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早く来い来い、秋に冬

2010年09月20日 | 季節(秋)
(暖房機や加湿器を、展示して準備しています)


本日二十日は彼岸の入りで、あと三日後の彼岸の中日は「秋分の日」の祝日ですね。
「暑さ寒さも彼岸まで」と昔から言いますから、さすがの暑さも和らいで、ひんやりした涼風が吹くことでしょう。
店の展示も、石油ファンヒーターや電気ストーブに電気毛布、それに加湿器を並べて待ちますね。
電気屋さんて欲張りですね、つい先日までは『暑い暑い、死ぬほど暑い~』なんて言いながらも、エアコンの売れ行きにニンマリ微笑み喜んでいましたね。
さすがの暑さも彼岸近くになりますと、最高気温も30℃に届かずエアコン売れるほどには暑過ぎず、暖房機には早過ぎますね。
欲張り電気屋さんは、凌ぎやすい気温はお好きでないようで『暖房機早く売れる寒さ来ないかなあ~』なんて欲なこと考えますね。
「扇風機を仕舞ったら、入れ替えにすぐストーブを出すの」と言うお客様ありますね。
両方部屋に出したまんまのおうちって案外見かける、電気屋さんの喜びそうな、暑いか寒いのどちらかしかないような、そんなおうちが好きですね。

ところで今年は変ですね、彼岸花をちょっとも見かけないじゃあ、ありませんかね。
毎年彼岸のこの頃は、稲穂に並んであぜ道に一直線に咲いてます、彼岸花。土手の斜面の彼岸花、真っ赤なじゅうたん模様が鮮やかなのに、今年は一本も見かけませんね。
茎が一本まっすぐ伸びて葉が一枚もない彼岸花は、地上の暑さに恐れをなして飛び出す時期を失ったかな?、それとも、もしや夏のあんまりの暑過ぎで、地中の根っこから枯れたかな?、いずれにしてもあと三日、彼岸に間に合うか心配します。
彼岸の入りの本日は「敬老の日」の祝日で、23日も「秋分の日」で祝日なのです。
電気屋さんは欲張りで、世間に逆らい休みませんね。早く過ぎてよ連休なんて、早く来い来い秋に冬、暑さが終われば寒さを待ち焦がれる、欲張り電気屋の彼岸です。

《寒さ来い のど元過ぎた 夏忘れ》

あみだくじ

2010年09月14日 | 季節(秋)
(今宵は地区のお祭り、阿弥陀(あみだ)祭りでした)


わが地区には、崇め祭る神様や仏様がいろいろありますね。
氏神様の「熊野神社」は秋祭り、「観音さん」と信仰深い観世音菩薩に、「お地蔵さん」と親しみ込めて地蔵盆の地蔵菩薩、子供の夜泣きを治すと信じてお参りされる「荒神さん」、それに阿弥陀如来をお祭りする「阿弥陀さん」がありますね。
本日9月14日は、「阿弥陀さん」をお祭りする阿弥陀(あみだ)祭りの今宵です。
2年前の阿弥陀祭りは、中秋の満月が晴れた夜空に浮かんで、光の仏様のお祭りにぴったり素晴らしい夜でした。
本日一日中雨降りで、半月が出ているはずの夜空も真っ暗、光の仏様もさっぱりですね。
仏さまの中でも最高位の阿弥陀様、無明の現世をあまねく照らし、私たちの世界を心安らかに見守ってくださる仏様なのです。

「あみだくじ」ってありますね。
人数分の縦線の下の端に、当たりハズレを書いて各自が引き当てるクジのこと、今では一般的に、縦線の途中に横線を入れて上からジグザグ、ジグザグ右に左に進んで、下の端に辿り着いて、当たりを決めたりいたします。
もともとは、四方に広がる阿弥陀如来の後光のように、中心から周辺に広がるヒモの端に当たりハズレを引いたこと、阿弥陀様の後光がルーツで、現在でも「あみだくじ」と呼ばれる「あみだ」の言葉が残ったわけですね。

