さきち・のひとり旅

旅行記、旅のフォト、つれづれなるままのらくがきなどを掲載します。 古今東西どこへでも、さきち・の気ままなぶらり旅。

さまざまなカプール星人たち 北温泉紀行5

2011年10月28日 | 東北シリーズ



さて、のんびりまったり過ごした北温泉をあとにします。
バス停まで30分以上歩かなければなりません。
わたし以外はみんな車のようです。車だって駐車場まで15分ぐらい歩くのですが^^;

朝の9~10時頃は、チェックアウトの客が帳場で顔を合わせます。
裸で風呂や、浴衣で食事処で会った連中と、服を着て再会(^益^;

思い出せば食事処は大広間。囲炉裏もあって風情のある部屋でした。
 わたしはひとりなので、はじっこで全体を見渡せる位置でした。
目の前はカポーが並び、その向こうには4人やら6人のグループ。
 3組のカポーは、みんな男があちら側に座る。つまり俺と向き合うのは男w
あっちもこっちもビールを飲んでおりますが、わたしひとり熱燗をちびちび…。

どいつも30代ぐらいで、一様に日焼けしててやせてて、頭のてっぺんの毛はほとんど失われている。お互い別グループなのに、だんご3兄弟みたいだw またみんな嬉しそうに、にこにこしながら話し続けている。そりゃあ恋人や新婚さんで一緒に温泉なら嬉しいだろうねェ。あの男ども、いかにも誠実そうで、よく働いているんだろうなあ。あれだけの笑顔で話し続けていりゃ、巨大なおしりをこっちに向けている女性たちも、さぞや幸せなのでは…(^益^)wゴチソウサマデス



さて歩いていると、だんだん霧が濃くなってまいりました。
幻想的とゆーか、ひとり侘しいとゆーか…^^;



森の妖精が現れ、「ね、あなた、さきち・さん…でしょ?」
 なんてこともありませんでしたねェ…^^



この週末は、東日本全体が雨の予報でした。
でも一日目は夜まで降らず、二日目はずっと宿なので雨の風情を楽しみ、三日目は朝に雨があがったのです。つまり傘は使用せず^^ 朝早くから夕方まで宿を追い出される木の下旅館がある千葉では、ナント大雨警報が出ておりました。あっちじゃなくてよかった~(^益^)b



さてバス停です。この頃には霧が深くて、こんな感じでした~w



黒磯からローカル線に乗って宇都宮まで来ました。
せっかくなので、この街の唯一の(?)名物である餃子を食べることに。
期待通り美味かったです!

しかしビールに餃子とくれば、食後に一服したいぜ…(゜益゜)y─┛~~
店内禁煙!入口の支払いの場所に灰皿が置いてあるが、こりゃいっそ外に出しておいてくれたほうがいいのに…。食ってる人たちが嫌がるでしょ…と気の弱いワタシw

というわけで、駅前の喫茶店に入る。コーシーを飲みながらやっと一服。地方都市にはこういう伝統的な喫茶店が残っているからいいぜ。東京には消えかかっている素晴らすい伝統^^

窓際に座り、プカプカとやりながら外を見る。
 するとやけにカポーが多いのに気がつく。そう、今日は日曜ですし。
それにしても手をつないで嬉しそうに歩いているやつばっかりだ!
 最近は「恋人がいない」という割合が大変増えているという記事を読んだぞ。
宇都宮は異様にしあわせな街なのか?放射能かんけーあるのか???

ウウム、考えてみると宇都宮のように、ポツンと存在する地方都市にはカプール星人が集まってくるのだ。車に乗って、電車に乗って、1時間でも2時間でもかけて、田舎に住んでいる連中は休みになると街へ出る!だって田舎じゃ目につくもん!行くとこないし!

行くとこっつったって、ここでも通りをひたすら歩いたり、ショッピングモールをぶらぶらしたり、ファストフードを食べるくらいしかねーんだろうけど。でもいいの。しあわせなんだもん!

そして圧倒的多数(?)の除外者たちは、田舎の自宅で三味線を弾いたり、ネットで囲碁を打ったりしているのだ。。。