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日々の暮らしから

「街中の案山子」「庭にいます。」から更にタイトル変更します。

静岡旅2日目。

2017-07-17 20:00:12 | 旅行・休養
お天気よし、なのですが、相変わらず富士山は残念。

まず島田市博物館と大井川の川越遺跡に向かいました。

江戸時代の大井川とくると川を輿に乗ったり、肩車されたり、の図が思い浮かびます。

「箱根八里は馬でも越すが 越しに越されぬ大井川」

そう、橋はかかっておらず、渡船も禁じられていたのです。 
東海道ですから、大勢が行き交います。その通行が川があることによっていったんストップ。いくつかの手段を使って(有料)通行しなくてはならないのです。そのルールが合理的に決められているのに驚きでした。
水かさの量によって渡り賃が違います。脇を超える水量になると川止めとなり、宿屋で待たなくてはなりません。宿屋は100軒余りだったのが、江戸期の終わりごろには1900軒近くになったそうです。
資料館の説明も工夫満点、パンフレットもイラストふんだんに使ってわかりやすい! 
当時の建物も残っています。人足がたくさん必要になると農民が駆り出されたそうです。
川越賃銭ですが、安い高いで10倍の差がありました。大名クラスは相当の出費になり、参勤交代でも頭の痛いところだったでしょう。

そのあと、掛川城に向かいました。
山内一豊のお城です。
昔の石段はけあがりが高くて、のぼるのが大変。先月の久能山東照宮でもそうでした。
平成7年に木造で復元されたそうです。中の木造の階段もけあがりが高い。
最初の築城は戦国時代で、合戦で城主が何度も変わっています。山内一豊は、秀吉から城主に任じられたそうですが、関ケ原の合戦で徳川について、城を差しだし、山内氏は四国土佐に任じられたという経緯。そうだったのか~と復讐。苦笑

天守閣の最上階の四方の開放部から吹き抜ける風が心地よかったです。

どこに行っても、解説、説明の読みまくり。結構目が疲れる見学だったなぁ~と。苦笑

どこへ行っても、自分たちの町の歴史を知ってもらおうと工夫が凝らされており、勉強になりました。

芋づる式にこんな旅をしました。焼津再訪。1日目

2017-07-17 07:01:11 | 旅行・休養
先月半ばに焼津のホテル泊で研修に行った。
その時にもらった、浜岡原発方面の周辺観光MAPに「吉岡弥生記念館」「黒田家代官屋敷」が載っており、個人的にはそちらにも興味があったのです(もちろん団体のメンバーには口にしていません)。それと宿泊ホテルの抜群の景観、お料理(船盛りのお刺身など)にひかれて、浜名湖のホテルをキャンセルして、夫婦で同ホテル泊に変更しました。笑

で、予定通り、
1日目、掛川市の吉岡弥生記念館を訪問。
隣接して隣接して生家も保存されてありました。女性だからと言って、家庭に入り、家事や育児だけの人生を送るのではなく、仕事を持ち、経済的に自立することが必要だと当時から強く考える女性でした。女性の社会的地位を向上させたいという願いから、東京女医学校を開校、のちの東京女子医大に発展していきます。

その後、黒田家代官屋敷に向かう。展示スペースは私たちが来たので点灯されるといった貸切状態。
管理担当の方が、控えめな口調で説明してくださったのが印象的。きっと郷土史に造詣の深い方なのだろうと思われる。
もともとが戦国時代からの豪族で16世紀にこの地に居を構えたもので、屋敷の周りの堀が現存している代官屋敷は全国唯一とかで、国指定の重要文化財になっています。
代官というのは、本来の領主が江戸在住で変わって領地を納めるから「代官」というのを、恥ずかしながら、最近の読書で知ったワタシ(恥)。黒田家は代々にわたって旗本の本多日向守の代官だったのです。本多日向守の弟が近隣の横須賀城の主であり、4500石のうち2000石が黒田家分で、4公6民の分配で収められていた(多分実情はもっと「公」が多かったのでは?と。でも大名家のケースよりは楽だったみたいと、歴史談義など)。
その方に紹介されて、わいろで後世にも名をはせている田沼意次の資料が展示されているという

「牧之原市資料館」(旧相良町資料館)に向かう。
1758年に田沼意次(39歳)は相良藩の藩主(1万石)になる。
藩主になって10年後から相良嬢の築城に取り掛かり、公共工事を積極的に行い、城下町は繁栄を極めが、政権争いに敗れた意次の失脚で終わった。1787年老中罷免。地元では評判がよかったというのは、忠臣蔵の敵役吉良氏と似ている。

資料館で展示資料の説明文を読みまくり、それなりにつかれた、というか充実したコースでした。
どこも貸切状態で、入場料でその日のエアコン代ぐらいになるでしょうか?苦笑

ホテルには3時少し前に到着。お天気には恵まれていたのに、この季節のせいなのか、見えるはずの富士山の姿かたちはありません。トホホ
全面太平洋に臨むガラス張りの部屋なのに、ホテルのホームページでは海の向こうに富士が見えているのに、、、残念でした。

室内はリフォームされたばかりで快適。室内バスも眺望満点で、普段は大浴場、露天風呂なのですが、今回の朝ぶろは室内風呂を満喫しました。