本日午後2時半を過ぎた頃、エアコン工事や照明工事、雨降る中のYさん宅でのお話なのです。
Yさんが、「電気屋さん、電気屋さん、今民主党代表選の小沢さんの演説始まったよ」と、テレビを見るように催促します。
手を休めるわけいきません。目の前のテレビは配線工事のために映りませんね、Yさんは、別の部屋のテレビを見れと云うのです。
見ないで仕事を続けていると、しばらくした後Yさん叫ぶ「菅さんが再選されたよ、小沢さんのポイントに大きく差をつけ、ボロ勝ちよ」ですね、
私はどちらが勝っても、どちらが代表になり総理になってもわかりませんね、日本のかじ取りどちらにしても、縦線に横線付け足した「あみだくじ」のように、やることなすこと右に振れたり左に振れたり、ちょっと素人政権まだ引きずって、日本の進路がはっきりしない、期待はするけど心配ばかりです。
マニフェストをもう一遍きっちり見直し、信を問うてほしい、そんな感じの民主党です。
阿弥陀様の後光のように、四方八方に広がる政策打ち立てて、希望に満ちた「本当のあみだくじ」、そんな政権になってほしい、そんな政権が現れて、日本の足元見透かすような国が出てこないこと願います。

《阿弥陀様 どうか日本を 救ってね》

天行健なり、

2010年09月04日 | 季節(秋)
(八代地区に復元されました。昔懐かしい「八代の水車」)


本日も、修理や御用聞きをしながら「アトム特選品カタログ」を、『こんにちは~、いつまでも暑いですね、この暑さはどうなってるんでしょうね』なんて云いながら、一軒一軒コツコツとお届けいたします。
3ヶ月前大型照明器具のTさんへ、『こんにちは~、こんにちは~』と声かけてもお留守です。
国府平野の稲もすっかり実りました。コンバインが広い田圃のあちこちに、稲刈りがぼちぼち始まってきましたね。なのでTさんも稲刈りでお留守かな?。
1ヶ月前地デジチューナーのWさん宅へ、『こんにちは~、お留守ですか~、置いて帰りますよ~』、同じことですお留守です。
それにしても田舎のおうちは、留守でも何でも玄関、勝手口どこもカギなど掛けません。いけどもいけども同じこと、昔っから同じこと、防犯にはよくないがおおらか平和に無用心、感心するほど留守でも開けっぴろげのおうちが続きます。

1ヶ月前冷蔵庫のHさんへ、『こんにちは~、暑いのに元気しとられますかえ~』、「もう暑うてどうにもこうにも弱ってしまうわ~、畑もさっぱりなんよ」と悔やみです。
『涼しくして、クイズでもやってみてよ』と説明すると、「電気屋さんのは難しいわ~、簡単なクイズを結構やってるのよ」と、Hさんはクイズ大好きマニアです。
「魚釣りエサ専用と、釣った魚専用に」と、1ヶ月前冷凍庫を2台も買ったTさんへ、『こんにちは~、こんにちは~』と大きな声で探します。
「ここにいるよ~」と、ずっと向こうの道から手を振るTさんに、カタログここに置いてくよと手振りで合図をいたします。

八代のKおじいさんは80才、1ヶ月前液晶テレビの機嫌を聞きにまいります。
『Kさんはいつも上半身裸ですか?、暑くて外出られませんね』と、テレビの様子と季節の挨拶いたします。
「うん、もうちょっと夕方になったら犬を連れて散歩だ、犬も暑すぎて昼間はべた~っと伸び切ってるよ」と、目の前にべた~っと伸びてる猫を見ながらお話します。
Kさんところはいつ行っても、犬も猫もべた~っと伸びてるほんとにほんわか、愉快なおうち、裸のKさんもほんわか明るいご老人なのです。
1年目テレビのYさんへ、『こんにちは~、ちゃんとしっかり映ってますか~』、「もう何にも買うもの無くってすみません」と謝るおばあさん、『Yさんの顔見るだけで充分ですよ、何でも調子がおかしかったり、分からんことあったら聞いてね、それだけよ』と、こちらも低頭謝りますね。

