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さきち・のひとり旅

旅行記、旅のフォト、つれづれなるままのらくがきなどを掲載します。 古今東西どこへでも、さきち・の気ままなぶらり旅。

古代オリンピック競技博物館 2

2016年11月19日 | ギリシャ



オリンピック競技の様子を描いたモザイク画。(小島よしおの団体みたいw)

    

かけっこ

スタジアムでは4種類の競争がありました。縦長のトラックに、スタートラインの石が
並んでいましたよね。あの片道が基準で、あとはその往復、つまり競う距離はその
倍数になっていました。短距離は約200ⅿ、そして400ⅿ、中距離の800ⅿと、
長距離で、1400ⅿから4800ⅿのレースがあったのです。



武装でのかけっこ

フル装備してのかけっこもありました。やはり戦争の影響が強いのでしょう。
ヘルメットに脛当てをつけ、重い盾をかかえてスタジアムを往復、もしくは2往復した
のでした。やはり大変すぎたのか、紀元前5世紀には脛当てがはずされ、紀元前
4世紀になってヘルメットがはずされ、最後には盾をかかえての競争になったとか。

   



少年の競技

オリンピック少年の部は、紀元前632年、第37回オリンピックで始まりました。
最初はかけっことレスリングだけで、その後にボクシングが追加されました。
どれだけとうちゃんかあちゃん達がコーフンしたか。

     

古代ギリシャ文明は、哲学や文芸などの知のみならず、女性の美、そしてアスリート
たちの肉体美と、「精神と肉体」の「調和」を重んじたのです。