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黒柴ひめちゃんの葛塚村だよりⅢ

葛塚城堀之内に住んでます。毎日歩いているひめちゃんとおかあさんの見て歩きです。時には遠くにも出かけます。

『念仏往生伝』阿保比丘尼の面影を求めて(阿保神社)

2020-10-21 21:18:11 | 埼玉県

ひめちゃんは、昨日から新しいハーネスでお散歩です。

今朝は、獅子丸とのお散歩が復活しました。

堀之内の北の方を歩いてきました。

赤城山の紅葉は進んでいるようです。

 

ひめちゃんと獅子丸は、ともに破壊活動は得意です。

でも、獅子丸は、ぬいぐるみの破壊活動はしません。

彼のぬいぐるみは、みんな生存中です

これは、たぶん養子に行くときに持って行ったぬいぐるみだと思います。

ひめちゃんのぬいぐるみは、みんな解体新書されてしまいました。

 

 

 

鎌倉時代に上野国山上に住んでいたという行仙上人(ぎょうせんしょうにん)、彼の編集といわれる『念仏往生伝』に、「武蔵国阿保比丘尼(あぼびくに)」の話があります。

武蔵国阿保って、何処だろう?

いろいろ検索すると、埼玉県児玉郡神川町元阿保あたりのようです。

元阿保には、阿保神社、阿保氏館跡があります。

車で1時間ほどです。

では、行ってみよう

 

阿保神社の住所、埼玉県神川町元阿保1をナビに入れて出発です。

大体まっすぐ南に下ります。

伊勢崎市内を通って、板東大橋で利根川を渡ります。

途中、「塙保己一旧宅→」も見かけます。

どうも鬼石の緑埜寺(みどのじ、浄法寺)に行くときに近くを通ってます

 

ちょっとの不安はありましたけど、無事到着です。

赤い鳥居が目立ちます。

祭礼があるのでしょうか?

幟はないけど、長い竿が立ってます。

村社阿保神社です。

 

大きな大きな目立つ木があります

瘤がいくつもあります。

注連縄が巻かれています。

御神木です

御神木の後ろにも鳥居です。

もしかして、古い鳥居かな?

 

さて、鳥居をくぐって拝殿に向かいます。

鳥居が少し奥まった所にあるのです。

 

落ち着いた社殿です

 

狛犬の脇に説明板があります。

ここ元阿保の地は、中世丹党の秩父恒房の次子實光は元阿保に住み安保氏をとなえ、以後在所名を姓とした。安保氏は鎌倉期から室町さらに戦国期にまでつながっていく。字上宿には安保氏館跡と伝える地があり、周囲は堀に囲まれた300メートル四方と考えられている。館のすぐ北西には当社が鎮座、南西側には安保泰親が室町初期に建立したと伝える大恩寺跡が隣接する。

念仏を唱えて極楽往生したという阿保比丘尼は、阿保氏の女性と考えられます。

この近くに、彼女は生きていたんですね

 

狛犬の歯までしっかりみえるのは、珍しいです。

こどもは、やんちゃ坊主かな?

 

扉は閉まっているけど、空間があるのはいいですね

2礼2拍1礼で参拝です。

失礼します。

奥に色彩が見えます。

もしかしたら、すごい本殿かも

 

後ろの本殿に廻ります。

あれえ、よく見えない

素晴らしい彫刻があるようだけど、網が厳重に張ってあって見えません。

かろうじて、見えた彫刻です。

 

本殿の後ろには、境内社がいっぱいです

赤い屋根の下の石造物は、馬の文字が見えます。

馬頭観音かな?

 

天満宮です。

石宮も堂宇も新しそうです。

近年、何かお祀りする理由があったのでしょう。

 

天満宮の並びは、たくさんの石宮様です。

すごいパワースポットです

 

ここから、鳥居と御神木が見えます。

大きな御神木です

 

御神木の隣は、元阿保公会堂です。

新里で言う集会所でしょう。

神社に公会堂(集会所)があることが、地域の神社なのですね

 

公会堂の裏に庚申塔がいくつもありました。

 

このあたりに、念仏往生を遂げた阿保比丘尼が生きていたのですね

 

 

(つづく)

 

 

 

 

 

 

 

 


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