そんな平和な訪問延々、暑い暑いと云いながら次から次へとカタログ渡し、アトムの御用聞きが続きます。
易経に、「天行健なり・・・・・・」という言葉出てきます。
天行とは、天の動き、日々や季節がきちんきちんと巡っていく様子のこと、9月になれば9月らしく秋の気配も巡ってくる、そのうち必ず冬もやってくる、四季うるわしく、自然はいきいきと喜び晴れ晴れ巡り、大地天空の万物が健やかに成長する様子を、「天行健なり・・・・・・」と云うのですね。
まさに今、水車がゴトン・ゴトンと回り続けている様子を眺めていると、「天行健なり・・・・・・」、平和だな~を感じます。

《9月秋 訪問ばかり 実り後》

コウノトリ翔る郷・豊岡の秋

2009年10月21日 | 季節(秋)
             (豊岡の街を走る大型バスも、カバンのデザイン)

おととい見ましたよ、コウノトリの飛ぶ姿です。
豊岡と云えば、特産の「カバン」に、忠臣蔵の「大石りく」さんに、そして何といっても特別天然記念物の「コウノトリ」なのです。
2年前、コウノトリの放鳥に成功し、野生でヒナが孵(かえ)り、豊岡の空を数十羽のコウノトリが舞っているはずです。
コウノトリ郷公園に行けばいつでも見かけることが出来るものの、普段、街の中でどんどん見かけるというものではありません。
豊岡に住んでいても、もし目の前をコウノトリが飛んでいますと、『お~、飛んどるがな~、見た見た、見えたで~』という感じです。
おととい、久美浜にパソコンを納めに行く途中、店の近くの円山川の堤防、目の前をとても大きなコウノトリが舞ってます。
それも、三羽が優雅に上佐野方面から円山川の川面に進みます。
はっきり見ました、故郷の空を優雅に飛ぶ、とっても素晴しいコウノトリ、
豊岡の道路沿いには大きな看板に、「ここは但馬(豊岡)・コウノトリ翔(かけ)る郷(さと)」、そのものの風景なのです。
豊岡の郷は、このところ晴天続き、広い平野を走り回る選挙カー、実にのどかな秋深まる一日です。
(残念ですが、走ってる車の中からは飛んでるコウノトリは写せませんでした)

如白駒過隙にならぬように

2009年10月13日 | 季節(秋)
            (西の空から射す陽光、ススキの穂白く輝く里の秋)

確か、昨年の9月ごろまでは穏やかな景気回復でしたね。
ところが9月15日、リーマン・ブラザーズが連邦倒産法の適用を申請し、負債総額約64兆円という史上最大の倒産劇へと発展、リーマンショックとして世界的な金融危機を招くことに、
突然襲った大津波で世界経済は滅茶苦茶、日本の景気もいまだによたよたの状態、本当にかないませんね。
昨年9月に就任した麻生総理の「政局より景気回復」、涙ぐましいガンバリもむなしく景気動向は悪化の一途、とうとう政権交代の憂き目でしたね。

海の向こうの大統領もオバマさんに替わり、世の中一年の変化って凄まじいものがありますね。
一年先のことなんかとっても予想がつきません。
今年の元旦、区の互礼会の挨拶で、最後にこんなことを云いました。
『一年前に、昨年末の経済危機の激しさを誰も予測できなかったように、今年の悲観的な見通しだってなかなか当たりっこありませんよ』、『暗~い予測だって、何かのきっかけでパッと好転するかもしれない、絶対そうなる、そうなって欲しい、なるはずだと思いながら一日一日を大事にしましょう』と、
真っ暗な予想ばかりの一年のスタートだったはず、その一年もあっという間にもうすぐやってきます。
全部外れのリーマンショックが来るように、真っ暗予想も全部外れの好転の世界がやってくると信じていました。

あれも凍結、これも凍結、給油支援撤退に、普天間基地どうしよう?、アメリカより東アジア、東アジア共同体に、Co2排出25%削減で産業界悲鳴に、返済3年猶予法案と、
民主党のやってる政策、経済浮揚どころか真っ暗闇に真っ逆さまな予感がしてなりません。
新年の真っ暗予想が外れるどころか、ドンピシャ的中、日本だけどん底二番底の予感です。
十八史略(じゅうはっしりゃく)に出てきます。如白駒過隙「白駒(はっく)の隙(げき)を過(す)ぐるが如(ごと)し」と。
白い馬が、狭い隙間の向こうを通り過ぎるのがちらりと見えるぐらいに、時の過ぎ去るものは速いと云うお話、

民主党の政治も、あんまり事を急いで日本中怨嗟の声が渦巻くことがありませぬように、一年後にはちらりと過ぎ去った白駒のように忘れ去られた「如白駒過隙」になりませぬように、
国際的にも、国内的にも、何卒もうちょっと地に足のついた政治をしてほしいな~、そんなことを感じてしまいます。


村の神社の神様って?、ご神体って?、何でしょうか

2009年10月10日 | 季節(秋)
              (ソバの花が満開、ソバ畑の向こうに府中小学校)

今日は秋祭りの宵宮です。
えっ、写真が違うって、実はそうなんです。夕刻、神主さんがお参りに来られた時写しました。
ところがどういう訳か、撮影画質の設定を最高にしていたため、撮った写真がブログには載り切れません、時間がありません。
仕方ありませんから、ちょっと前にFさんの牛舎前から撮ったソバ畑の写真でごまかしてしまいます。

当番隣保の面々と地区のお宮さん、熊野神社にて神主さんと一緒に、榊を供えかしわ手を打ちます。
その後、境内の籠り堂で隣保の方に祭り準備、ご苦労様と挨拶し、明日の本祭りの無事をお願いいたします。
お酒をいただき、夜食のおむすびをいただきながら、歓談のひと時を過ごします。

そんな時、Wさんが問われます。
「お宮さんのご神体って見たことありますか、何が祀ってあるのかな?」です。
私は、『いや~、見たことありませんね~、知りませんね、石ころか、玉か、剣か、それとも鏡かな」と応えます。
その時、隣保で一番長老のYさんが解説です。
「村の神社の出来た生い立ちは、土地の有力者か、豪族か、はたまた朝鮮半島からの渡来人か、当時の国造りや治世でとっても偉大な功績のあった人が亡くなった後に、その徳を偲んで村に祠を造り、代々お祭りして敬った事から村の神社が成立したのよ。」、
「そもそも神様とは姿はないのです。徳とか心とか、目に見えないものが神様の存在の真の姿で、ご神体に鏡が置いてあっても、鏡は神様ではないんです。」、
「鏡は、それを見る者に自分の心を映して、正しき行いをしているか問うものであって、鏡の後ろの目に見えない空気のような存在が神様なんです。」とお話、

聞いてた皆は、「へ~、そうですか、神様は仏像のように姿を表わさないのですか、神様は空気ですか、心ですか」と、Yさんの解説に感心しきり、籠り堂の善男達は酒を飲み飲み、夜が更けていきます。

中秋の名月

2009年10月03日 | 季節(秋)
                   (天空に輝く中秋の名月)

今日は旧暦8月15日です。
秋の十五夜の月を、中秋の名月と名付け、お供え物をして観賞に耽る日ですね。

夕刻6時過ぎ、『えらい遅くなりました。蛍光管の交換に来ましたよ~』と、Hさん宅へ、
8時になる我家とは大違いです、Hさんは夕食中、『すみません、お食事中に』、「いいですよ、やってちょうだい」とやさしい奥さん。
蛍光管を替える仕草を、下から眺めながらおっしゃいます。「ああ、今日は芋名月ね、きれいな月が出たかしら」と。

夕刻の芋名月は、東の低い空に、うっすらとした雲に途切れ途切れに姿を見え隠れし、静かに流れています。
10時過ぎ、ブログを書こうと外を覗きます。
天空にさしかかった名月は、雲ひとつない晴れた中で、力いっぱい輝いています。
素晴らしい名月、一年中で一番きれいと云われる、澄み切った秋の夜空に輝く中秋の名月です。
おかしいな?、それにしても今日の月、東の空に気づいた時は空高く、雲があったにせよ、月の出を見ることなく月は昇っていました。
そうです、今日は満月ではありません。月齢14の満月前日なのでした。
旧暦の15日が、必ずしも月齢15の満月と云うわけではありません。
今年の場合は、明日4日が満月のはず、夕刻晴れなら素晴らしい満月の月の出が拝めることでしょう。

