Milch's blog

ミルヒーのブログ
身近な話題や注目NEWSを紹介します
このブログ‥発信オンリーです
10/12renewal

「トムとジェリー&ポパイ」あれこれ

2007年04月25日 | Weblog
【トムとジェリー 英語原題 "TOM and JERRY"】

・アメリカの映画会社メトロ・ゴールドウィン・メイヤー (MGM) に所属していた、ウィリアム・ハンナとジョセフ・バーベラが制作したアニメーション。

・その後、ジーン・ダイッチやチャック・ジョーンズらによって続編が制作されたが、ハンナ=バーベラの2人による初期の作品に対しての評価がずば抜けて高い。

・人気が非常に高い上、子供からも親しまれるキャラクターのため、イメージキャラクターとして使用する企業も多い。 

・アカデミー賞を幾度となく受賞。

・日本でも、1964年にTBS系列で地上波初公開されて以来、幾度も繰り返し再放送され、非常に馴染みの深い作品である。

・日本のテレビ放送ではトムとジェリーの双方に声優が付いたが、元々は例外的な一部作品を除いて明確な台詞はなく、ナレーターの他は叫び声や効果音・音楽のみで構成されていた。



●Tom 正しくは"Thomas Cat (トーマス・キャット)"

・色はグレーまたは水色。

・ジェリーをいじめることが好きだが、実はジェリーがいないととても寂しがるセンチメンタルな面も持ち合わせている。また、ジェリーとの共通の敵が表れると、共同作戦をすることもある。

・メス猫(トゥードル)に対して、非常に惚れっぽい一面も持っており、親友でもある野良猫のブッチとは恋の鞘当てを演じることもある。

・音楽の才能に長け、特にピアノの演奏は絶品である。
(足の指でリストを弾けるほど)

・ジェリーの仕掛けた罠によく尻尾を挟まれるが、この時すさまじいまでの叫び声をあげる。
(大きく分けて「オゥーッホッホッホッ!」「アアアアアアアーーー!」の2種類がある)



●Jerry 正しくは"Jerry Mouse (ジェリー・マウス)"

・色は茶色。

・トムに悪戯をすることが好きだが、トム同様、実はトムがいないととても寂しがるセンチメンタルな面も持ち合わせている。このため、トムが家から追い出されるとトムが家に戻れるように画策することもある。

・従兄弟のニブルスをトムがいじめたとき、脅威的な力を発揮することもある。空手や柔道などの格闘技の素養もある。

・チーズが大好物だが、別段偏食はしない。

・文筆の才能に秀で、自ら手掛けた小説が大ヒットし、5万ドルの印税を手にしたこともある(トムと折半)

・剣の腕前はトムと互角だが、ニブルスが加わることによりトムに勝ってしまう。また、ダンスの腕も一流である。

・力持ちで、ジョレイーそっくりのいとこがいる。

・いかなる場所に閉じ込められても必ず脱出できる。その脱出劇はイリュージョンさながらであり、トムをたびたび驚愕させる。

・作品中では、圧倒的な勝率を誇り、トムの攻撃を完封することもあった。しかし、物語の序盤または中盤では劣勢なものの、最後に巻き返す作品が大半である。ジェリーが敗北する作品は実に3本ほどしかない。



●「トムとジェリー」 30年ぶりの新作 カートゥーンネットワーク放映(07 3/17)

・2006年に短編作品としては実におよそ30年ぶりに、この完全新作の『トムとジェリー テイルズ』が制作された。

・この新シリーズがこの6月に日本でも放映されることが決まった。放映するのはアメリカの傑作カートゥーンを数多く放映する人気アニメーション専門チャンネル カートゥーン ネットワークである。



●トムとジェリー主題歌
作詞・作曲 三木鶏郎 歌 梅木マリ&フォーコインズ

♪トムとジェリー なかよくけんかしな
トム トムトム ニャーゴ
ジェリー ジェリー ジェリー チュウ!
ネコに ネズミが かみついた
あべこべだ ネコたたき!!
ネズミだって いきものさ ネコだって いきものさ
トムとジェリー なかよくけんかしな
トム トムトム ニャーゴ
ジェリー ジェリー ジェリー チュウ!




【ポパイ(Popeye)】

・アメリカン・コミックの代表的なキャラクターの一人で、架空の水兵又は船乗りである。
(作品によって水兵であったり船乗りであったりする)


●1929年、エルジー・クリスラー・シーガーにより「シンプル・シアター」という作品で生み出されたキャラクター。

・初めは主人公ハム・グレイヴィ(Ham Gravy)とその恋人オリーブ・オイル(Olive Oyl)、オリーブの兄カスター・オイル(Castor Oyl)が中心人物の漫画だった。

・オリーブ達よりも10年遅れて登場したポパイは当初脇役であったが、何をやっても不死身な所から一躍人気キャラクターとなり、ハムの主役の座とその恋人オリーブを瞬く間に奪い去ってしまった。


●物語は、ほうれん草を食べると超人的パワーを出すセーラー服姿の男ポパイと、その恋人オリーブ、そしてブルート(ブルータス)の三人をめぐるコメディである。

・ポパイのほうれん草パワーは、ほうれん草等の野菜を食べない小学生に野菜が必要な事とを説く際、多くの母親たちが引き合いに出したエピソードでもある。

・この作品が制作された当時、ほうれん草の缶詰は製造されていなかったが、この作品の影響で製造が開始されたと言う逸話も残る。


●日本でもずいぶん親しまれたコミックで、1959年から1965年までTBSで放映されたテレビアニメは最高視聴率33.7%を記録した。
(1963年1月27日放送、ビデオリサーチ調べ、関東地区)



