さきち・のひとり旅

旅行記、旅のフォト、つれづれなるままのらくがきなどを掲載します。 古今東西どこへでも、さきち・の気ままなぶらり旅。

プラハへ ~ビヤホール事件勃発

2013年11月28日 | オーストリア・チェコ



ザルツブルクからウィーンへ戻り、翌日にはプラハへ。5時間あまりの列車の旅です。

ザルツブルクへ向かう列車も「ミュンヘン行き」でしたが、このプラハへ向かう列車も
「ベルリン行き」。寝過ごしでもしたら大変なことになるなー。

切符を買うときのおねいさん、親切に対応してくれて、季節のディスカウント切符を
くれました。日本で列車のネット予約もできるのですが、現地で買うほうが安いのです。

それに乗り換えがあればその情報、出発時間や到着時間などをプリントアウト
してくれるのもありがたい。日本の交通機関も大変親切ですが、プリントアウトは
やってくれませんよねェ。



上の2枚はプラハの駅です。古くていい感じです。

チェコはユーロに入っていないので、「クローネ」という単位の通貨です。
ほぼ世界中のATMから現金を引き出せるはずの私のバンキング・カードを入れて
みたら、なんと"expired"=「期限切れ、終了してます」と表示!w(゜゜)w

なにっ! しばらく頭の中は真っ白w だって現金が引き出せなかったら、これから
5泊、どうやって過ごすの?いま中央駅からホテルまでどーするの???
ここはチェコ、EU圏から離れた陸の孤島なの???

「このカードは提携しておりません」ならいいよ。「期限切れ」って???

カードが使えなかった中国ウイグル地方の旅を思い出しながら、しばし呆然とした
あと、「違うATMを試してみよう」と気を取り直し、探し出してやってみました。

出来たとき、ほっとしましたよ… _| ̄|〇 無事、お金を手にできました。。。



駅前からタクシーを乗ろうかと思いましたが、旧市街まで2kmないのに4、5千円
という。プラハのタクシーは「ぼったくり」が多いそうで、気分が悪いから頑張って
地下鉄に乗り、歩きました~。混み合った目抜き通りから見えているのは国立
博物館の堂々たる建物です。



きれいで静かなホテルに荷物を置き、とりあえずビールを飲みに出ました。
なんてったってチェコはビールが美味い!

すぐ近くに見つけた感じのよさそうなビヤホールがここ、U Vejvodu。




カウンターが空いていたので、ビールの注ぎ口が並んでいるすぐ横に座って、
チェコ語がわからないので、指をさしてピルスナーだの黒だのを飲む。



みんなガブガブ飲んでいます。とても美味いし一杯200円ちょっとなので、こりゃあ
昼から夜から飲みまくり、プラハの旅を楽しまねば、とスタートから意気揚々(^益^)b

この一回目はいい感じだったのです。気持ちよく飲んで帰ったのです。だから
2~3日経ってまた行ったのです。。。

2回目はカウンターではなく、背の高いテーブル席に座りました。まずはぐいっと
一杯飲み、続けて2杯目を飲もうと店員を呼んだら…。

店員のおばさん、私がにっこりと手を挙げたら、ものすごく嫌な顔をして、ツカツカと
やってきて、「あんたね、この国では手を挙げて店員を呼ぶのはすごく失礼な
ことなんだよ!」と大声で怒ったのです。

「それは知らずに失礼しました。私の国ではこうするものですから。ではこちらの
国ではどうするんですか?」

…と聞くと、手を挙げそうになりながら、ぐっとつまってしどろもどろし、指をVの字に
して目に当てて「こうするのよ!」と答えました。そんなことする人いませんよねー!

そして会計をするとき、少し高くなっていたのと、「サービス料は入ってないんだから
ね!」とチップを要求。札を出すと、バッグをちらっと見て、わざとらしく「ああ~、
おつりの小銭がないわー!」と大きな声を出し、結局数百円(たったのというか)
余計に取られてしまいました。

               
                       へこむわ…



この画像はカウンターに座った一日目のものです。帰国して見ていたら、あひー、
右の隅に横顔が写っているではないでーすか。


かなり嫌な思いをしたので、ホテルのフロントでちょっと聞いてみました。ウェイター
やウェイトレスを呼ぶとき、どんなしぐさをするのかと。すると私がやった通り、
手をちょっと挙げるのです。「それはこの国では失礼だと言われましたが」と聞くと、
「全然意味わからないわ」とのことでした。

結局嫌がらせでからまれたのです。しばらく気分が悪かったのは、「これが白人なら
しないんだろうなー」という思いです。「人種差別なんて考えすぎ」と思われますか?

先日、稀勢の里が白鵬を破ったとき、観客から「万歳」の連呼が起りました。
こんなこと初めてではないでしょうか。白鵬は、「俺がモンゴル出身だからなん
だろうな」と思ったでしょう。今や相撲の一番強い人たちは、ほとんど外国出身で、
日本人はほとんど勝てない状況が続いておりますので、日本人がガイコツ人を
やっつけたら万歳。考えすぎだと思いますか?昇進や優勝にからんでいない
一番だったのですよ。

万歳をするほうは差別意識など実感していないでしょうが、白鵬の気持ちを思うと
私は大変嫌な気持ちになります。簡単になんでも「差別だ!」と言うのは嫌いですが、
露骨でなくとも、意識していなくても、本当に些細なことでも、人をひどく傷つける
ことがあるのです。。。

       
                こういう気分だぜ…(=゜益゜):;*.’:;



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