さきち・のひとり旅

旅行記、旅のフォト、つれづれなるままのらくがきなどを掲載します。 古今東西どこへでも、さきち・の気ままなぶらり旅。

東海地方の旅 掛川へ

2018年11月15日 | 関西シリーズ



今回は東海地方への旅。掛川から浜松、豊橋、名古屋へと足を延ばします。掛川の
発音は、地元の人によればフラットではなく「け」にアクセントがある。つまり
「山本さん」のような発音ではなく、「中川さん」のように読むそうです。

それにしても、久々に「こだま」に乗った。新幹線の各駅停車である。三島だの新富士
だの、まず乗り降りしない駅に、もちろん全部止まる。止まるたびに「のぞみ」や
「ひかり」が追い越してゆく。そちらは5~10分おきに出ているんだから、こちらが
止まるたびに追い越してゆくのは当たり前なのだ。駅に止まるたびに、「何分停車~」
というアナウンスが入り、ちょっとすると「どばばばば~ん!」とものすごい勢いで
のぞみが通過してゆく。すごいスピードだから、ものの3秒ぐらい。それからひかりが
通過。そしてやおらこちらが出発するのだ。毎回抜かされるので、なんかとても遅い気分。
在来線とは比較にならないほど速いんですけどね。



掛川駅には原発の宣伝がありました。見事に誰も見ちゃあいませんでした。
「地球温暖化」がどれだけ環境を破壊するか、そして原発がそれを止める有効な手立て
なんだと言っていました。原発は恐ろしく環境を破壊しますよ?温暖化を止めるには、
エネルギーの消費を抑えるのが一番だと思うけど。



さて散策を始めましょう。駅の南から西へ向かいました。「美感ホール」って思い切った
ネーミングですなあ。



「亀の甲」って、ここの地名なんですねー。



ホレ、ね^^



私はすぐに「亀甲縛り」を思い浮かべてしまいますが。。。



おお、だんだん絶滅しつつある典型的な地元のスーパー。がんばれー。もちろんここ
掛川も、町はずれにワンパターンのチェーン店がズラズラとできており、街中は閑散と
していました。



昼飯は創業大正15年という古い食堂に。それにしては派手だよなあ。



やはり人気店のようで、昼には行列ができるようです。メニューには「おしゃべりに
夢中で長々座り込んでいるもんだから、並んで待っている客と大きなトラブルになった
ことがあるので、考えろ(つまりさっさと食べて出てね)」なんて書いてありました。
そう書かれると飯が7%ぐらいまずくなるってもんですが、東京のミシュランにのった
ラーメン屋でも、えらく評判のスープカレー屋でも、すごく行列ができているのに
延々とおしゃべりをしていて食べない、食べ終わってもなかなか出ない客を見たりする
ので、少しわかる気もします。

さてここは伝統の中華そばがお勧めだというので、食べてみました。スープのベースは
チャーシューを煮込んだ醤油を使ったものだ、と書いてありましたが、ほんとに醤油味!
もちっと鶏ガラや煮干しなんぞが古き良き伝統だと思うけど、ラーメンはそこの人が
こだわって作ったものですから、好みも千差万別なんですよね。



掛川のマンホールはお城。



さて食堂のすぐ裏には、遊郭の廃墟があるという情報を得ていたのですが、なんと
片付けられていましたあ~!



これがグーグルストリートで見たもの。いまでも見られるので、片付けられたのは
わりと最近でしょう。遅かりし由良の助。2階の窓が、その風情を残しています。
全国の遊郭が閉鎖されてから久しく、その跡はいまやほぼ全滅ですよねえ。
コレ見たかったなー。



遊郭のあった街はずれから、中心部へ戻っていきます。「油店」は三階建て。



中町とくれば中心街だろうに、見事にシャッター通りになっている。「タネ、苗、球根」
なんて店は、やってくの厳しいよねえ。



おおお、ありがちな、歯の抜けたようなアーケード街。ひどすぎる。



うわー、清水銀行は立派な建物。これって古い建物を買い取って改修したんだよね?
左のほうに見える看板も素晴らしい。



やってる店もありましたー。右から「天真堂」は文房具屋?次は「履物店」。その左は
もう何を扱っているのか、営業しているのかもわからない。絶対高齢化してるよね?



おお、廃ビルのように見えて営業中。「呉服、ベビー用品、贈答品」と書いてあります。
これだけ大きいと、従業員を雇っているよね?失礼ですが、賃金出すのは大変そう。
いや、地方の大きな廃ビルのようなホテルで、老夫婦でやってるところもあったからな。
まさかここ、老人のワンオペだったりして。ちょっと品揃えなどをひやかしで見てみたい
気もしましたが、何か買うこともなさそうなので、覗くのはやめておきました。