いやあ、おめでたいですね。
冲方さん、本屋大賞受賞されました。
丁度「微睡みのセフィロト」を読んでいたときだったので、感激もひとしお。
独特の世界観と緻密な設定、文字という二次元の世界で三次元四次元を展開することができる筆力、
ぜーんぶ面白い!
本屋大賞にはハズレなし!
生温くなった直木賞や芥川賞よりずーっと面白い本が多いです。
さて他に読んだ本と言えば。
万城目学「ホルモー六景」。
この小作品がいっぱいつまった宝物箱のような本、
本筋のホルモーと一緒に読むとずっと面白いです。
単独でも面白いけど。
浅田次郎「王妃の館」。
現代とルイ14世のお話が混雑一体となって進む喜劇(?)。
登場人物がかなり多く、現代と16世紀のお話が同時進行で進んでいるため、
どうまとめるのかなーと思ったけど、最後はきっちりすっきりまとまって大団円。
うまいなあ。
根底に清々しいまでの悲しさを溜めつつ、表面はさらりとドタバタ喜劇も進行させることができる
浅田サンの筆力には脱帽ですネ。
今まで読んだどの本よりルイ14世は王様らしく威厳と慈愛に満ちていました。
登場する王の愛人とされる人のモデルは純愛の恋人、マリ・マンチーニかな??
あ、これはあくまでも現代のお話であり、あらすじは割愛(面倒くさがり・・・)。
同じく「沙高楼綺譚」「憑神」。
浅田サンの本にはハズレなし。
「乙女の日本史」。
売れているようで、本屋に平積みにされているので手に取って読みました。
面白いです。
ええ、日本史が充分すぎる位分かります。
歴史は常に新しい発見があり、その新たな発見を知ることが面白くもあります。
金印ってニセモノ説が濃厚らしい。
仁徳天皇陵は今は、伝仁徳天皇陵、大仙古墳として教科書に載っているそうな
(つまり確定されてないということ。んな・・・)。
神話時代から昭和初期まで載っていてマルっと歴史が分かりますー。
加野厚志「鮫」。
彼の著作「竜馬慕情」で龍馬暗殺の下手人とされる神代直人を主人公とした本です。
竜馬慕情は別題で最近文庫本化されました。
「鮫」では主犯は山県有朋か品川弥二郎で、「竜馬慕情」では桂小五郎が犯人とされていますが・・・。
竜馬暗殺の主犯はぼやかしていますが、結局、長州が犯人とされていますね。
まあ、長州か薩摩かどっちかかな。
新撰組も襲う理由無し。
お坊ちゃん軍隊京都見回組も無理でしょうし。
永遠に分からない謎だからこそ、あれやこれやと考えるのが面白いのかも。
林真理子の本数冊。
ええ、こんな本を読むのは疲れている証拠だと・・・。
「本朝金瓶梅」。
林真理子中では面白い部類。
江戸時代の風俗がよく分かります。
かなりエロい描写のため、通勤中電車で読んでいて気が気じゃありませんでした。
渡辺淳一センセイばりの濃厚なエロ描写を、後ろの人に覗かれたらと・・・。
そして同じく「六条御息所 源氏がたり」
これはオッケーです。
久しぶりに林真理子の本でかなりまともなものを読んだ。
六条御息所の目線という新しい切り口で源氏物語を語るというもの。
しかし相変わらずボキャ貧。
理由が分かった。
手書きで原稿を書いているからだ。
別に悪いこっちゃないけど、あれだけの多作でエッセイをあちこちに書きまくっているから、
ささっと器用に書いて終わり。
推敲したり練ったり、辞書ひく暇もないんだ。きっと。
エッセイは相変わらず食べて太ってダイエットして買い物してデートしての繰り返し。
でも性格はきっといい人なんだろうなあ。
エリザベス・ピーターズ「リチャード三世殺人事件」。
訳がよかったからなのか、面白くすいすい読めました。
話は現代の内容です。
リチャード三世に心酔する人たちが、リチャード三世劇の最中に
次々と襲われる、というお話。
でも人死しないので、ドロドロ感はありません。
作者は有名な方らしいですね。
でもリチャード三世や薔薇戦争など知らないと、人名が出る度に家系図を
見直さなければならず、結構億劫。
世界史を選択していたのになぁ。
冲方さん、本屋大賞受賞されました。
丁度「微睡みのセフィロト」を読んでいたときだったので、感激もひとしお。
独特の世界観と緻密な設定、文字という二次元の世界で三次元四次元を展開することができる筆力、
ぜーんぶ面白い!
