「武力を用いないのなら」
写真は大阪府警察本部前から観た大阪城、実物はどうであれ天下統一を果たした豊臣秀吉の居城である。今年の大河ドラマの秀吉は権謀術数の塊のような暗い部分のある武将として描かれており、秀吉のある一面の実像に迫っているという。
徳川家康の重臣石川数正を寝返らせた秀吉の権謀が描かれているが、武力によらず天下を統一するためには合戦以外このことは何でもしなければならず、またそれが当然許されることであり、現代政治にも通用する平和的手法とはこういうことを指すのだと思う。
私は、築山事件の頃から今年の大河ドラマを観るのを止めた。家康は、織田信長が今川義元を桶狭間で破ったことで自分の武将としての道が開け、信長と同盟関係を続けてきたことで天下人への道も開けている。だから、築山事件が原因で殺したいほど信長が憎いと思ったかは疑わしい。家康の側室は20人、瀬名との恋愛感情の有無は分からないが、戦国武将は恋愛感情とは別の次元で生きていく事情があったと思う。
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます