3行日記

猫とか漫画とか車とか色々…

アンナ・カレーニナ

2009-06-25 19:12:47 | Weblog
光文社の古典新訳シリーズは、名作が読みやすい訳でリニューアルされ、
何より字が大きく行間が広く、とても目に優しい作りになっている。
子供の頃何度かロシアの古典を読もうとしたが、過密で小さい活字に加え、
紙がうす茶けて汚く、文字の細さもあいまって明度の差がなくて
黒っぽい画面が見づらくて最後までたどり着けなかった。
そんな自分にもさっさと読めたアンナ・カレーニナ1~3巻。
まあ、私なんかがなんか言うのもおこがましい名作ですが、
昼メロと社会描写と人間の大河ドラマが一緒になったという感じです。
すごい読みやすいです。名作はけして敷居が高いものではないんですね~。
突っ込みどころが何もない作品。人間描写が残酷なほど細かくてリアルです。
完璧という言葉が似合う。
でも3巻まで読み終わった後で完結してないことが判明…。(4巻買ってこなきゃ)
字が大きくなったこともあって厚さ2.5cmの本が4巻。全部買ったら3500円以上だ。

最近の文庫本ってほとんど800円とか900円とかするのよね~。
別に本が高いって言ってるわけじゃないの。
それに比べて漫画の単行本ってぜんっぜん値段上がってない!って言いたいだけ。
小学生の頃コミックスは320円で、文庫本の厚いのは450円くらいだった気がする。
今コミックスは税込み420円。文庫本は900円てかっ!?
そういえば一冊1cmくらいの『チームバチスタの栄光』が476円で、
上下買った時の値段にΣ( ̄ロ ̄lll)ってなったっけ…。
まぁ、上げればいいってわけじゃないけどね、何でこんなことになっちゃたのか。