇でのセミナーで、アトムのメオさんとお世話になって息子はどんなことを話すのだろうか、
ぶたまんをケンちゃん、ミオちゃん、そしてケンちゃんの母ちゃんばあちゃんと一緒に食べながら、セミナーの盛況をみんなで一生懸命想います。

Kさんちの家族写真を眺めながら

2016年09月16日 | お客さま




 楽(たの)しみは   大家族だね  この写真  眺めて可愛(かわ)い  孫話すとき



『この写真、大家族の集合写真ですね。
ずらっと並んだ可愛いい盛りの小さな子たち、まるで幼稚園くらいにぎやかですね』、

「孫が15人いるの、この子は一番上で高校生、そしてこの赤ちゃんまで15人の孫たち可愛いでしょ。
それに、それぞれのお父さんお母さん勢ぞろいの正月の写真です。全部で25人も27人にもなるかな、にぎやかで良いでしょ」と、尋ねて答えて話します。

KさんちでDVDの修理を息子がやってる間、
私はご主人と挨拶がてらに話します。

Kさんには5人の子供さんがいらっしゃいます。
それぞれのお家に、お孫さんがいらっしゃいます。その数がすごいのです。

「私んちの孫は全部で15人います」とおっしゃるとおりに、
それぞれのご家族に、平均3人ずついらっしゃることになります。

Kさんの子供さん5人も、まあまあ多い方ですが、
それぞれのお子さんの数もしっかり多くてにぎやかです。

いつもお正月には、
大家族の集合写真を写して部屋に飾っておられるそうです。

「アトムさんとこも孫さん可愛いでしょう。それに三世代仲良く同居で素晴らしいことです。
ひとつ屋根の下に大勢暮らすって良い事ですね」と褒めてお話しされますね。

Kさんちの集合写真は、
Kさんご夫婦、お孫さんが15人、そしてそのお母さんお父さんが10人の27人です。

『この大家族の集合写真は奇跡のような素晴らしいものですね。
なかなかこれ程のものは表彰ものですよ』と言って感心します。

帰りの車で運転する息子に話します。

お父さんの兄弟は7人、上の姉から順番に子供の数は2人、2人、2人、3人、2人、2人と我が家が2人だろ、
じいちゃんばあちゃんから見て孫15人になるな。

亡くなって今はいないじいちゃんばあちゃん2人と、
7人の夫婦で14人と、孫15人で合わせて31人にもなるねと話します。

Kさんちより4人も多いと話します。

でも残念です。
Kさんちは27人が全員健在での集合写真です。

当家の場合は、7人のうち亡くなって欠けたりしていますし、
じいちゃんが亡くなった後に生まれてきた、電気屋の息子はじいちゃんと集合写真には入れませんね。

やっぱりKさんちの、皆さん健在な大家族集合写真は奇跡のように凄いです。

東井先生のふるさとで

2016年09月06日 | お客さま




 楽(たの)しみは   雨降る中で  ばあちゃんの  見送る姿  窓開けるとき



第5回ペスタロッチー賞(昭和34年)の受賞に輝く、
東井義雄先生のふるさとは、山間(やまあい)に深く入った静かな里です。

東井先生の生家・浄土真宗東光寺が見え始める、
村の入り口にある作業場の建物に、素朴な看板が立てかけてあります。

「遠い祖(おや)たちが営々きり拓(ひら)き守り育ててきた 私たちの村 私たちのふるさと 東井義雄先生のことばより」と、
太い文字で書いてあります。

本当に少ない戸数の集落です。

東井先生と同じ村で生きてきたことの誇り、生まれ育った村をこよなく愛する心、
東井先生の教えを素直に受け止めた、とても素晴らしい言葉が通り過ぎる人の目に入ります。

但東町佐々木の、独り暮らしのおばあちゃんちへテレビを配達します。

「まあ、いつもアトムさんからお便りもらって、楽しく読ませてもらってます」、
「よろしい~な~。可愛い孫さんと家族仲良く、素晴らしいことです。そんな電器屋さんから買うこと私や~嬉しいのです」と、90近いばあちゃんはアトムから買うこと嬉しいと話します。