●ポパイ(Popeye:声:浦野光)

・水兵(船乗り)の、セーラー服姿でいつも口にパイプを銜えている、ひしゃげた顔の小男。両腕には錨の形の入れ墨をしている。普段は温厚でお人好し、子供(特にポパイに似た四つ子の甥)に対する面倒見もいい。

・力持ちだが、ブルートと比べるとやや劣る面もある。恋人オリーブを巡ってブルートといつも騒ぎを起こし、最初は自力で対応しようとするが、物語が終盤に近づいていよいよ危機的状況になると、缶詰に入ったほうれん草(初期の新聞連載時はキャベツだった)を食べて超人的なパワーを生み出し、ブルートをやっつける。

・殆どの場合、缶詰は缶きりを使わず、握り潰して開封する。地面にほうれん草の種をまき、見る見る成長したほうれん草をちぎって食べたこともある。

・困った時の口癖は「なんてこったい!」。



●オリーブ・オイル(Olive Oyl:声:京田尚子)

・ポパイの恋人。痩せっぽちで決して美人とはいえないが、牧場や店を興したりなどして自活しているしっかり者の女性。

・気が強いところもあり、ポパイがだらしない態度をとるとブルートへ浮気に走ることもある。



●ブルート/ブルータス(Bluto/Blutus:声:小松方正)

・ポパイの同僚で恋敵。ヒゲ面の身長2メートルを越す大男。

・物語冒頭ではポパイと仲良くしている事が多いが、オリーブに惚れており、ポパイから何とか奪い取ろうと画策しすぐに喧嘩を始める。

・だが最後には必ずポパイにやられている損な役回り。別人の悪役としても登場する事がある。



●ウィンピー

太った中年男性。無類のハンバーガー好きで、いつも片手に食べかけのハンバーガーを持ち歩いている。ハンバーガー欲しさにポパイに金をせびる事も。



●スウィーピー
オリーブの甥のませた赤ん坊。かなり賢く、言葉を話す。時折目を放した隙に危険な場所へ出歩き、騒動を起こしてはポパイ達を困らせている。



●ジープ
超能力を持った犬のような動物。「ジープ」の名は、第2次世界大戦時にアメリカが開発した四輪駆動車に採用された。



●1942年の太平洋戦争の最中には、ポパイが日本軍の海軍と戦うという、プロパガンダ的なエピソードもあった。



●ポパイの歌  
POPEYE the sailorman

♪Oh,I’m Popeye the sailorman(プー)
I’m Popeye the sailorman(プー)
I yam what I yam
and I yam,oh,what I yam
I’m Popeye the sailorman



参考にしたHP
http://animeanime.jp/news/archives/2007/03/30317.html
http://d.hatena.ne.jp/keyword/%A5%C8%A5%E0%A4%C8%A5%B8%A5%A7%A5%EA%A1%BC
http://www.cartoon.co.jp/program/tom/index.html
http://www.daneel.org/TVzenka2.htm
ウィキペディア(Wikipedia)

「三国志」あれこれ

2007年04月24日 | Weblog
●吉川三国志(1940年 講談社)
・近・現代の日本でも盛んに作品化が行われたが、その嚆矢となったのが吉川英治の新聞小説『三国志』である。

・戦闘シーンなどの冗長な描写を省き、人物像にも独自の解釈を取り入れて格調高い歴史文学として評価されている。

・それまで単なる悪役扱いだった曹操を、人間味あふれる乱世の風雲児として鮮やかに描いているのが特徴。

・ただし、同一人物が複数回戦死するなどの細かいミスがあることでも知られている。



●柴錬の「三国志」
・柴田錬三郎の『柴錬三国志 英雄ここにあり』
(講談社文庫 上・中・下の3巻)
・第4回吉川英治文学賞を受賞

・『柴錬三国志 英雄生きるべきか死すべきか』
(集英社文庫 上・中・下の3巻)



●陳舜臣の『三国志』
・陳舜臣の『秘本三国志』『諸葛孔明』‥オリジナル的な要素を多く含む。

・『諸葛孔明』で第26回吉川英治文学賞(1991年)受賞



●北方謙三の『三国志』(ハルキ文庫 全13巻)
・ハードボイルド作家北方謙三の作品。



●横山光輝の『三国志』
・吉川英治の作品を原作として横山光輝が発表した漫画作品『三国志』はコミック化の中でも非常に高い評価を得ている。

・可もなく不可もない名作漫画ではなく、三国志の毒のある部分をうまく生かしながら面白味を低年齢層にも伝えられるものであった。

・1971年から1986年まで、潮出版社「希望の友」「少年ワールド」「コミックトム」に連載された。

・全60巻(文庫版は全30巻)が潮出版社から発売されている。

・1991年、第20回日本漫画家協会賞優秀賞を受賞。



●三国志を扱った漫画作品‥

・『龍狼伝(りゅうろうでん)』(山原義人)1993年から月刊少年マガジンに連載。

・『蒼天航路(そうてんこうろ)』(原案:李學仁 漫画:王欣太)1994年10月から2005年11月まで週刊モーニングで連載された。

・『天地を喰らう』(本宮ひろ志)

