天草の南端の町、牛深に到着しました。マンホールは「ハイヤの踊り」です。
牛深の港は江戸時代から海運の中継基地であり、諸国の帆船が出入りし、また漁船の
往来も盛んで、船の往来から導き出されたものがハイヤ節だそうです。
寿司屋のおやじさんが、「全国のハイヤ踊りの、ここが元祖なんだよ」と誇らしげに
語っておりました^^
天草では本渡と並んで大きな町のはずなのですが、あちらと同じでこちらもひと通りは
ほとんどない。いちおうここはメインの通りのはずなのですが。
少々古い感じの「ホテル・ハーバーイン」。ちなみに私はほとんど大手の旅行サイトで
宿泊先を予約しますが、牛深ではホテルが見つかりませんでした。ないはずはないでしょ、
と思っていろいろ探すと、とりあえずあることはわかりました。しかしネット予約はどうも
できないようなので、東京から九州まで電話して予約を取ったのです。なんか久しぶりに
直接電話予約をしましたよ~。
おおお、廊下も昭和な感じですー。
微妙に独房感のある部屋でした^^; Wifiはなし。
窓からハ~バ~が見渡せました。
この右下のセロテープがいいよね。
配管が古くて錆びてきているのでしょう。最初に赤い水が出てくるっての、昔あったネ。
おおお、100円入れると10分エロビデオが見られるってやつ、これも懐かしい~。
お金入れたら、昭和のポルノが上映されたら面白いだろうけどねェ。
牛深では、観光で見るべきスポットはほとんどないようです。港の先に、「うしぶか
海彩館」というのがあって、地元の名産品が揃っていると書いてあったので行ってみました。
ご覧の通り、いけすがありましたがお魚ちゃんはほとんどおりません。
お魚ちゃんどころか、人もほとんどいません。チョロッと海産物などを売っている店、
食堂などが営業しておりましたが、すごぉ~く寂しいところでした。なんか瀕死の状況。
うう~む、ひどく過疎が進んでいるようだ。現在の政府は年間収入の200倍以上の借金を
こさえてきて、それでもなお絶望的な「景気浮揚」をしようとまっしぐらですが、こうやって
人口が減り、言ってみれば働き盛りの中年を過ぎて老齢期に入ってきている国は、それを
自覚して、適度な生活のダウンサイズを受け入れてゆくべきときなのではないでしょうか。