顎から鼻:鼻から眉間:眉間から生え際(人によっては頭頂)=1:1:1 となっている。
その規格から少し離れると、鼻の下が長いとか短いとか、額が広いとか狭いとか言ったような所謂「個性」「特徴」となって見る人に認識される…わけです。
でも測ってみるとその差は大きくてもせいぜいプラスマイナス5%くらいだ。
目と目の間(目頭と目頭の間隔)も目が一つ入るくらいです。
この微妙なバランスが人の顔の良し悪しを決めるんだから不思議だよね。
■日本人の顔は曲線が多い…と言う事に最近気づいた。
デッサンで描いたギリシャ彫刻は、顔のパーツの至るところにカドがあって、それらを繋ぐ直線の角度を測るだけで当りがとれたけど。そういやあ自分の漫画の絵柄も直線つなぐような絵でした。
日本人は描きにくいです。「でも難しくて描けない」だけは言わないようにしてる。てやんでぇちくしょーめっ。
■人間の感情は目の回りの筋肉に現われる。上下の瞼と眉。
これを絵で再現するのは至難の技だ。俳優なんかはこの筋肉を自由に操るのだろうなぁ。
そんなにたくさんの筋肉があるわけじゃないのに、描けないもんです。
ところで、人の顔を描いてると自分がそのキャラの表情になります。
他の漫画家さんも言う人多いからみんななるんじゃないかな。とりあえず気分だけシンクロ、絶対他人様には見られたくない作業です(笑)
大口開けて喚いてるシーンを長い間かかって描いてると、ヨダレが垂れてきて…ゴニョゴニョ
まあ、これまでどれだけの人が顔を描いてきたか。身近にあっても描ききれんのだ。