・『覇-LORD-(ロード)』(武論尊原作 池上遼一作画) 2004年9月から「ビッグコミックスペリオール」で連載。

・『STOP!劉備くん』(白井恵理子)三国志を題材とした4コマ漫画。

・『一騎当千』(塩崎雄二)三国志世界を使った漫画。「月刊ComicGUM」(ワニブックス)に2000年より連載。



●『三国演義』 中国中央電視台製作 映像作品
1990年から4年間かけて撮影
制作費100億円・出演者10万人・馬10万頭
270分のビデオテープで14本 63時間



●『人形劇三国志』NHK人形劇
・1982年10月~1984年3月にかけNHKでテレビ放送された。

・『三国志』をモチーフに、魏、呉、蜀三国の興亡を描いた。

・人形劇本編の前後に、ストーリーテラーとして漫才師の紳助・竜介が出演していた。

・人形美術家川本喜八郎が担当した。



●『The Battle of Red Cliff(赤壁)』
チョウ・ユンファ主演で制作予定。実写映画



●『単騎、千里を走る』
三国志の京劇を舞台に中国を巡る映画
チャン・イーモウ監督 高倉健主演 2006年に公開。



●テレビアニメ作品『横山光輝 三国志』
・1985年に日本テレビ『水曜ロードショー』のスペシャルアニメとして放送された。続編として『三国志Ⅱ 天駆ける英雄たち』が製作された。

・1991年10月から1992年9月にかけてテレビ東京系列で放送された。全47話




●アニメ映画 
『三国志 第一部・英雄たちの夜明け』 
『三国志 第二部・長江燃ゆ!』
『三国志 第三部・遙かなる大地』
・日本テレビ制作のアニメーションバージョンの三国志



●ゲーム『三國志シリーズ』(コーエー) 
・コンピュータ歴史シミュレーションゲームは11作を数える。

・第1作は1985年に株式会社光栄(現コーエー)が発売。

・同社の『信長の野望シリーズ』と共に、歴史シミュレーションとしては有名どころである。



●アクションゲーム
『三國無双』(コーエー)三国志演義を題材としたプレイステーション用3D対戦格闘ゲーム。1997年2月に発売。

『真・三國無双』(コーエー)対応するハードはPS2ほか
第1作は2000年8月に発売。

『三國志英傑伝』(コーエー)1995年2月に発売。

『天地を喰らう』(カプコン)

『天地を喰らう2・赤壁の戦い』(カプコン)
・本宮ひろ志の三国志漫画「天地を喰らう」を原作に作られたアーケードゲームの第2作。1992年に発売。



●ボードゲーム
『三国志』(シミュレーションジャーナル社)
ゲームジャーナル第6号



●『サームコック』
・三国志演義のタイ語翻訳作品。タイでも日本や中国と同じく世代を越えた支持層を持つ。一般的に、タイで三国志演義(サームコック)と言えばチャオプラヤー・プラクラン版サームコックを指す。



●『絵本通俗三国志』
・江戸時代に出版され、イラストをふんだんに用いた内容から庶民に至るまで非常に広く読まれた。

・『三国志演義』の翻訳本。

・訳者は湖南文山



●『三国演義(三国志通俗演義)』
・明代に施耐庵あるいは羅貫中(らかんちゅう)が三国物語をまとめなおし、花関索伝や三国志などの歴史書から小説の筋に適合する情報を取捨選択して加えたものである。

・ややもすれば聴衆への受けやすさを狙って荒唐無稽に語られた三国物語を、文学として優れた作品の域まで引き上げた三国演義は、明清代の中国で広く好まれ、四大奇書のひとつに数えられた。



●陳寿の『三国志』
・陳寿自身の撰述した本文は民間伝承のように信憑性の乏しい情報の利用を抑制し、非常に簡潔な内容であることから歴史書としての評価が高い。

・また、南朝宋の裴松之(はいしょうし)が施した注が、陳寿の触れなかった異説などを三国志が高い評価を受けたために省みられず散逸してしまった多くの当時の歴史書からの豊富な引用によって紹介をした。


参考にしたHP
http://www.ritsumei.ac.jp/acd/cg/lt/cl/koten/ueno/tuzoku.htm
http://www.h5.dion.ne.jp/~ikeruze/diary/kitakata.htm
http://kino-p.keddy.ne.jp/impression/2002_11_18.html
ウィキペディア(Wikipedia)ほか

「忍者」あれこれ

2007年04月22日 | Weblog
●全国のさまざまな呼称

陸奥:陰術・早道の者

陸前:黒はばき

越後・越中:陰猿・軒猿・間士・聞者役・郷導・郷談

相模:草・かまり・忍・物見・乱破?・突破

甲斐:三者・透波・出抜

尾張・三河:饗談

加賀:偸組

越前:隠忍術・志能便

近江:甲賀忍

伊賀:伊賀忍・窮盗?・間議・測隠術

山城・大和:志乃比・伺見・奪口・水破

安芸:外聞

肥後:関やぶり

薩摩:山くぐり

・江戸時代までは統一名称はなかった。
「乱破(らっぱ)」「素破(すっぱ)」「水破(すっぱ)」「出抜(すっぱ)」「突破(とっぱ)」「透破(とっぱ)」「伺見(うかがみ)」「奪口(だっこう)」「草」「軒猿」「郷導(きょうどう)」「郷談(きょうだん)」「物見」「間士(かんし)」「聞者役(ききものやく)」「歩き巫女」「かまり」「早道の者」など。

