さきち・のひとり旅

旅行記、旅のフォト、つれづれなるままのらくがきなどを掲載します。 古今東西どこへでも、さきち・の気ままなぶらり旅。

釧路から帯広へ

2019年03月02日 | 北海道シリーズ



この日は釧路から帯広へ向かいました。釧路の街を歩いていると、乾電池の自動販売機あり。
機能停止からどれほどの月日が過ぎ去ったのでしょうか。



釧路は昨年滞在し、湿原はもちろん博物館や炭鉱展示館、啄木の展示など一通り見たので、
午前中にどう過ごそうかと思っていたら、ピカソの版画展をやっていたので釧路芸術館に
行くことにしました。



けっこうな数の銅版画やリトグラフなどが出ていて、ほぼどの部屋もひとりでゆっくり
見られました(せっかくこれだけの企画なのに)。日本の展覧会はだいたいそうである
ように撮影禁止なので、みなさんにはお見せできません~。

ピカソの描く人物は、横顔と正面が一緒になっていたり、胸とお尻が同時に見えていたり。
子供が描いた幼稚な作品と紙一重の感じなのですが、どうして世界中の人々が心打たれる
のでしょうかねェ。

我々人間がとある人物を心に思うとき、それは断片的な印象の寄せ集めでその人間まるごと
ではありません。にやりと冗談を言ったり変にむっとした顔だったり。黙って向こうを
向いていたり正面から文句を言ってきたり。そのイメージを絵にしたらこうなるのかしら。

一緒に寝る女だったら、写真のように思い出すのではなく、柔らかい肩の感触や弾力のある
尻、しなやかな腰回りなどのイメージの集まりで、それを一枚の絵にしたらこうなる?
するとピカソの絵は、我々の心に描かれている人物を写真に撮るよりも忠実に表現している
のかもしれない。

女の横顔も見ていたいが、こちらを見つめる目も素敵。正面から抱いていたいけれども
後ろから抱きしめたくもなる。胸に顔を埋めたら尻も眺めたい。そういった願望の実現?

さてさて、帯広に向かうべく釧路駅へ。するとなんだ?火事じゃないよね?



フォエェェ~~!!!と汽笛が鳴って、汽車が発車。もうちょっと早く来ていたら
間近に見られたのになあー。



私はほとんど各駅停車
を利用するのですが、本数が少ない&あまりに時間がかかるので、
今回は特急列車を利用。



ローカル駅を通過。線路の2本だけがわかりますね~。



おうおう、川が凍りついているよ。



「雪化粧」とはよくいったもの。きれいですねえ。



さあて帯広に到着。思ったより雪が少ないね。



お宿は駅前の「天然温泉」と書かれているビジネスホテル。チェックインタイムより
だいぶ前でしたが、もう利用させてくれました。



すぐ横に豚丼「ぱんちょう」があり、人気店らしく行列がある。時間もあるし、ここに
入りました。豚丼って、都内のデパートの「大北海道展」のイートイン・コーナーで
食べた記憶あり。もちろんここの中も満員&相席でしたが、中国人旅行客が多いのに
びっくり。なんか調べて来るのでしょうねェ。



松竹梅とありましたが、それは豚肉の量。これは竹でしたが、なかなかの迫力でしょう?