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さきち・のひとり旅

旅行記、旅のフォト、つれづれなるままのらくがきなどを掲載します。 古今東西どこへでも、さきち・の気ままなぶらり旅。

ハバロフスク郷土博物館 新館3

2018年10月09日 | ロシア



むかしなつかし道具類エリアです。真ん中下の道具、これは金の採掘に使うやつ?
女性もだいぶ活躍したようです。



おお、こういうストーブや樽、よく残っていましたね。



旋盤ね。私は高校生の時、実習で使ったことがあります。その高校もなくなったよ。



大砲の弾ですね。



旧ソ連の時代ですね。いまの若者は、ロシアになってから生まれた人たち。むかしの
暗く厳しい雰囲気はなく、明るくにこやか。世代間のギャップは大きいかもしれません。



このあたりになると、「ちょっとむかし」なのですが、精神的には「遠い過去」か。



ひとつひとつ見ていると、あっという間に時間が過ぎてゆきます。



ほぇ~、すごい電話だ。ぐりぐり回して、ジリリリリンって鳴るんだよね。



手作りの机、素晴らしい。こんなので仕事したいね。真ん中にあるのは、ディスク式の
オルゴールですね。大変な贅沢品でしょう。



手前は実物の模型ですが、後ろは絵です。ここは階段を上がったところ、360度の展示に
なっている特別エリアでした。極東の厳しい戦争の様子を再現しています。寒くて大変
だったでしょうなあ。「戦争と平和」と思い出しました。



ほとんど見物客はいなかったのですが、ここに作業服を着た二人組がやってきました。
そんな格好でも、普通に客だったようです。ひとりが声をかけてきて、片言で国を
聞いてきたので、日本人だと答えると「ほおお」と感じ入り、隣の青年を指さして
「こいつはウズベキスタン人だよ」と紹介しました。「遠いな~♪」と言ったようでした。


ハバロフスク郷土博物館 新館2

2018年10月08日 | ロシア



ハバロフスク郷土博物館、新館の続きです。階段を一番上まで上がると、旧ソ連の栄光、
国をあげて科学の発展や、スポーツをはじめ文化面でもすごかったんだよ、という
展示がありましたが、そういうのには関心がないのでスル~。

でもこういう懐かしい郷愁の展示ではじっくり^^ 右のテレビなんてすごいよねえ。



おお、卓上の電話、そしてタイプライター。いいねえ。



「デルス・ウザーラ」の展示はこれだけでした。これは名作ですよねえ。極東を
舞台にした、探検部隊・隊長のアルセーニエフと、原住民のデルス・ウザーラとの
友情物語。この後、私はウラジオストクでアルセーニエフの住んでいた家を訪ねます。



シベリア開発、炭鉱の展示。釧路で炭鉱博物館を見ましたねー。



これは、水の自動販売機?いまどきペットボトルではなく、コップが出てきて一杯
ジャボジャボ、と出てくるのかー。ロシアでは水道水を飲めません(日本以外で
どれくらいあろうか?)。なのでどこでも飲料水が運搬されています。ホテルでは
だいたい廊下に巨大な給水機が置いてあります。



さて、むかしの写真がいろいろ展示されていました。ここからはその連続です。なにせ
私はこういうのがあると、じっくりひとりひとり顔を眺めちゃうのです。
左下、なんだ?仲がいいのか?男同士でカポーなのか?なんかやだな。



おおお、ここの前列もそうだ。このレイアウトは、ロシアスタンダードなんだなぁ。



ロシアの近代は、シベリア、そして極東進出(開発or侵略?)ですからね。しかし
日本では本土の人間とアイヌ民族が一緒にこうやってる写真は見たことないです。
イザベラ・バードは、「アメリカでインディアンにしているようには、日本人はアイヌに
ひどいことをしていない」と言っていますけどね。



こういう時代もあったと。



蝶ネクタイしていて、下は下着みたいだぞ^^;



ヘアースタイル、みなさん写真撮影のためにきっちりきめてますよね^^;



ぎゃはは^^ インスタ映えしてますねー。センターの下、顔をこっち向けてー!



ひとり旅でふらふら、の私にとって、軍隊はもっとも遠い存在です。口より手が先に
出てしまう人がいますが、私は口だけ動かして、あとは足で逃げていきます。そういう
勇気を持っていたいですねェ。


ハバロフスク郷土博物館 新館1

2018年10月07日 | ロシア



ハバロフスク郷土博物館の続きですが、こちらは旧館の横にできた新館です。ババロフスク
にはいくつも博物館がありますが、一番規模の大きいここがツアー客の回ってくるところに
なっており、ご覧の通り、中国人と韓国人がゾロゾロと団体でやってきます。うるさい。
ロシア人が中国語や韓国語を話しているのを見ると、少し変な感じがしました。




なんか気品を感じますよね~。「失礼しました」って頭を下げたい気分になる。



こちらは愛嬌って感じですかね。「ガンバレ」って言いたくなります。



セイウチはでかくてヤダ。函館の博物館でも見かけましたが、でっかいオスがハーレム
状態でメスをたくさん囲うらしい。それも気にいらん。


 
「サンタの橇を引っ張って、プレゼント配ってるのか?」なんて聞いたら、「アホウ」
とか言われそう。



遠くから見たらヤギさんかな?なんて思いますが、すごい牙!こわっ!
シベリアジャコウジカというそうです。
ジャコウ? 調べてみたら、こいつの腹から香水の原料が採れるっつーので乱獲された
とか。お気の毒にー。



