三笑会

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「日朝赤十字会談概要」

2023-10-31 22:59:54 | 日記

「日朝赤十字会談概要」

 私が厚生労働省に情報公開請求をして文書開示を受けた「平成25年度日朝赤十字会談同行派遣実施報告書」を中心にしてその概要をご紹介したい。ただし、不開示部分(黒塗り)が多いことから満足してもらえるとは思えないが。

・実施期間

 平成26年3月19日(水) 中国瀋陽市 トレイダースホテル会議室

 平成26年3月20日(木) 中国瀋陽市 トレイダースホテル会議室

 

・記者ブリーフ概要

 平成26年3月20日(木)10:00~10:26 トレイダースホテル会議室

 出席者:日本赤十字 田坂国際部長、外務省 小野北東アジア課長

 

Q① 北朝鮮から示された課題は何か。

A① 前回、朝鮮赤十字会から、政府土地開発計画、個人所有地開拓など該当地に日本人遺骨があるため、当該遺骨の日本側による早期遺骨収集への要請。今回は、日朝双方で遺骨収集等に直接関与している者同士の話し合い。

Q② 先方(北朝鮮側)の専門家から具体的な要望(補償など)はあったか。

A② 具体的なことはない。

Q③ 今回の合意事項は、次回継続だけか。

A③ 遺骨の問題について、今回は遺骨に関する専門家の参加を得て、前回よりも突っ込んだ意見交換ができた。お互いの問題点の共通認識が持てたことが成果である。

Q④ 土地開発計画や個人所有地開拓に関して、今回何か合意したことは。

A④ 特にない。それを詰めていくことがまさにこの会談。

Q⑤ 北朝鮮側が墓参について前向きとの話。墓参を推進するための環境整備。例えば平壌に慰霊碑を建設するといった話は。

A⑤ 特にない。これまでの8回にわたる墓参の実施に対し、先方は良くやってくれたと評価した。引き続き協力して欲しいと申し出たのに対し、先方から前向きに対応すると回答を得た。

Q⑥ 先日の遺族との説明会(意見交換)で共同墓地建設の要望もあったが、そのような提案はしたか。

A⑥ していない。

Q⑦ 次回会談は、政府間協議と同時開催か別になるのか。時期は、次回墓参の前後いつごろか。

A⑦ 然るべき時期というだけ。具体的には話していない。

 

・出席者名簿

日本側(11名)

日本赤十字社(3名) 国際部長田坂治 国際部次長菅井智 国際部係長辻佳輝

日本赤十字社広報(2名)、外務省 北東アジア課長小野啓一 厚生労働省(2名)

 

北朝鮮側(6名)

朝鮮赤十字会(2名) 事務総長リ・ホ・リム 国際部役員ホン・スン・リョン

北朝鮮外務省(2名)、国土環境保護省(1名)

 


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