黒柴ひめちゃんの葛塚村だよりⅢ

葛塚城堀之内に住んでます。毎日歩いているひめちゃんとおかあさんの見て歩きです。時には遠くにも出かけます。

インド紀行 21(祇園精舎に鐘はなかった)

2020-03-09 21:19:48 | インド紀行

ひめちゃんと獅子丸は、堀之内を北に出て、蕨沢川(わらびさわがわ)が流れ出す新沼&童沢沼に行ってきました。

帰り道、赤柴ラッキーくんちのそばを通りました。

「不審犬じゃあ、わんわん

蕨沢川の東をくだります。

たくみ橋のたもとには、サクランボの花が満開です

あの石造物は削り取られて、なにもないはずですけど、姿が浮かび上がってます

やはりあそこには、如意輪観音がいたのです。

おはようございます。

削り取られて、さぞかし痛かったことでしょう

でも、広い深い心で衆生(犬も含めて)をお守りくださいね

 

 

14:00 祇園精舎跡(サヘト)に到着です。

「平家物語」の冒頭で有名な祇園精舎の跡を訪れました。こちらはブッダの教えに心を動かされたコーサラ国のスダッタ長者がブッダをお迎えするために環境の良い土地を手に入れる為、コーサラ国の王子の土地に目を付け「黄金を敷き詰めた分だけ売る」という意地悪に果敢に挑み手に入れました。ブッダが説法していたといわれる7F建ての寺院は残って居ませんが、代わりに金箔ピカピカの置物がありました。また他にもブッダ入滅後に代わりとして植えられた菩提樹もありました。お釈迦様は冬には竹林精舎、夏の雨期にはこちらを行き来しておりました。(添乗員さんの旅の記録より)

 

早速インド犬のお出迎えです

どうも、男の子のようです。

背中の毛が浮いています。

換毛期に入っているのかな?

 

中に入ります。

遺跡の全体図があります。

お釈迦様が、24か25の雨期に滞在したとあります。

 

今度は別の子です。

こちらも男の子です。

 

この人達は、修行しているお坊さんでしょうか?

 

やはりレンガいっぱいの遺跡です。

おや、ごく自然に猿がいます。

個室の僧房跡でしょうか?

 

修行僧のようですけど、帽子かぶって靴も履いてる

 

あの金色の置物がある所が、ブッダが説法していた7階建ての寺院があったところです

ここが祇園精舎のメインの場所だったのですね

奥はなにがあるというものではありませんけど、少し高くなってます。

訪れたお金持ちが金箔を付けています。

ちょっと上から見下ろしました。

疲れたおばさん達は、下で待機の人もいます。

修行なのでしょうけど?

ずいぶんと猿の姿があります

ボス猿かな?

こちらは女の子のようです。

 

 

次に向かったのは、お釈迦様の代わりの菩提樹です。

こちらもたくさんの人がお参りしています。

根本には金箔が付けられています。

 

広い遺跡ですけど、この2ヶ所がメインのようです。

 

たくさんの人と犬と猿を見ながら、祇園精舎を去ります。

 

「祇園精舎に来たんですねえ」、みんな満足してバスにもどりました。

 

あれ、鐘はどうした?

確か日本から「祇園精舎に鐘がなくては」と、鐘を贈ったという話でした。

でも、ガイドさんから鐘の話は出ませんでした。

もともとインドの祇園精舎には鐘はなかったのですから、必要なものではないのです

 

祇園精舎の鐘の声、諸行無常の響きあり。沙羅双樹の花の色、盛者必衰の理をあらはす。おごれる人も久しからず、ただ春の夜の夢のごとし。猛き者もつひには滅びぬ、ひとへに風の前の塵に同じ。 (『平家物語』)

琵琶法師によってもの悲しく語られて、しっかり日本人にしみこんだの祇園精舎のイメージとは違います

 

お釈迦様の聖地を廻って、ブッダの教えとは、「死後いかに極等浄土に行くかではなく、いかに生きるべきかの哲学だったのでは」と思えるようになりました

 

 

 

 

 

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