本日二十日は彼岸の入りで、あと三日後の彼岸の中日は「秋分の日」の祝日ですね。
「暑さ寒さも彼岸まで」と昔から言いますから、さすがの暑さも和らいで、ひんやりした涼風が吹くことでしょう。
店の展示も、石油ファンヒーターや電気ストーブに電気毛布、それに加湿器を並べて待ちますね。
電気屋さんて欲張りですね、つい先日までは『暑い暑い、死ぬほど暑い~』なんて言いながらも、エアコンの売れ行きにニンマリ微笑み喜んでいましたね。
さすがの暑さも彼岸近くになりますと、最高気温も30℃に届かずエアコン売れるほどには暑過ぎず、暖房機には早過ぎますね。
欲張り電気屋さんは、凌ぎやすい気温はお好きでないようで『暖房機早く売れる寒さ来ないかなあ~』なんて欲なこと考えますね。
「扇風機を仕舞ったら、入れ替えにすぐストーブを出すの」と言うお客様ありますね。
両方部屋に出したまんまのおうちって案外見かける、電気屋さんの喜びそうな、暑いか寒いのどちらかしかないような、そんなおうちが好きですね。
ところで今年は変ですね、彼岸花をちょっとも見かけないじゃあ、ありませんかね。
毎年彼岸のこの頃は、稲穂に並んであぜ道に一直線に咲いてます、彼岸花。土手の斜面の彼岸花、真っ赤なじゅうたん模様が鮮やかなのに、今年は一本も見かけませんね。
茎が一本まっすぐ伸びて葉が一枚もない彼岸花は、地上の暑さに恐れをなして飛び出す時期を失ったかな?、それとも、もしや夏のあんまりの暑過ぎで、地中の根っこから枯れたかな?、いずれにしてもあと三日、彼岸に間に合うか心配します。
彼岸の入りの本日は「敬老の日」の祝日で、23日も「秋分の日」で祝日なのです。
電気屋さんは欲張りで、世間に逆らい休みませんね。早く過ぎてよ連休なんて、早く来い来い秋に冬、暑さが終われば寒さを待ち焦がれる、欲張り電気屋の彼岸です。
《寒さ来い のど元過ぎた 夏忘れ》