・戦前は「忍術使い」といった呼称が一般的であったが、戦後は村山知義、白土三平、司馬遼太郎らの作品を通して、「忍者」「忍びの者」「忍び」という呼称が一般化した。飛鳥時代には、聖徳太子が、大伴細人(おおとものほそひと)を「志能備(しのび)」として使ったと伝えられる。

・「忍者」という呼称を初めて使ったのは、小説家の山田風太郎という説も。



●忍者の衣装
・「全身黒の衣装」「その中には鎖帷子を纏い、顔には墨を塗っている」「背中に刀」「夜陰に紛れて敵地に侵入する」というイメージで描かれることが多いが、黒は夜に像が浮いて見えることから、紺色もしくは柿の熟したような色の衣装を使用していたとされる。この衣装は、元々は甲賀地方や伊賀地方で使われていた野良着が元とする説がある。


・また、実際には「専用の」装束などは着用せず、その状況に合った服装(町中では町人の格好、屋敷などに侵入する場合には使用人の格好)


・忍者は戦うよりも逃げることに重点を置いていたため、通常は少しでも身軽になるよう重い鎖帷子は着用しない。背中に刀を背負うと地面を転がる際に邪魔になるため、普通の武士のように腰に下げることもあった。様々な特殊訓練を行い、特殊な道具なども所持しており、この道具を「忍具」、逃走術を「忍術」と言う。


・忍術には「陰忍」と「陽忍」がある。
「陰忍」‥姿を隠して敵地に忍び込み内情を探ったり破壊工作をする方法であり、通常イメージされる忍者とはこの時の姿である。
「陽忍」‥姿を公にさらしつつ計略によって目的を遂げる方法である。いわゆる諜報活動や謀略、離間工作などがこれに当たる。古武術には忍術の名残りが見られるものもある。


・近年の研究では、身体能力に優れ、厳しい規律に律された諜報集団という面の他に、優れた動植物の知識や化学の知識を持つ技術者集団としての一面も持つことが判っている。



●女忍び~くのいち
・女性の忍者のことを「くノ一(くのいち)」などと呼ぶ表現が、忍者をモチーフにした映像作品や漫画作品でよく見られる。

・これは“女”という文字を「く」「ノ」「一」と三文字に解体し呼称するようになった隠語表現であるとされる。

・忍術伝書『万川集海』の【久ノ一の術】は、間者としての女忍者の姿を伝える。

・男では潜入しにくいケースに女忍びを使った。例えば、女中として敵方の城に潜り込み、動静や秘密を探って報告した。

・また、久ノ一の術の中に隠れ蓑という術がある。これは、先に潜入させた女忍びに荷物を取り寄せさせ、その中に紛れて忍び入る方法だ。女性の荷物なのでチェックも甘い。

・つまり、現代に知られているような忍びの活動の手先として、補助的活動をしていた女忍びを「くのいち」と言う。

・「くのいち」という言葉は本来「九ノ一」が正しい。

・小説家の山田風太郎による造語という説もある。



●発祥と変遷
・忍者という存在の発祥については諸説ある。

・忍者は日本国内各地に分かれ、いくつかの集団を形成していた。その中でも甲賀や伊賀を本拠としていた忍者集団は有名である。これらの場所には多数の忍者屋敷があり、日々の訓練が行われていたと考えられる。甲賀と伊賀は、鎌倉時代にはその領地の大半が荘園であったため守護や地頭による支配を受けなかったが、戦国時代になり荘園が崩壊すると、地侍が数十の勢力に分かれ群雄割拠した。各地侍が勢力を保つため情報収集戦とゲリラ戦が日夜行われ、ここから「忍術」が自然発生したのではないかと考えられている。


・服部氏伝説
昭和37(1962)年 伊賀上野の旧家より「上嶋家文書(江戸時代末期の写本)」が発見された。これによると、伊賀国の服部氏族・上嶋元成の三男が申楽(能)役者・観阿弥で、また、その母は楠木正成の姉妹であったという。すなわち、観阿弥は楠木正成の甥であったということになる。観阿弥の息子・世阿弥も「先祖は服部氏」と自称していた。


・伊賀国では、藤林・百地・服部の上忍三家が他の地侍を支配下に、最終的に合議制を敷いて、戦国大名に支配されない地域を形成していた。外部からの侵略に対しては結束して戦い、織田信長が伊賀国を支配するために送り込んだ築城奉行・滝川雄利を追放、さらにはその報復として攻め込んできた織田信雄の軍も彼らは壊滅させている(第一次天正伊賀の乱)。改めて大軍を編成し攻め込んできた際に、伊賀国の忍者集団は壊滅的な打撃を受けたが(第二次天正伊賀の乱)、百地丹波以下100名が紀州の根来へと落ち延びたと言われる。


・徳川幕藩体制下
伊賀忍者は本能寺の変の際に、堺の見物に訪れていた徳川家康を護衛して伊賀越えを行なったことから、徳川幕府に召抱えられるようになった。彼らは、徳川幕府のために諸大名の内情を探るだけでなく、江戸城下の世論調査、大奥の警護、空き家となった諸屋敷の管理なども担当し、さらには同心として江戸城下の治安の警護に当たった。なお、御庭番は忍者と同様に思われがちだが、これは誤りであり八代将軍・徳川吉宗が紀州から連れて来た薬込役を伊賀者と同格に格付けしただけでしかなく彼ら御庭番は忍者とはかかわりがない。