ばあちゃんちは、8年ほど前に二人暮らしだったご主人が亡くなり、
それまでご病気がちで、家の中でもいつもベットに横になっておられたばあちゃんは、ご主人亡くなってから気丈に頑張って独り暮らしの毎日なのです。

『ハイ、このボタンがばあちゃんの好きなBS見るボタンですよ、
このボタンで音を大きくしてね、ばあちゃん耳が少し遠いので、もうちょっとかな30くらいで聞こえるかな』なんて説明しながら話します。

ばあちゃんは突然面白い事を話します。

「テレビは戦争中からあったですきゃあな」、
「たしか、若いとき勤め先で見たような気がするんですが」と話します。

『ばあちゃんね、テレビは昭和28年から。
今の天皇陛下が結婚される時、34年のころから各家庭に普及したんよ』、

「ああそうだったかいね。そう言えばうちもテレビなんてずっと無くって、プロレスなんかよその家に見に行かせてもらったな」、
「あんたんとこは電気屋さんで、そのころテレビは」、

『そのころは農家、電気屋さんではなかったの。私の子供のころテレビなんか買う金なかったの。
私が学校出て都会に出るまで、とうとうテレビが家にはなかったのよ』、

『その仇討ちのよなもんですよ、大きくなって電気屋してテレビを売りまくっとる訳なんよ』なんて冗談言って笑います。

外は雨です。
『ありがとう。帰りますありがとう』と言って走る車に向かって、玄関先でばあちゃんは手を振り見送りますね。

窓から雨が吹き込みます。
仕方がありません。ばあちゃんに応えて頭をぺこぺこ、手を振り顔が濡れますね。

草紅葉(くさもみじ)は知ってたわ、でも柿紅葉(かきもみじ)は知らんかったわ

2016年09月04日 | お客さま




 楽(たの)しみは   分からんかったわ  カキモミジ  草なら知ってた  言い渡すとき



Uさんちの奥さんが遠くから手を振って走ってきます。
「アトムさんアトムさん、今持っていくとこ」と紙を差し出しながら近づいてきます。

朝はまだ6時になっていません。
水門のカギを開けるために川の方に歩きます。

Uさんちは川の下流にあるお家です。
早朝のウォーキングの途中に、店の郵便受けに入れるつもりでしょう。
でんきや便りを届けた2、3日後には、いつもクイズの回答が入っています。

ちょうど水門のところで私をつかまえて、
「アトムさんアトムさん、クイズで大盛り上がりだったのよ、昨晩は」とニコニコ笑顔で話します。

Uさんちには、
関東に嫁いだ娘さんが、お歳の父さん母さんを面倒見るため、ちょうど帰っておられます。

「難しかったわ~、今月のクイズとっても難しかったわ。家族みんなでワイワイ大盛り上がりで解いたのよ」、
「娘がネットで調べてやっと分かったわ。5文字の答えは 〝カキモミジ” でしょ。草紅葉(くさもみじ)は私も知ってたけれど、柿紅葉(かきもみじ)はね~」と感心したようにおっしゃいますね。

『すみません、すみません。柿の葉が色づくさまをカキモミジって、あまり使わないのにすみません』、
『分かりにくいかなあと思って、5文字のヒントを 〝秋の庭に実のなる木が色づくと・・・・” と書いてたでしょ』と、難しすぎたことを詫びますね。

先生をしておられたUさんちの奥さんでも、
難しいと言ってた今月のクイズです。

昨日届いたいる筈です。
いつもならば豊岡のKさんも、Nさんも数時間のうちに回答のFAX来るのに、今日になってもまだですね。

Uさんを含めて4通回答がありました。
全員が 〝とても難しい、難し過ぎる” のコメントつけて、

Iさんなどは 〝モミジカキ” なんて答えて、
「問題作りを間違っていませんか」のコメント、コソっと書いて来ています。

あっという間ですね、月日の流れるの

2016年08月30日 | お客さま

豊岡市役所


 嬉(うれ)しさは   水にも耐えて  長生きね  修理しながら  ああ思うとき



Nさんちの奥さんから、
「冷蔵庫の冷凍室に氷が固まって引き出せないの」と電話です。

市営住宅にお住いのNさんちへ走ります。

『ハイ、氷を取り除きましたよ。冷凍の引き出し出るようになりました』、
『引き出しのこのパッキンが外れていました。左の方ばかりに氷が成長してたでしょ、外から湿った空気が入って氷になったのです。
パッキンをきちんと付けましたから大丈夫ですよ』と説明します。

