日々の暮らしから

「街中の案山子」「庭にいます。」から更にタイトル変更します。

週刊誌の記事から

2008-10-11 14:13:50 | 社会問題
麻生総理の記事が週刊誌に踊る。
有名税、で仕方がないのだろう。
で、読んできました週刊朝日、図書館で。

麻生氏の政治団体に寄付されて政治献金の支出の中で、クラブ、料亭、バーなどに使われている金額が、3年間で○千万円に上るという。いずれも「高級」で、一千万円を超える支出額トップのお店のオーナーは、かつての良い仲の人らしい。
ふーん、学習しました。
銀座や赤坂、神楽坂の高級なお店は、政治献金で回っていたのだと。
因みに、政治献金には課税がありません。普通5000万円課税所得には所得税、住民税で4割ほどの税金がかかってくるのに。

こんな使い方をするのは、従来は多々あったのでしょう。なんだか現政権が旧来型に逆行したような感がします。
「芸者文化保存会の会長」を自認なさっているとか。
さっぱりと明朗なのでしょうが、首相の任とは不釣合いと思うのですが。

もうひとつ。
麻生氏の福岡県飯塚市の家の豪勢さは勿論です。
で、その町の6人に1人は生活保護を受けている、と週刊誌は書いています。
え?そんなに?と思ってしまいます。

旧炭鉱関係者が多くて、定職につけない人が多いこともあるというのも、理由でしょう。
で、驚くのは、その生活保護が支給される日に、高級車が並び、生活保護者らが、その高級車の人とやり取りを交わす、ということです。

ここで察する方もいらっしゃいますか。
高級車の人は「金貸し」です。
生活保護受給証を担保にお金を借りているから、当日、その書類を受取って、役所で保護費をもらい、書類を借金の利息と併せてまた高級車の人に渡すのです。

週刊誌では、利息が6%とかとありました。
サラ金ほど高くはありません。
でも、銀行に預けても、1%にも満たない昨今の低金利時代、国が支給する生活保護日は、支給日も決まっているし、「借り手」は住所不定にもならないのです。

うーん。
生活保護を篤くして、底辺の人を救わなくては、という思いは、このように金貸しの安定収入に結びついているのです。
飯塚市では、あまりにも多く見られる光景で、役所の人も、この現実は察している、というか周知の事実らしいです。

国から支給される生活保護費で借金返済、…コレって不毛。
総理大臣!
お膝元を良く見てください!
と、言いたいものです。

芸者文化の通を自称している方には、届かないでしょうね。


付け加えて書いておきます。
かつて、銀行が貸しはがしで、中小零細企業の資金繰りが大変だ、ということで公的金融機関が貸し出し枠を広げたことがありました。
あの時も、借り出されてお金は、資金繰りに行くというより、高利の街金融の返済資金になった。結果的に街金融を太らせた、と聞きました。

金融機関の人(組織の人)は、貸出の際にはチェックはします。
けれども、中小企業の社長さんも必死です。
何とか融資が引き出せるよう、そこは・・・、
と、なるのです。

組織が大きいと、後日、融資が焦げ付いても、個人の損失にはならないし、社長さんの説得力が上回ることが多いのでしょうね。

麻生総理も、今回の金融危機に、公的融資枠を広げて…、という口調になっています。自民党票が欲しいからではありましょうが、適切に運用して欲しいものです。


コメント
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