黒柴ひめちゃんの葛塚村だよりⅢ

葛塚城堀之内に住んでます。毎日歩いているひめちゃんとおかあさんの見て歩きです。時には遠くにも出かけます。

龍神祭と般若心経

2019-08-16 16:59:54 | 群馬県・旧勢多郡
午前中は雨でした。
ひめちゃんたちのお昼時間には、ほぼ止んでいました。
午後は日射しが復活しています。
お散歩は、6時過ぎかな?




山上の常広寺では、毎月18日に恒例の龍神祭をしています。
祭神は八雲大龍神です。
8月だけ8日です

8日に、龍神様の好物という卵を持って行きました
龍神様の好物は、卵・餅・お酒だそうです
いずれか1つ以上、3つそろえば一番良いのだそうです。


境内に車を止めて、本来の山門が気になって、ちょっと見学。



修理は重ねているようですけど、基本的に400年前の姿だそうです。


おや、脇に石造物があります。



どなたでしょう?
お地蔵様のようですけど、子供を抱えています。



「当邑女人講中」とあるので、安産とか子供の健やかな成長を願うものでしょう



午後2時、八角の龍神堂で、若和尚の読経が厳かに始まりました。



小冊子が廻ってきます。
お経の虎の巻の様なものです。
「般若心経」の声が聞こえます

耳と目を総動員すると、たしかに般若心経です

般若心経って、龍神様が喜ぶお経なのでしょうか?
今回初めて、竜神祭の時の読経が、般若心経だと知りました


読経終了後、2礼2拍1礼でお参りです



あの竜骨は、幣の後ろ扉の中でしょうか?
わら細工の龍が、生き生き見えます


参拝後、庫裏の和尚を尋ねました。
「今日初めて気がつきました龍神様に捧げるお経は般若心経なのですね どうして般若心経なのでしょう?」
「まあ、堅いことは言わずに



戦後、桐生に山口さんという霊能者が住んでいました。
あるとき、先代の奥さんが山口さんを尋ねました。
山口さんは、「あんた、生臭いよお宅には細くて長いものがあるでしょ
先代の奥さんは、竜骨のことだと思いました。
後日山口さんはやって来て、龍神様と対話したそうです。
龍神様は感動の余り本堂をガタガタと揺らし、歓喜の涙雨を降らせたといいます

霊験あらたかな万能薬竜骨もいつしか忘れ去られ、大正12年の火災後は、拾い集めて桐の箱に入れて、本堂に置いてあっただけだったそうです

ちゃんと祀らなければならないという山口さんの指摘によって、龍神堂が建立されました。
そして、祭祀は山口さんが担当していたそうです。
彼女亡き後は、長野の霊能者が来ていたそうです。
いつしかその人も来なくなり、今は常広寺で担当しているとの事です。



最近まで竜骨は新潟の八海山で発見されたとか、九世和尚が京都から持ってきたとか、そう言われていました
でも、「竜骨伝記」には、ちゃんと四国の笹ヶ峰で木食屡睡(もくじきろうすい)が発見したと書いてあるのです


そして、竜骨を京都から運んできた田中藤左衛門は、中仙道深谷宿にて、銘酒「七梅」の醸造を始めたのです
今、絡んだ糸がほぐれ始めています

11月に、あるところで「竜骨伝記の真実」という題で、ミニ講演会の予定があります
ふとしたことで真実の姿を見せ始めた竜骨と竜骨伝記の話が、多くの人に伝えられればと思ってます


近いうちに、竜骨伝記関連の記事をまとめて、「竜骨伝記総集編」を作る必要がありそうです









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