「ありがとう。直って良かったわ。ありがとう、ありがとう」、
「この冷蔵庫買ってすぐに、台風の洪水で浸かってしまいましたね。あれから何年になるかしら、随分になるわね」と奥さんは感慨深げにおっしゃいますね。

このナショナルの冷蔵庫、幅はありますが奥行きがとても短い大型冷蔵庫です。
とても立派な新築のお家に買っていただいたものです。

『奥さん、この冷蔵庫ご主人もお気に入りでしたね。
新しいお家に買っていただいて13年と半年になりますよ。平成15年の春でした』、

奥さん、
「それでは買ってから1年半年で、冷蔵庫の下30センチほど浸かったのですね。
豊岡を襲った平成16年の23号台風は大洪水で、新築の家も浸かってしまいましたね」と話しです。

『あの大水害の23号台風から今年で12年も経ちますか。早いものですね』、
『今年は北海道に何度も、今日は東北に台風10号が上陸しそうで大変ですね』、

『12年前も、全国あっちもこっちも台風の当たり年。但馬の方にはあまり来なくて助かるわねと言ってて、秋の終わりの10月20日に台風23号大襲来でしたね。
豊岡も日高も大洪水で何もかにも浸かりましたね』と話を続けます。

修理に伺った冷蔵庫は水害に耐えて長生きしています。
でも、12年の長い年月世の中変わります。

Nさんちも事情があって市営住宅住まいです。
ご主人も亡くなられました。

豊岡市も合併し、市役所も新しく建て替えられました。
当店も水害の数か月後にアトムに入りました。

買っていただき1年半で大水害で浸かった冷蔵庫、今まで元気に働き続けています。

修理しながら、12年の歳月ああ懐かしや、
ああ嬉しや、ああ悲しや、色々あります思います。


じいちゃん、何ともないよ

2016年08月25日 | お客さま




 楽(たの)しみは   はてなどうして  映るのよ  電気屋来ると  直る聞くとき



電気屋が来ると、直っちゃうとよく聞きます。
今日もKさんちのじいちゃんから「アトムさ~ん。テレビが急に映らんようになったんよ。診に来てもらえんか~」と電話です。

訪ねて聞きます。

「年寄(とっしょ)りで何(なん)もすることないもんで、ずっとテレビの守(もお)りですわ」、
「さっきまで映っとったのに急に映らんようになりました。電池も新しいのにしたけれど、どのボタン押さえても画面が出ません」とじいちゃん話します。

テーブルの上のリモコン持って、
『どれどれ、どうなったでしょうか?。電源ボタン押しますよ』とボタンを操作いたします。

テレビの画面はスッキリと映ります。
どこをどう押さえても正常に映ります。

じいちゃんは訴えます。
「あのなあ、私(わたしゃあ)BSが好きだもんでよく見るの。8チャンネル見てたら画面消えたんよ」、
「確かに消えた。ほかのチャンネルにしてもおんなじだったな」と話します。

いくら症状を出そうといろいろやっても、正常のまんまで全く症状出ませんね。
じいちゃんは「電気屋さんが来ただけで、テレビも怖がってしゃんと映るがな」と言います。

私も、
「昔からテレビでもなんでも、電気屋さんが来るだけで直ってしまうと言いますね』、

『まあまあ、もしかしたら私帰ってすぐに症状出るかも分かりませんが、
その時は遠慮せずに、すぐ知らしてな』と、映ってよかったよかったと言うじいちゃん残し、街の電気屋帰ります。