ところで中秋の名月、昨年はもっと早かったはず、確か9月の区内の祭りだったと思い出し、ブログをめくって確かめました。
そうです、昨年の旧暦8月15日は9月14日の阿弥陀祭りの日、やっぱり今年に比べてかなり早くの中秋の名月だったのです。
いや、今年が遅すぎます。だいたい9月15日前後がピッタリ来ます。秋の名月、芋名月ですね。
さあ、今日の芋名月はばっちり見ました。あとは片月見にならぬよう、今月30日の十三夜、栗名月をぜひとも見たいものですね。

夜間照明の点灯式

2009年10月01日 | 季節(秋)
             (完成した夜間照明を記念してソフトボール大会)

府中小学校の運動場に、夜間照明設備が完成です。
本日夕刻より市長を迎えて点灯式、さわやかな曇り模様、先日の国府ふれあい運動会に続いて、今夜も天候に恵まれ無事点灯式は終了です。
5基の照明塔に取り付けた1Kwのランプが26灯、こうこうとした明りに照らしだされた運動場で記念のソフトボール大会、国府地区の南北に分かれたチームで試合です。
近隣の多くの方の見物もあり華やいだ雰囲気、念願叶った照明設備に皆の顔も喜びに溢れていました。
明かりに照らされ、暗闇に忽然と立つ白亜の校舎は、やさしく運動場を見つめているよう、
これまでも盛んだった国府のスポーツやふれあい、地区の中心部に明かりがともり、それらがさらに深まる予感がいたします。

秋分の日

2009年09月23日 | 季節(秋)
                 (秋分の日・店頭に国旗を揚げます)

ものすごい蒸し暑い一日でした。
エアコンを取り外して汗びっしょり、アンテナ工事に伺って又汗びっしょり、集金に行ったついでに、テレビの配線をして又々汗びっしょり、朝からシャツの着替えが4回にもなります。
よ~く考えてみますと、冬服では熱い筈、今日の陽気は夏のような蒸し暑さ、とても冬服など着てはおれません。
4回着替えてやっと気づいて、夏服にチェンジ、夕刻はこの暑さの中で、蓄熱式暖房機の相談に伺い、話しているだけで熱くなります。

本日、秋分の日、4連休の最後の一日です。
「9月はシルバーウイークと云うのよ」と指摘です。
18日のブログで、「9月のゴールデンウイーク」と書いたものを指摘されました。
敬老の日にかけてシルバーウイークでしょうか、まあ、そんな事はどうでもいいように思います。
秋の秋分、春の春分、どちらも太陽が真東から出て真西に沈むことから、何かと冥土や浄土に因む日として取り扱われますね。

「春秋」とは、春夏秋冬を縮めて一年を表したり、時には「歴史」を表す言葉としてつかわれますね。
四書の一つ、「孟子」の、滕文公章句下九の最後尾にこんな言葉が出てきます。

「是故孔子曰、知我者其惟春秋乎、罪我者其惟春秋乎、」(故に孔子曰く、我れを知る者は其(そ)れ惟(た)だ春秋か。我れを罪(つみ)する者は其れ惟だ春秋か。)です。

孔子が書いたと云われる魯の国の歴史書が、五経の一つ「春秋経」あるいは「春秋」ですね。
その中には、善人には褒め言葉、悪人には批判が、歴史の事実として淡々と記されているそうです。
だから孟子は、歴史書に長く残される善悪の記述に恐れなければならないと戒めたと述べている文章だそうです。
もしも我が国にも、現代の「春秋」のような歴史書があるならば、昭和・平成の政治家や官僚はどう書かれることでしょうね。
歴史に耐えられる政治をしたと後世に読まれるでしょうか、とても興味がありますね。

彼岸の金閣寺

2009年09月21日 | 季節(秋)
             (京都北山・金閣寺、鏡湖池に映る金閣の輝き)

本日休業日、東京から帰っている息子と一緒に、家族で京都に出かけます。
国道9号線を走ります。秋の陽を浴びる丹波路は、稲刈りもほぼ終わり、田んぼの周囲には綺麗な彼岸花の波が続きます。
昨日20日は「彼岸の入り」、あさって23日は「彼岸の中日」です。