本屋大賞にはハズレなし!
生温くなった直木賞や芥川賞よりずーっと面白い本が多いです。
さて他に読んだ本と言えば。
万城目学「ホルモー六景」。
この小作品がいっぱいつまった宝物箱のような本、
本筋のホルモーと一緒に読むとずっと面白いです。
単独でも面白いけど。
浅田次郎「王妃の館」。
現代とルイ14世のお話が混雑一体となって進む喜劇(?)。
登場人物がかなり多く、現代と16世紀のお話が同時進行で進んでいるため、
どうまとめるのかなーと思ったけど、最後はきっちりすっきりまとまって大団円。
うまいなあ。
根底に清々しいまでの悲しさを溜めつつ、表面はさらりとドタバタ喜劇も進行させることができる
浅田サンの筆力には脱帽ですネ。
今まで読んだどの本よりルイ14世は王様らしく威厳と慈愛に満ちていました。
登場する王の愛人とされる人のモデルは純愛の恋人、マリ・マンチーニかな??
あ、これはあくまでも現代のお話であり、あらすじは割愛(面倒くさがり・・・)。
同じく「沙高楼綺譚」「憑神」。
浅田サンの本にはハズレなし。
「乙女の日本史」。
売れているようで、本屋に平積みにされているので手に取って読みました。
面白いです。
ええ、日本史が充分すぎる位分かります。
歴史は常に新しい発見があり、その新たな発見を知ることが面白くもあります。
金印ってニセモノ説が濃厚らしい。
仁徳天皇陵は今は、伝仁徳天皇陵、大仙古墳として教科書に載っているそうな
(つまり確定されてないということ。んな・・・)。
神話時代から昭和初期まで載っていてマルっと歴史が分かりますー。
加野厚志「鮫」。
彼の著作「竜馬慕情」で龍馬暗殺の下手人とされる神代直人を主人公とした本です。
竜馬慕情は別題で最近文庫本化されました。
「鮫」では主犯は山県有朋か品川弥二郎で、「竜馬慕情」では桂小五郎が犯人とされていますが・・・。
竜馬暗殺の主犯はぼやかしていますが、結局、長州が犯人とされていますね。
まあ、長州か薩摩かどっちかかな。
新撰組も襲う理由無し。
お坊ちゃん軍隊京都見回組も無理でしょうし。
永遠に分からない謎だからこそ、あれやこれやと考えるのが面白いのかも。
林真理子の本数冊。
ええ、こんな本を読むのは疲れている証拠だと・・・。
「本朝金瓶梅」。
林真理子中では面白い部類。
江戸時代の風俗がよく分かります。
かなりエロい描写のため、通勤中電車で読んでいて気が気じゃありませんでした。
渡辺淳一センセイばりの濃厚なエロ描写を、後ろの人に覗かれたらと・・・。
そして同じく「六条御息所 源氏がたり」
これはオッケーです。
久しぶりに林真理子の本でかなりまともなものを読んだ。
六条御息所の目線という新しい切り口で源氏物語を語るというもの。
しかし相変わらずボキャ貧。
理由が分かった。
手書きで原稿を書いているからだ。
別に悪いこっちゃないけど、あれだけの多作でエッセイをあちこちに書きまくっているから、
ささっと器用に書いて終わり。
推敲したり練ったり、辞書ひく暇もないんだ。きっと。
エッセイは相変わらず食べて太ってダイエットして買い物してデートしての繰り返し。
でも性格はきっといい人なんだろうなあ。
エリザベス・ピーターズ「リチャード三世殺人事件」。
訳がよかったからなのか、面白くすいすい読めました。
話は現代の内容です。
リチャード三世に心酔する人たちが、リチャード三世劇の最中に
次々と襲われる、というお話。
でも人死しないので、ドロドロ感はありません。
作者は有名な方らしいですね。
でもリチャード三世や薔薇戦争など知らないと、人名が出る度に家系図を
見直さなければならず、結構億劫。
世界史を選択していたのになぁ。