リモコンの電池2本、今すぐですか

2016年08月18日 | お客さま




 嬉(うれ)しさは   今すぐですか  ばあちゃんち  かがやく月を  見て走るとき



「テレビのチャンネル替えても映りません。
真ん中になんか字が出て映りません」と独り暮らしのTさんから電話です。

別の用事で今日伺った際に、エアコンのリモコンへテレビの電池を使ってしまいました。
『この台所の小さいテレビは、横のこのボタンでチャンネル替えてね』と頼んで帰りました。

「茶の間のテレビ見ればいいんだけれど、
この小さなテレビも見たいんだわ。電池持って来てもらえれへん」と電話です。

どうも隣のボタン押してしまって、アンテナ付けてないBSかCS受信になっているようです。
ばあちゃんは、どうしても電池二本を持ってきてと言うのです。

ばあちゃんちは遠いです。
箸を置いて飛び出しました。

外は満月きれいです。
ばあちゃんの喜ぶ顔を想って走ります。

ものすごく蒸し暑いですね

2016年08月17日 | お客さま




 嬉(うれ)しさは   工事を終えて  試運転  汗引く部屋で  話しするとき



「ものすごく蒸し暑いですね」とお客さがねぎらいます。

気温がだいたい30℃以上の時間帯では、
湿度ってものは70%前後が普通です。

もちろん38.2℃は暑いです。
気温そのものが熱いのです。

湿度が70%でも38℃プラス70%が蒸し暑いのです。

今日は、午前中いっぱいドシャ降りが続く、
『予定のエアコン工事、雨がひど過ぎてできません。午後はあがると思います。午後に工事させてください』と言って、エアコン工事は午後2時ですね。

曇り空です。
日差しはありません。

照りつけるような熱さはないです。
そりゃそうです。気温は29℃です。

うん、今日のエアコン工事は楽勝だね、
なんて思って取り掛かります。

ところがどうでしょうか、
曇っているのに、日差しがないのに、動くすぐそばから腕に首に汗がドバっと噴き出します。

腕の汗は、
ツルツル、ツル~っと肘にたまってポタポタ流れ落ちていきます。

29℃くらいの気温になりますと、35~36℃の空気中に飽和することができる水分からドドっと落ちていきます。
29℃の空気中に蓄えることのできる水分は少なくなるのです。

なので、雨が降っていたさっきまでの空中の水分はそのままで、
気温が下がりますから湿度は90%とか95%とかになるのです。

29℃の空気を絞れば、雨になってしまう直前のようなものです。

「ものすごく蒸し暑いですね」のねぎらいが身に染みる、
腕から汗がポタポタ状態ものすごい、

着ているシャツも、ズボンの腰のあたりも、
ずっくり汗を含んでべしょべしょでした。

試運転に入って、涼しくなった部屋でリモコン操作を説明する時、
なんともありがた~い、いい気持ちです。

独り暮らしのばあちゃんち、今日はどえらいにぎやかですね

2016年08月12日 | お客さま




 嬉(うれ)しさは   ばあちゃんいいね  にぎやかで  買うのもぜひに  頼むというとき



「アトムさ~ん、水がボタボタと落ちてくるの~。
エアコンすぐに診に来て~」と、独り暮らしのばあちゃんちから電話です。

ばあちゃんち、2年ほど前までは体が少し不自由なじいちゃんと二人暮らしでした。
今は、ばあちゃん寂しく独り暮らしです。

野菜作りに精出す働き者のばあちゃんは、
「孫は賢くてねえ~、良い学校に行ってるんよ」といつも自慢話を聞かせます。

「跡取りの息子たちも、エエとこに勤めてるんで都会に出たまんま、家なんかとっても帰ってきません。
なんぼ歳をとっても、年寄り二人で暮らしてるの。今じゃあ独りで頑張らんといけませんや~な」と、

何かにつけて用事で呼び出す街の電気屋さんに、いつも独り暮らしが寂しいのでしょうね。
自慢のような、悔やみのような、お話しぶつぶつ言いますね。

『こんにちわ~、エアコン診に来ましたよ~』と声掛ける間なく、
都会から帰ってきた息子さん達2~3家族でしょうか、家の外、中から「こんにちわ~、こんにちわ~。電気屋さんが来ておくれたよ~」とおおぜいの挨拶ですね。

