一昨日の朝は、真っ白な世界でした
この冬初めての本格的な雪でした。
今日は日陰の一部を除いて、ほとんど溶けています。
久々にケンくんとの2ショット(2021年3月)です
ちょっとふれあうだけで、大満足のひめちゃんです。
ケンくん、まだあんまり太ってなくて元気でした
宗綱短気に依って不慮の最後の事・その1
去る程に、其の頃天正十二年甲申(1584)の年、立ち帰る新玉のまたたぐいなきあしたとて、上に雲の上の月、郷より下、山賤の臥所まで、ためしを学ぶる日本のかしこき月日の初めたり。
去れば佐野城にも譜代の御家人出仕あり。
規式は最中の所に、上飛駒落城の由、告げきたりしかば、宗綱大いに怒り銚子土器をなげうちて、装束をかなぐり捨て、馬を出せと下知をなし、物の具を堅め馬に乗り、供の御触れもなく、だだいっさんに乗り出す。
あらすじです。
天正十二年甲申(きのえさる・1584)の年が明けました。
めでたい元日なので、佐野城にも譜代の家臣は出仕します。
新年の儀式の最中、上飛駒落城の報がもたらされます。
宗綱はたいそう立腹して、酒器をかなぐり捨て、儀式の衣服を脱ぎ捨て、馬を出せと命じ、鎧兜に身を固め馬に乗り、一目散に乗り出しました。
佐野城は唐沢山城(からさわやまじょう)でしょう
何度か行っていますけど、2017年11月の写真です
唐沢山城・本丸までは、かなり大変です
階段もけっこう登ったと思います
この時は、犬伏薬師堂に行った帰りだったので、本丸は目指さずに、物見台があったという天狗岩に登りました
向こうに赤城山が見えました
足利勢が上飛駒の城を襲ったのは12月29日の深夜です。
元日に上飛駒落城の報が届くとは、ちょっと遅すぎです
初稿 2020.04.28
改稿 2025.03.06
(つづく)