・江戸時代の諸国を行脚していた俳諧師・松尾芭蕉は、現在の三重県伊賀市に当たる地方の出身者であった。そのため、松尾芭蕉は実は忍者あるいは隠密だったのではないかとする説があり、このことは小説などでも題材に扱われている。また、江戸時代の浮世絵師・葛飾北斎も公儀隠密説が囁かれている。



●上忍・中忍・下忍
・上忍
忍術使いの秘密組織の頂点に立つ者を上忍という。
上忍は、豪族・土豪として小大名的な存在であり、自ら忍術を使うことは殆どないと言っていいだろう。
伊賀全土に秘密の部下を配置し、その密偵組織を働かせて、群小豪族の依願に応じて諜報・謀略の役目を果たした。

・中忍
上忍が司令官なのに対して、その部下の部隊長といった役割を受け持つ者を中忍という。中忍は組頭として何人かの手兵を持っており、行動する時に当たっては、自分も忍術使いとして先頭に立って陣頭指揮をする。身分は、殆ど郷士・士分の者である。

・下忍
上忍や中忍の指揮に従って、実際に忍術使いとしての仕事を果たすのが下忍である。いわゆる下働きの忍術使いだ。
この下忍が、現在一般常識になっている忍者だ。
下忍は、それぞれに個性特徴を持っており、上忍は時に臨み、機に応じて彼等の技能を生かし活用した。


●忍具‥忍者が用いる武器・道具である。

・鉤縄 くない
「苦無」あるいは「苦内」とも表記される。
手裏剣 - 手投げの刃物。形は棒状のものから十字型、円形のものまである。通常、携帯していた数は一個のみであったという。

・忍刀

・撒き菱 - 植物の種を使用したものは食用が可能であった。

・五色米 - 赤・青・黄・黒・紫の5色に染めた米。食用ではなく、仲間との連絡に用いた。

・忍装束
戦闘用に野良着を改造したもので、闇に紛れるため色は黒ではなく茶色に近いものを着用していたとされる。また、「六尺手拭」を覆面に用いる事もあった。


●忍術‥忍術とは、忍者が主に追っ手からの逃走に用いる術

・五車の術
喜車の術 - 相手をおだてて隙を伺う。
怒車の術 - 相手を怒らせ冷静さを失わせる。
哀車の術 - 相手の同情を誘う。
楽車の術 - 相手を羨ましがらせて戦意を喪失させる。あわよくば相手を味方に引き込める。
恐車の術 - 迷信などを利用し相手の恐怖心につけこみ戦意を喪失させる。

・遁術
火遁の術 水遁の術 土遁の術 木遁の術 金遁の術 虫獣遁の術

天唾の術 獅子身中の術

・忍者八門 - 流派無関係にある必修科目
骨法術 気合術 剣術 手裏剣術 火術 槍術 遊芸 教門

・七方出で立ちの事
忍者は敵地に潜入する時など、その正体や目的を隠すために変装を用いた。七項目に分類される職業のものになりすますため、忍術伝書では変装のことを「七方出で立ちの事(七化)」という。虚無僧、出家(僧侶)、山伏、商人(薬売りやあめ売りなど行商人)、放下師(手品師、軽業師、猿回しなど)、猿楽師(歌舞音曲の旅役者)、常の形(農民や武士)



●著名な忍者衆
伊賀 甲賀 風魔 根来 軒猿 戸隠 透破 羽黒 黒脛巾 外聞 鉢屋 山くぐり



●主な流派
青木流 暁流 芥川流 伊賀流 一全流 伊藤流
上杉流 宇命流 越前流 加治流 紀伊流 紀州流
玉心流 楠木流 黒田流 甲賀流 甲陽流 雑賀流
薩摩忍法 武田流 多羅尾流 戸隠流 戸田流
中川流 名取流 南蛮流 忍光流 根来流 白雲流
羽黒流 波多野流 服部流 備前流 風馬忍法
福島流 福智流 北条流 松田流 松葉流 松本(元)流
美濃流 百地流 理極流



●九字護身法
手で印を結んでパッと姿を消す・・・
昔の忍者映画や忍者漫画でよく見られたシーンではあるが、まさか本当に消えるわけではない。
この印を結ぶのは「九字護身法」のこと。
「護身法」と言っても、これで身を守るというわけではなく、精神集中や自己暗示のための、言わばおまじないのようなものだ。
重要な任務に就く前や、敵地に侵入する前などに精神を統一し、「こうすれば大丈夫」と強烈な自己暗示をかけるために行なった。
つまり九字護身法とは、心の不安や動揺を打ち消す精神安定の方法なのだ。
「九字護身法」には、両手で印を結ぶ方法の他、右手人差し指と中指を刀に見立てて九字を切る方法がある。
さらに「九字九通り」といって「切上九字」「切下九字」「逆九字」「不動九字」など、八十一種類の方法があったという。