息子さんたちも、お嫁さんたちも、
その家族の子たちも、ワイワイと家中の掃除や片付けに大にぎわいです。

いつも寂しいばあちゃんちに、
パッ~~っと大家族の花が咲いたようなにぎやかさです。

水がポタポタ落ちるエアコンは、
ドレンホースの外からのバキュームで直りました。

ところが、このエアコンとても古い代物です。
30年は経ってる凄いやつ、外の配管もボロボロ状態で、上から下まで銅管が素っ裸状態、

ドレンホースももちろんボロボロちょん切れて、
『ビニールか何か敷くから貸して~』と頼んで、ドレン水を外に排出する工夫をします。

『ハイ、水は中にこぼれないように直りましたよ』、
『でもね、リモコンも付いとらん物凄い古いエアコンなの、ばあちゃん、息子さんたちに “エアコンいいの買って、買わんといけんと電気屋さん言っとたよ” と頼むんだよ』とばあちゃんに伝えます。

お盆と正月くらいしか集まらないことでしょう。
親孝行に、エアコン買ってとばあちゃん頼んでもバチは当たらんお盆です。

このごろご紹介で、初めてのご来店で・・・・・

2016年08月11日 | お客さま




 楽(たの)しみは   紹介されて  エアコンや  新規に売れて  テレビ出るとき



エアコンの工事を終えて試運転をしながら、お客さまとお話しします。

「うん、今までは近くのY電気店にお世話になってたけれど、店主が亡くなってね」、
「量販店から買い慣れてないし、やっぱり町のでんき屋さんに世話になりたいしね」と、ご主人のFさんは話し始められます。

Fさんちは、
当店の大切なお客さまMさんからの紹介なのです。

Fさんはお話しされます。

「電気屋さん、アトムさんはいいね。若い元気な跡取りさんが継いで、仕事もおおぜいの個人客が相手で」、
「部品の下請けの仕事を何十年もやって来たけれど、大変ですよ。息子にも継がすの止めようかと考えてるのよ」なんて、仕事の苦労を話されますね。

「電気屋さんとこの、時代に合わせた仕事のやり方、どうなん」と尋ねられます。

『町のでんき屋もここ何十年と、店の数減るばかりなのです。
でも、若いもんと夢をもってやっているからには、いろいろ時代に合わせて工夫しているつもりで頑張っています』、

『MさんからFさんちを紹介されたように、
紹介されたお話から、エアコンでもなんでも売れる件数がおかげさんで多いのです』、

『とっても多いのです』、
『それに、ネットなどでご来店のお客さまも多くて、ありがたい事だと感謝しているのです』なんてお話しいたします。

Fさんの苦労話を聞くことから始まった会話が、
電気屋さんのお客さまの増える話に代わってしまいました。

振り返ってみましても、
当店は、創業当時から一軒一軒ローラー作戦のように、外回りの営業活動の毎日でした。

だからと言って、
バンバン新規のお客さまが増えたような感じはしませんでした。

今です。
今はほとんど昔のような営業活動は致しません。

ところがどうでしょうか、
お客さまからのご紹介での新規のお取引が、とてもとても多いのです。

今月のひと月を、
ちょっと振り返り思い出してみましても、新規の紹介での配達取付の場面ばかりが出てまいります。

それと同じような数だけ、新規のご来店です。
全部と言ってよいでしょう。「ネットで検索しましてこの店にしました」とご来店のお客さまが続きます。

落雷の被害で困って検索、
当店で初めてお買い上げのIさんは凄い。エアコンからパソコンまでまとめ買いになりました。

すると今度はそのご親戚が、
「テレビ2台買うわ、じいちゃんばあちゃん用に2台」と、お盆に間に合ったとお買上げですね。

エアコンの試運転中にFさんとお話しした、
お客さんが次から次に増える楽しみ、昨日も今日も続きます。