秋の夜長に

読んだ本。
絲山秋子『スモールトーク』。
昔の彼氏が色んな車をとっかえひっかえ前の彼女の元へ行く話なんだけど
のっけからＴＶＲタスカン、次ジャガーＸＪ８、
アストンマーチンヴァンキッシュ、日頃見かけたことない高級車ばかり。
タスカンなんて走ったの見たことないよー。
去年あたりにあった西部警察でぶおおおって何台も出たの見ただけ。
あれって、ありえないよ。あんな車を社用車にするなんて！
でもあれを放送したおかげで、タスカン売り切れ続出とか。
この不況の中でも需要があるんですね～。
で、この本は実際に運転してないと分からない、描写も細かく書いてあって
トルクがどーの、エンジン回転がうんたら、ギアがかんたら、なんて
本当に車好きなんだなぁ、って。
いいな、単に車の外観をみて憧れてる私と違って、ちゃんと運転してるからね。
巻末には徳大寺有恒さんとの対談もあって。
いい本みっけた。話題の『袋小路の男』も借りなきゃ。

ついでに、竹内薫の『アバウトアインシュタイン』も借りてきた。
この人の本も分かりやすくて面白いです。
しかし大学時代読んだけど、相対性理論ちっとも理解できず。
でもまた借りちゃった。
いいんです、“アバウト”なんで、背景だけでも分かれば。