●著名な忍者~実在した有名な忍者

伊賀崎道順 - 戦国時代の伊賀者

石川五右衛門

出浦盛清(いでうら もりきよ)戸隠

鵜飼孫六 - 戦国時代の甲賀者

果心居士

加藤段蔵(飛び加藤・鳶加藤)戦国時代の軒猿衆

霧隠鹿右衛門

高坂甚内 - 戦国時代の透破 甲州流

上月佐助

佐田彦四郎 - 戦国時代の外聞

杉之坊照算(自由斎) - 戦国時代の根来衆

杉谷善住坊 - 戦国時代の甲賀者

世鬼政時 - 戦国時代の外聞

多羅尾光俊(道賀斎) - 戦国時代

柘植三之丞(柘植清広) - 安土桃山時代の伊賀者

津田算長 - 戦国時代の根来衆

二曲輪猪助(にのくるわ いすけ)- 戦国時代の風魔党

服部半蔵正成 - 徳川家の旗本

風魔小太郎 - 戦国時代伊豆の忍者。北条家に仕えた風魔党

百地丹波 - 戦国時代 架空の人物である百地三太夫のモデルとなった実在人物。

柳原戸兵衛 - 戦国時代の黒脛巾衆

山中俊好(山中俊房) - 甲賀忍者の旗頭の一人

横谷左近(横谷幸重) - 戦国時代の戸隠 真田流

世瀬蔵人 - 戦国時代の黒脛巾衆



●忍者と関係のある人物

大林坊俊海 - 戦国時代 陸奥の修験者

日下茂平(くさかもへい) - 高知県の日高村に実在した人物

喜多村弥兵衛 熊若 雑賀孫一 鈴木左太夫
鈴木重朝 篠山資忠 滝川一益 滝野吉政
太宰金助 禰津潜竜斎 蜂須賀正勝 鉢屋弥之三郎
服部半蔵正就 服部半蔵正重 服部郷八郎正広 服部康成
和田惟政 山岡道阿弥 植田光次 森田浄雲

藤田西湖 - 昭和中期まで生きていた甲賀流忍術14世。最後の忍者と呼ばれ、陸軍中野学校でも教師を務めた。

藤林長門守藤林正保 - 戦国時代 伊賀の三大上忍の1人。甲賀側にも多くの配下を持ち伊賀、甲賀を支配した。

藤林保武 - 『万川集海』の執筆者。

松尾芭蕉 - 忍者説がある。

山本勘助 - 新田次郎の小説『武田信玄』で、忍者として描かれた。

間宮林蔵 - 隠密。蝦夷地探索や薩摩潜入を成し遂げた。



●架空の忍者

カムイ- 比較的近年に創造された架空の人物。白土三平『カムイ伝』に登場する下忍。

猿飛佐助 - 真田十勇士の一人

霧隠才蔵 - 真田十勇士の一人

獅子王院

児雷也(じらいや 自来也・我来也) - 架空の人物

世鬼政清(せき まさきよ) - 架空の人物

飛騨の赤影



●甲賀流忍術屋敷
http://www.kouka-ninjya.com/



●近鉄伊賀線ペイント列車「くのいち号」(上野市)
http://www.asahi-net.or.jp/~PU7T-KMR/igaueno/iga5.htm



参考にしたHP
http://sengoku-ninja.seesaa.net/
http://d.hatena.ne.jp/keyword/%C7%A6%BC%D4
ウィキペディア(Wikipedia)

「お酒」あれこれ

2007年04月21日 | Weblog
お酒と都道府県の関係、あれこれです。


●成人一人あたりの<酒類の合計>消費数量ランキング 平成16年度

順位 都道府県名 合計

1 東京 120.4
2 高知 109.2
3 大阪 107.3
4 新潟 104.2
5 秋田 100.3
6 青森 99.0
7 北海道 94.5
8 京都 93.6
9 石川 93.0
10 鳥取 92.8

11 広島 91.9
12 島根 90.4
13 鹿児島 88.9
14 岩手 88.7
15 宮崎 88.4
16 山形 88.0
17 福島 87.1
18 福岡 86.9
19 福井 86.8
20 富山 86.3

21 山口 85.7
22 佐賀 85.3
23 大分 84.5
24 愛知 84.4
25 熊本 84.2
26 宮城 84.1
27 和歌山 83.9
28 兵庫 83.0
29 長崎 82.5
30 山梨 82.3

31 愛媛 82.1
32 長野 81.5
33 香川 81.0
34 静岡 79.6
35 徳島 79.4
36 栃木 77.3
37 群馬 77.3
38 神奈川 75.8
39 岡山 75.8
40 茨城 75.1

41 埼玉 74.1
42 岐阜 73.8
43 千葉 73.2
44 滋賀 73.0
45 三重 72.6
46 奈良 68.9

全国平均 88.5

酒のしおり」(平成18年5月 国税庁課税部酒税課発行)より
*沖縄県は未掲載



●成人一人あたりの<ビール>消費数量ランキング 平成16年度

1 東京 55.4
2 高知 46.4
3 大阪 45.6
4 新潟 41.0
5 石川 40.8
6 京都 40.7
7 福井 39.2
8 秋田 38.4
9 富山 37.7
10 広島 37.2

11 愛知 36.9
12 青森 36.2
13 愛媛 35.4
14 鳥取 35.3
15 佐賀 35.0
16 北海道 34.8
17 福岡 34.8
18 山形 34.6
19 島根 34.5
20 山口 34.5

21 和歌山 34.3
22 香川 34.3
23 長崎 33.7
24 長野 32.9
25 徳島 32.8
26 福島 32.7
27 熊本 32.7
28 兵庫 32.3
29 岩手 32.0
30 大分 31.8

