終戦の話を

終戦記念日というけど、記念なのかな。
終戦の日、という方がしっくりする。
この時期よく放映されている戦争ドラマの視聴率が悪い、と
ニュースで耳にしましたが、若い人はもう興味ないだろうし、
それこそ戦争を体験した人たちは、もう思い出したくないから見ないんじゃないかな。

で、終戦の日ということで、戦争のことなどを。
祖母に聞いたけど、田舎だったせいか、食べ物には苦労したという
話は聞かなかった。
もちろん爆弾は近くに落とされてたけど、
割と普通に過ごしていたようです。

祖父はその頃中国で貿易の仕事をしていたそうな。
中国人を何十人も雇って、手広く仕事していたようですが
終戦で全て渡して、命からがら引き揚げた・・・と聞きました。
それでも最後お金をかき集め、６万円を朝鮮銀行の下関支店に送金したそうですが
終戦の混乱で届いてなかった・・・そうです。
だから無一文、裸一貫で出直し。
昔の人は、当時日本中が敗戦で貧乏だったから、というのもあるけど、
がむしゃらでバイタリティあったなあとしみじみと思いました。

小倉に落とされるはずだった原爆、
よく積雲のおかげで目的地が目視できず、
何回も試みたけど失敗、結局長崎に向かった・・・と言われていたのですが
６５年経っての新証言。
新日鉄の従業員数名が、数日前に広島に新型爆弾落とされたというラジオ放送聞いて
小倉もやばいんちゃうか、という事で
コールタール炊いて煙幕はったらしい。
アメリカ側の証言で、小倉上空が雲じゃなく「煙」で視界が取れず、となっているそうな。
まあそれ以外に、陸軍小倉基地からの攻撃もあったらしい。
代わりに長崎に落とされて、申し訳なくて今まで証言できなかったらしい。
と、そいういう話を聞きました。