訪ねた金閣寺(鹿苑寺・ろくおんじ))は物凄い人の波、外国からのお客様もいっぱい、蒸し暑さの中を進みます。
シンボルの舎利殿(金閣)は、秋の陽光に輝き鏡湖池(きょうこち)に綺麗な姿を映しています。
開運招福・家内安全「金閣舎利殿・御守護」と書かれた、大きなお札(ふだ)のような拝観券をいただき、パンフレットも日本語、英語、中国語にハングル文字、外国人に最も人気の日本のシンボル的な建築と云われ、お寺と云うより観光スポットそのものです。

境内を順路に従い歩きます。
最後が「石不動明王」を祭る「不動堂」、チャリンとお賽銭を入れて、正面に大きく案内されています「六波羅蜜を唱えると御利益あります」を信じて、手を合わせます。
「不動堂」にも案内してます六波羅蜜は、「彼岸(ひがん)」に大いに関係しているのです。

彼岸とは悟りの境地のことで、煩悩や迷いに満ちたこの世、こちらの岸「此岸(しがん)」に対して、向こうの岸を「彼岸」と云いますね。
彼岸の中日をはさむ、前後3日を合わせた7日間を「彼岸会(ひがんえ)」の期間と云い、
「彼岸の中日」には先祖に感謝、残る6日は悟りを開くための六つの徳目である、「六波羅蜜」を一日一つずつ修める大切な日々なのです。

六波羅蜜は、「布施・ふせ(ダーナ)」、「持戒・じかい(シラー)」、「忍辱・にんにく(シャンティー)」、「精進・しょうじん(ビーリヤ)」、「禅定・ぜんじょう(ジャーナ)」、「智慧・ちえ(プラジュナー)」の6つを波羅蜜を云い、それを一つずつ唱え悟りを開くように修めることのようです。
金閣寺の「不動堂」で、それを一遍に唱えます。
今年の彼岸は、とってもいい「彼岸会」になるような思いです。

9月に4連休、ビックリしますね

2009年09月18日 | 季節(秋)
               (初めてです、9月のカレンダーに4連休は)

一週間ほど前から云われていました。
「今度の連休は店の営業どうするの、何日くらい休むの」と聞かれます。
二日前の朝礼で発表、『え~っと、世間並みには休めません』。
『19日の土曜日は、曜日指定のお客様。冷蔵庫やテレビの配達と、修理の予約で一日いっぱい』、
『20日の日曜日は同窓会でつぶれるし』、『22日と23日は、エアコン取り外しの予約が入ってる』と話します。
『ハイ、9月の当店のゴールデンウイークの休業は、21日の月曜日一日だけにします』と決定です。

但し、私は同窓会で日曜日、息子は別にあと一日休んでもいいよに決めました。
電気屋さんをやっていますと、暦通りに休めません。
お客様のお休みに合わせて仕事の予約も入ります。
実は、5月のゴールデンウイークにしても、今度初めて4連休になる9月のゴールデンウイークにしても、少しも嬉しくないのです。

そもそも9月に4連休なんて誰が決めたんですか。どうして4連休になるの?
23日が「秋分の日」ってのは分かりますが、いつから21日を「敬老の日」にしてしまったのかな、
昔から「敬老の日」は9月15日だったはず、それを2003年から9月の第三月曜日にしてしまってる。
とにかく月曜日に「敬老の日」の祝日を持ってきて、次が高等テクニックなのです。
祝日法第3条3項にへんてこりんな、「(月)から(土)の間で祝日にはさまった平日があると、その日は祝日にする」と2007年に決めているのです。
だから月曜日の敬老の日は確実にやってきて、火曜日を挟んで水曜日に秋分の日がくればめでたく4連休成立なのです。(秋分の日や春分の日が何日になるかは、暦から割り出されるので年により移動する)
その第一号が今年なのです、ビックリします。
5月のように、もしかして毎年かと勘違いしますが、次は平成27年、その次は平成38年、44年、49年とほんの時々の話です。