31 山梨 31.8
32 静岡 31.7
33 宮城 30.9
34 岐阜 30.2
35 栃木 30.0
36 茨城 29.3
37 群馬 29.2
38 三重 29.1
39 岡山 28.3
40 鹿児島 27.9

41 滋賀 27.9
42 宮崎 27.1
43 神奈川 27.1
44 千葉 25.8
45 埼玉 25.6
46 奈良 24.6

全国平均 35.4


酒のしおり」(平成18年5月 国税庁課税部酒税課発行)より
*沖縄県は未掲載

参考にしたHP
http://www.japansake.or.jp/sake/data/seat_03.html



●お酒に強い人・弱い人
*アセトアルデヒド分解酵素活性型遺伝子を両親から受け継いだ人の割合
原田勝二助教授(筑波大学社会医学系)の全都道府県調査
『朝日新聞』2000年1月10日付「酒に弱い?中部・近畿」より


順位 都道府県

1 秋田
2 岩手
3 鹿児島
4 福岡
5 栃木
6 埼玉
7 北海道
7 沖縄    
9 熊本    
10 高知

11 山形
12 青森
14 千葉
15 新潟
16 神奈川
17 香川
18 宮崎
19 東京
20 茨城

20 山梨
22 山口
23 島根
23 鳥取
23 長野
23 福井
28 福島
28 兵庫
30 静岡

31 佐賀
32 長崎
34 京都
35 滋賀
36 群馬
36 富山
38 岡山
39 奈良
40 大阪

41 広島
42 大分
44 岐阜
45 石川
46 愛知
47 三重

参考にしたHP
http://miraikoro.3.pro.tok2.com/study/mekarauroko/sakenituyoiyowainozenkokubunpu.htm

「諜報機関」あれこれ

2007年04月19日 | Weblog
・スパイ機関、特殊機関、情報機関あるいは特務機関とも呼ばれる。

・安全保障の目的で国内外の情報を収集・分析し、政府に報告することで政策立案に資する国家機関、情報収集の一環として合法・非合法の諜報活動を行う機関の総称。

・有名なものは、アメリカのCIA、同じくNSA、イギリスのMI5、同じくMI6、現ロシアSVR、旧ソ連のKGB、イスラエルのモサドなどがある。


●アメリカのCIA
・アメリカ中央情報局(Central Intelligence Agency; CIA)

・アメリカ合衆国大統領直属の諜報機関。アメリカ合衆国の国策遂行のために、情報収集・対外工作(敵指導者の暗殺・情報操作・プロパガンダ・民衆扇動を含む)を行う機関。

・通称は本部所在地のバージニア州ラングレーにちなみ「ラングレー」または「ザ・カンパニー」などと呼ばれることもある。

・CIAが世界有数の強力な諜報機関になった背景には、かつてOSSの幹部を務め、後にアイゼンハワー政権下で8年間長官を務めたアレン・ダレスによる影響が大きいといわれる。

・1980年代ソ連崩壊直前には、世界中で主要敵であるKGBの諜報員の離反を成功させるなどして冷戦の終結に貢献した。



●アメリカのNSA
・国家安全保障局(National Security Agency;略称 NSA )

・アメリカ国防総省の諜報機関の一つ。国家情報長官によって統括されるインテリジェンス・コミュニティーの中核組織のひとつである。

・アメリカ中央情報局(CIA)がおもにヒューミント(スパイを使った諜報活動)を担当するのに対し、NSAはシギント(電子機器を使った諜報活動)を担当する。

・あまりに全貌が不明瞭なので「Never Say Anything(何も喋るな)」「No Such Agency(そんな部署はない)」と揶揄される事も。規模・予算ではCIAを3倍以上上回ると評される。



●アメリカのFBI
・連邦捜査局(FBI、エフビーアイ、Federal Bureau of Investigation)

・司法省下の組織で、州を越える、または複数の州に渡る犯罪や、テロ・誘拐・スパイなど国家に対する重犯罪、連邦職員の犯罪の捜査を担当する機関。

・逮捕権のみで起訴権をもたない。職員を1万人以上かかえ、米国内で活動している。

・本庁の所在地はワシントンD.C.のペンシルバニア通り1000番

・捜査官‥「Gメン」(Government men―役人の略)と通称される。これは武装した捜査官達がジョージ・“マシンガン”ケリーを包囲した際、ケリーが銃を向けられ「撃たないでくれ、Gメン!」と悲鳴を上げた事にちなむ。この時捜査官達は、自分達がこのあだ名で呼ばれている事を初めて知ったという。

・1924年5月10日にジョン・エドガー・フーバーが29歳の若さで長官となり、以後48年間、様々な活動を指揮した。



●イギリスのMI5
・イギリス情報局保安部 (Security Service、略号:SS)

・イギリスの国内治安維持に責任を有する情報機関。

・本部は、ロンドン、議会庁舎付近のThames House, Millbank 11。

・職員は約2,400名。所管官庁は内務省

・MI5(Military Intelligence <section> 5)として良く知られている。

・司法警察権は有さず、スパイやテロリストの逮捕は、ロンドン警視庁(スコットランドヤード)が担当する。



●イギリスのMI6
・イギリス情報局秘密情報部(Secret Intelligence Service、略称:SIS)

・旧称からMI6(Military Intelligence <section> 6―軍情報部第6課)としても知られている(しかし正式名称はあくまでもSecret Intelligence Serviceであるので一部のマスコミがMI6と読んでいるのは不適切でフレデリック・フォーサイスの小説においても何度も取り上げられている)。

