桜子でーす

日々の感想や思いついた事柄を写真や文章に表しました。ビジュアルに表現出来ると嬉しいな!

庭の植物

2012年11月21日 | 日記・エッセイ・コラム
11月21日(水)

日だまりの暖かさは、今日も続いている。
枯葉と、どこからか吹き寄せられるビニル袋や菓子の包み紙等は、相変わらず、取り除いても取り除いても集まって来る。

我が家のフェンスの中に、わざわざ紙屑や菓子の袋、ひどいのは空き缶等が入っている時がある。
「どうして、こんな狭い所に缶を入れるの?」私はブツブツ言いながら、外から棒切れで引っ掛けたりする。
結局は見兼ねて、家と塀の細い空間を通って拾う。私は痩せているから便利だけれど、それでも足元は保証出来ない。

庭の夏みかんを写しながら、こんな大都会で酸っぱくても大きな夏みかんが出来るなんて、幸せだと思った。でも、最近は隣は面倒がって収穫しないから残念だ。
昨年は、折角、甘そうに実った枇杷をとる事も面倒がった。私は断ってとってみたが、結局、前程にはうまくとれなかった。

小さな地味な草が、この様な季節になって遅咲きながら花を開かせている。
それも、寒さに負けずに美しい彩りである。かえって、寒い空気に、一層、鮮やかさを添えている様に思える。
いや、周囲が、冬らしく、くすんで来たからだろうか。

こんなに庭にこだわる私は、もう歳をとり過ぎたからだろうか?別に、その事でこだわっている訳ではない。でも……思い出した。

まだまだ、私が元気よく仕事に就いていた頃だ。かつての同僚で、管理職になったT氏が苦笑いをしながら語った事がある。
「もう、人間に関わる機会が少なくなったから、植物が相手になったよ」と。

何時も明るくて頼もしかったTさんが、もう、人間相手でなくて植物だなんて…と、私は驚いた。人間って、そう言うものかなぁ!と。

あの人のしみじみと話された気持が、今になって、理解出来るようになっている。
だが、今の私には、植物を相手に話をするのもわるくないと思う。

そう言えば、あの頃の上司は庭掃きや、菊作りや植木の世話等をよくしていた。きっと、その様な作業をしながら、色々と経営の方法を考えておられたに違いないと思う。



久し振りに、大型のスーパーへ行った。『秋晴れ』が無いかと思ったが無かった。
私のお気に入りのリンゴだ。アップルパイにしたかったのに残念だ。

でも、やっと、生食が出来る牡蛎を見付けた。今から、もう、よだれが出そうだ。


     
            **** 月が出ていました ****

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