ヤレヤレ有難たや、来年は違います。
それより、平成49年なんて元気でいるか、それの方が心配になりますよ。

「となり知らず」って云うのよ

2009年09月13日 | 季節(秋)
                (お土産にパックに詰めた「ぼたもち」)

「彼岸の墓参りに来たよ~」と、西宮の姉夫婦が、加古川の姉を連れだって三人で我が家に来ました。
23日は秋の彼岸、早いものです。日中と夜の時間がその日から逆転するわけですから、このごろ日暮れも早く感じられます。
せっかくですから食べてもらおうと、家内は「彼岸のぼたもち」作りです。
昼もかなり過ぎた頃、「は~い、おじゃましま~す」といつもの元気な声、西宮の
義兄です。
すぐに仏壇にお参りもいつもの通り、

「ようこそ、ようこそ、いつも来ていただいて御苦労さま、ありがとうございます」、
「お昼はどう?、ぼたもち作ったよ」と家内はすすめます。
途中、義兄の実家に寄って昼は済ませたようで、
「三人とも年をとったし、腹いっぱいでとても食べられないわ~」と残念な返事です。
それなら持って帰ってよとパックに詰めます。

パックに詰めるぼたもちを眺めながら、「昔、お母さんがぼたもち作る時、よ~く云ってたね」、
「きょうは、となり知らずにしようか」って、加古川の姉の話です。
「となり知らず?」、私は初めて聞きます。
姉は、「そんなこと知らんの、餅をペッタンコと搗(つ)いたら隣に差し上げなきゃあならんでしょう。」、
「ぼたもちは静かに作るから、隣に知られないから上げなくていいの」と解説です。
『うへぇ~、ほんまかいな。初め知ったわ』と感心しきり、
子供のころから「ぼたもち」しか知りません。「おはぎ」なんて上品な言い方もしませんでした。「となり知らず」なんて聞いたことありません。
大人になって、牡丹の咲く春が「ぼたもち」、萩の咲く秋が「おはぎ」と解釈していましたが、「となり知らず」とは絶妙ですね。

加古川の姉は長姉でゴットブラザー、近所の娘から届くブログのプリントを見ていると話します。
「ブログ、もっと早い時間に書かなきゃ寝不足なるよ」と、いつも注意の電話、
そうだ、姉の忠告を受け入れて、日曜日くらいは早めに書きます、今日のブログ。

ワクワク感ってとっても大切

2009年09月01日 | 季節(秋)
          (夕暮れの名塩サービスエリア、九月の月が出ています)

本日は、羽曳野でアトム社長会でした。
5月から8月までは、「他店に負けたら倍返し」キャンペーンで有名な、アトムのエアコン祭りでした。
そのエアコン祭りも好成績で終え、本日成功店のお話です。
M店さんの、いいお話しでした。
3月に加盟された京都のM店さんは、今年初めてエアコン祭りをされ、素晴らしい好成績を達成されました。
「今までずっとメーカー系列として、合同展示会や店での売り出しを普通にやってきました」、
「エアコンの売り出しや、キャンペーンのようなものも、メーカーと一緒に頑張ってきました」、
ところが、アトムに加盟してこの夏は、アトムのエアコン祭りです。
「価格面でも、品揃えでも、二倍返しと云う元気のよさにも、何もかもお客さまの方を向いた商売の仕方、今までの売り出しにはなかった、ワクワク感があるのです」と、お話です。
ワクワク感を強調です。

帰り道、名塩サービスエリアの空には九月のお月さま、
舞鶴道に入ったとたん車は一台っきり、それに街灯が少なくってまわりは真っ暗なのです。
右手の空には、名塩からずっとお月さまが連れ添ってついてきます。
ラジオがしゃべっています。
「人は年をとると、なぜ一年が短く感じるのか」って云う話題です。
時間の心理的長さは、年齢の逆数に比例するとしゃべっています。
10才の少年に比べ、60代の私なんぞ一年の長さは1/6になるそう、一年が6倍の速さであっと云う間に過ぎてしまうそうです。
フランスの心理学者・ピエール・ジャネの法則と云って、
少年のころは見るもの聞くもの体験が新鮮なこと、年をとると新規に感じる現象体験が少ない、
このことが、頭の中の心理的時間の評価に影響するそうなのです。
ラジオはしゃべります。
年をとっても一年が短く感じない方法があるそうです。
答えをラジオがしゃべります。
「ワクワク感を一つでも多く感じること」なんですって。
仕事でも趣味でも、見ること聞くこと、なんでも新鮮に感じる。感動を覚える一日の過ごし方がとっても大切なそうです。
京都のM店さんと一緒なのです。

時雨(しぐれ)のシーズン到来

2008年11月18日 | 季節(秋)
                 (晩秋の奥神鍋スキー場、
                      ゲレンデには人口雪の小山の列)

午前中、今にも降りそうな空を案じながら、夏栗地区のKさん宅にエアコン工事、
途中、作業を息子に任せて、奥神鍋のTペンションへ商談にひとっ走りです。
電気工事とエアコンの見積もりです。商談を終えTペンションを後にします。
神鍋高原を見渡せる小高いペンション地区の駐車場、そばの柿の木は、葉を一枚残らず落とし、鈴なりの柿の実もとても寒そう、吹く風もすっかり冬の音です。
リゾートマンション越しに見える奥神鍋スキー場、ゲレンデの斜面には人口雪の小山が行列、すぐそこにやってくる冬のシーズン準備です。

ちょうど正午、エアコン工事を終えると降ってきました晩秋の雨、
降ったかと思えば晴れ、晴れたかと思えばまた降り出す、但馬地方特有の「時雨(しぐれ)」です。
店に近づく直線道路、道路を左右に分けるように西の空は真っ暗な雨雲、反対の東の空は晴れ渡り、正面に大きな虹の架け橋、
気が付くと、次の瞬間東西の空が入れ替わる、気まぐれ雨です。
これぞ日本海側のこの季節、典型的な時雨(しぐれ)模様の雲の流れです。
電気屋にとって、雨の合間のエアコン工事、なかなか予定通りに進まず寒さも加わり大変な季節です。
さあ、週末の売出し目指し、寒さに負けずサクサクどんどん、仕事を片付ける寒い時雨の今日一日でした。

ブログを書こうと座った夜半、外はザーザー、大粒の冷たい雨です。
風も強く、売り出しのノボリも垂れ幕も騒いでいます。
予報では、雪のダルママーク、いよいよ但馬は、冬到来の様子です。

七五三(しちごさん)

2008年11月14日 | 季節(秋)
                (イチョウの葉、境内は黄色のじゅうたん)

本日も、配達や工事の合間を縫って、売出し案内状のお届けです。
『この袋持って店に来てね、お楽しみいっぱい用意してますよ』と、手渡しです。
たいがいのお客様は、「えっ、何んですか、カニがもらえるの」と、表紙の写真を見て尋ねます。
『な~に、カニどころか、「ホタテ」に「イカ」に「カレイ」に「カニ雑炊の素」、ドーンと進呈します。買ってね、お願いしますよ』と、元気に掛け声です。
するとどうでしょうか、
Hさんなんか、「先月買った分にも付けてちょうだいよ、あんたのところしか買わんのだから」です。
Hさん、なかなかすばしこく手に負えません、でもありがたいことです、冷やかしていただけるだけ商売の素の素です。

日の暮れるのが物凄く早く感じます。
夕刻、東の山からとんでもなく大きな月が昇ってきました。
昇り掛けも、昇りきった月も同じ大きさのはずですが、本日の月は気味悪いほど大きく見えます。
満月は昨夜でした。でも本日もまん丸、そして明日15日は七五三(しちごさん)の祝いの日です。
11月は収穫を終え実りに感謝する月、鬼が出歩かないと云ういわれから、何をするにしても吉の日である15日、
11月15日は、子供が無事に歳を重ねたことに感謝し、健やかな成長を願う七五三の祝いの日です。
隣の地区、上石(あげし)地区の氏神さんは八坂神社です。
三本のイチョウの巨木は黄色に染まり、境内一面落ち葉のじゅうたんです。
明日は、良い子がお母さんに連れられて、七五三の祝いにきっと神社に来ることでしょう。
七五三が終わる頃、少しずつ北風吹いて、但馬もいよいよ冬到来の季節です。