三笑会

三笑会は、平成30年6月1日~陶芸活動と陶芸教室、喫茶室、自家野菜販売、古美術・古物商経営を総合的に活動していきます。

「水田を泳ぐカモ」

2021-05-02 19:12:55 | 日記
「水田を泳ぐカモ」

 夕方、畑から帰ってくる途中、水田を2羽のカモが連れ立って泳いでいるのを見かけたのでカメラに収めてきた。多分、エサを探しに来たのだと思うが、直接、カモから話を聞いたわけではないので想像の域をでない。



演題:「日朝ストックホルム合意と拉致問題」 その⑧

2021-05-02 08:44:15 | 日記
演題:「日朝ストックホルム合意と拉致問題」 その⑧

3. 政府の現行方針
  ・日本政府の現行方針は、「日朝平壌宣言に基づき、拉致、核、ミサイルといった諸懸案を包括的に解決し、国交正常化を実現していく」、また「ストックホルム合意に基づき、拉致問題をはじめとする日本人に関する全ての問題の解決に向け全力を尽くしていく」というものである。
  ・外務省主導で進める日朝交渉に不満な家族会・救う会は、「ストックホルム合意」を否定し、「全拉致被害者の即時一括帰国こそが、絶対に譲れない私たちの要求である」と繰り返しているが、前安倍内閣及び現菅内閣は、ストックホルム合意に基づく解決を目指している。
  ・また、特定失踪者問題調査会とその家族会も、「ストックホルム合意は失敗だった」と、「合意」に基づく解決には従来から否定的な見解を示している。
 ・安倍前首相は、家族会と面談した折には必ず「拉致問題最優先」と明言してきた。外務省の「ストックホルム合意に基づく解決」方針と、官邸サイドの「拉致問題最優先」方針、二つの方針が政府内に今なお並立していることが最も大きな問題である。「私の内閣で拉致問題を解決する」と言い切った安倍首相は、解決できないまま退陣してしまった。
・ストックホルム合意の北朝鮮側第2に、「調査は一部の調査のみを優先するのではなく,全ての分野について, 同時並行的に行うこととした。」とあり、日本人の問題に優先順位を付けないことに政府は合意している。また、国民の代表である国会議員が提出した質問主意書に対し、政府は、ストックホルム合意に基づいて日本人に関する諸問題の解決を目指すことを繰り返し明言している。
 ・ところが、家族会と救う会全国協議会らが主催する国民大集会に登壇した総理及び担当大臣は「拉致問題最優先」と挨拶しているし、家族会に面会したときも同じだ。政府方針である「ストックホルム合意に基づく解決」に反対している家族会・救う会に忖度していることが、拉致問題の解決をここまで遅らせている。
・それだけではない、政府及び家族会・救う会らが主張している「拉致問題最優先」の中身が問題だ。北朝鮮は、ストックホルム合意の前後に、政府認定の拉致被害者・田中実さんと、行方不明者のひとりである金田龍光さんが平壌で生存していることを日本側に複数回通達しているし、共同通信が3回報道している。
・これに対し、当時の安倍首相は「情報が少ない」として黙殺した。政府及び家族会・救う会の本音は、政府認定拉致被害者といっても家族会のメンバーでなければだめだ。この件に関しては、家族会・救う会だけでなく、特定失踪者問題調査会も動いていない。
・結局のところ、対北朝鮮、対国民、対家族会、それぞれに言い方を変えている政府は、北朝鮮から信用されていない。この部分に改善がなければ拉致問題はこれからも進展せず、時間だけが経過することで終わってしまう。