・本部はロンドン。機構上は外務省に属しているが、実際は首相直轄の組織である。

・古くからイギリスはMI6等諜報機関の存在を否定していたが、007の原作者である、イアン・フレミングは元MI6の諜報員であることを公表しており、現役時代の経験を生かした物語としてジェームズ・ボンドを産み落としている。

・近年ではMI6、MI5などの諜報機関が公式ウェブサイトで新人採用まで行っている。2005年の応募資格は、両親の片方が英国人の英国籍で有ること。21才以上過去10年間に5年以上英国に住んでいたことが最低条件。



●現ロシアのSVR
・ロシア対外情報庁(略称СВР;SVR;エスヴェーエル)

・ロシア連邦の諜報機関である。旧ソ連のKGBで対外諜報を担当していた第一総局の後継機関である。本部は、モスクワ南部のヤセネヴォに位置する。



●旧ソ連のKGB
・ソ連国家保安委員会(略称КГБ;カーゲーベー)

・1954年からソ連崩壊まで存在したソビエト社会主義共和国連邦の情報機関・秘密警察。軍の監視、また、国境警備も担当していた。

・一般には、ラテン文字表記のKGB(英:ケージービー、独:カーゲーベー)として知られている。

・東西冷戦時代にはアメリカのCIAと肩を並べるかそれ以上の組織と言われていた。しかし、ソ連崩壊と同時にロシア連邦保安庁に権限を移行した。



●イスラエルのモサド
・イスラエル総理府諜報特務局は、イスラエルの情報機関。

・「モサド」という言葉はセム系言語ヘブライ語の一般名詞。機関や組織、施設という意味。

・イスラエル国外での諜報活動と特務工作に専門に従事するイスラエル国家機関で総理府管下に在る諜報特務局。

・諜報特務局「ハ‐モサド」推定要員数は1500~2000人位。



●大韓民国中央情報部(略称KCIA)
・朴正熙時代の大韓民国の情報機関。

・所在地名から通称「南山」と呼ばれ、国民から恐れられた。

・根拠法は国家保安法と社会安全法。職務として拷問を行った。組織・職員・予算は非公開とされ、職員は公募されず、生え抜きの軍人から選抜された。

・全斗煥が創設した国家安全企画部、金大中以降の国家情報院と韓国の情報機関はその後も存続したが、政治犯罪のみならず経済犯罪も扱い、また職員の公募も始まるなど、次第にベールを脱いでいった。



●陸軍中野学校
・諜報や防諜、宣伝など秘密戦に関する教育や訓練を目的とした旧日本陸軍の学校。

・所在地は、現在の東京・中野駅前。

・通称号は東部第33部隊。

・太平洋戦争終結で幕を閉じたため活動は8年間、卒業生は2500余名である。



●東機関(とうきかん)
・太平洋戦争時、アメリカの戦争遂行能力や軍事作戦、国内世論等の情報収集を目的として大日本帝国外務省がスペインにて創設した情報収集組織である。

・『東』の命名の由来は、「情報を盗みとる」の『盗』からきているといわれる。TO(諜報)機関とも。

・1944年半ば、アメリカによってその実態が把握されたことで、「東機関」は壊滅に追い込まれた。



●児玉機関
・児玉誉士夫が上海に作った機関



●公安調査庁
(Public Security Intelligence Agency; PSIA)

・破壊活動防止法や無差別大量殺人行為を行った団体の規制に関する法律に基づき、日本に対する治安・安全保障上の脅威に関する情報収集(諜報活動)を行う組織である。

・略して「公安庁」「公調」「PSIA」と呼ばれる。

・法務省の外局。



●内閣情報調査室
・内閣官房の内部組織の一つ。略して内調(ないちょう)とも呼ばれる。

・内閣の重要政策に関する情報の収集及び分析その他の調査に関する事務をつかさどる情報機関である。

・英訳は、Cabinet Intelligence and Research Office。

・海外の情報関係者からはCIRO(サイロ)と呼ばれることがある。



●ジェームズ・ボンド(James Bond)
・イギリスの作家イアン・フレミング(1908~1964)のスパイ小説およびこれを原作とする映画の主人公である。

・イギリス情報部のエース諜報員。殺人許可証(任務遂行中は自分の一存で容疑者を殺めても不問にされる。この資格については「殺しのライセンス」という惹句でしばしば表現される)を与えられており、「007」のコードネームを持つ。

・「007」は原語で「ダブルオーセブン」で、これが “正しい読み方” とされている。ただし日本では1970年代中頃までは「ゼロゼロセブン」と言っており、映画も第1作から第7作『ダイヤモンドは永遠に』までは「ゼロゼロセブン」で公開されている。

・第1作は1962年「007 ドクター・ノオ(Dr. No)』(1962年/テレンス・ヤング監督)

・ショーン・コネリー(Sean Connery)1~5・7作
・ジョージ・レーゼンビー(George Lazenby)6作
・ロジャー・ムーア(Roger Moore)8~14作
・ティモシー・ダルトン(Timothy Dalton)15・16作
・ピアース・ブロスナン(Pierce Brosnan)17~20作
・ダニエル・クレイグ(Daniel Craig)21作



参考にしたHP
http://kazama-mys.com/
http://www.kantei.go.jp/jp/gyokaku/houmu616.html
ウィキペディア(Wikipedia)