こいつは小ネコくらいに小さいです。でも獰猛そう。きれいだから襟巻にされそう~w



可哀そうな剥製は切り上げて、なんかかわいい民族展示品エリアへ。



どうして両手のひらを向けているのでしょう。「待ってくれ!」じゃないよね^^;
いまだと「まあまあまあ・・・」ってか?
観音様の片手の施無畏印は「畏れるでない」と安心させるためのポーズですが、この
感じの顔では、見た人はおそれを感じないでしょうしねえ。



センターのおばあは、なんか偉い人だよねー。



ロシア正教は、11世紀にキリスト教が東西に分かれたときの東ローマ帝国で発展した
東方教会のひとつです(西はもちろん、ローマ・カトリックです)。その歴史も展示
されていました。



イスラム教原理主義者みたいに、ロシア正教の司教は髭がモジャモジャ。それにしても
右の写真、どうして聖職者がスポーツジムに行ったり卓球をしているところを展示して
いるのだろう?



なぜかこけしが展示されていますが、日本への布教コーナーがありました。



右下はお茶の水のニコライ堂で、左下は函館のハリストス正教会ですね。
右上の写真、日本人とロシア人の背丈の違いったら^^;


ハバロフスク郷土博物館

2018年10月06日 | ロシア



さてハバロフスクの夜が明けた。夜遅くまでにぎやかだった遊園地も静か。



朝食を終えたら、こんなに明るく緑が鮮やかになっていました。



ホテルのすぐ近くに、郷土博物館があります。でっかいよ。



さすがシベリア、マンモスの骨が展示されていました。ところでFree Wifiと書いて
あったので、持ってきたPCで接続。左に見えている椅子に座ってメールチェック。
ホテルのやつは携帯電話を使わないとパスワードがもらえない妙なシステムなので、
フロントのおばちゃんが「どこかのレストランでも!」なんて言いやがるので、PCを
持って出たのです。ホテルを出てすぐに利用できてよかったですが、別に急な用事も
ありませんでした~。逆に「まったくつながらないです」ってところのほうが気を
もまないでいいのかー。



シベリアには虎がいるんですよね。今は絶滅しかかっているそうですが。



バイカル湖で見たやつもいますね。日本ではなじみのないやつらです。



ナマズのようでスマート。



「郷土博物館」ですから、様々な民族の歴史が展示されています。じーさん、何歳くらい
なんでしょねー。こういう写真には、ついついじっくり表情を見てしまいます。



おおお、お嬢さんがた~^^;



すごい象牙だなー。うしろのトナカイの角!



今度は絵だ。牙が長いやつはセイウチ?撃ち殺して、ものすごく重い奴を船に乗せられる
のかしら?



こんな革張りの(?)船で、凍った海に出ていくってかー。



こんな角で一服してみたい。



魚の皮や、海獣の内臓などで作った服ですね。網走の博物館で見たな。



ヲヴァアとかヲヴァサン?意外に若かったりするんだよね。右下の人、個性的w
最後列の黒いストールの人、まるで「カオナシ」みたいだ。うひひ、とか笑う^^;



あんな華奢そうな橇で、マイナス30度の氷の世界を行けるのかー。


ハバロフスクの夜はウクライナ料理で

2018年10月05日 | ロシア



ホテルの部屋からはアムール川が望めます。ちょうど日没でした。
このホテル、「ツーリストホテル」というように外国人旅行客がたくさんいました。
シベリア鉄道ではWifiが使えなかったので、仕事のメールが来てるかもしれんな、と
思ってさっそくつなげようとしたら、まずは携帯電話で暗証番号を確認しなければ
利用できないというシステム。俺はねー、ガラケーだし、ガイコツでは利用できないの!
なんとかならねーのか、とフロントで言ってみても門前払い。ひどいな!



う~ん、ネットで旅行先の情報を確認したり、メールをチェックしたり、音楽を聴いたり
しているわけだが、こんなんだと困るなー。



ま、旅行前に見るべき博物館や、いくつかレストランなどは調べておいたので、それを
たよりに夕食を食べに出る。



イルクーツクと違って、ハバロフスクは大都会だ。治安はどうなんだろう、と最初は
少し気を使いましたが、3日間いたけど心配な感じはありませんでしたねェ。



ここはアムールスキー通りという目抜き通り。さすがににぎやかだし車も多い。



ハバロフスクは、波のようにうねうねと坂が多い街です。少し坂を下ると、ウクライナ
料理の店があるはずだ。



入ると、夜の8時過ぎだというのに他に客は誰もいませんでした。コレ何度もあったの
ですが、ロシア人って(貧乏で?)あまり外食はしないのかな?

入り口には若い男女の店員がいましたが、ウクライナの民族衣装を着ていてとっても
素敵。例によって女性はすごい美女なので、写真撮りたいなーと考えるが難しいよね^^;
少ない読者のみなさん、期待に応えることができずにスミマセン(^益^;



これはロシア料理定番の「ピクルス盛り合わせ」です。このあとに揚げ物を食べるので、
まずビールにさっぱりとしたつまみかなーと。「おしんこ盛り」なのですが、半分でも
多いかな^^;味はいいです。4人くらいでシェアするといいでしょう。

さて左のビール、なんとノンアルコールです。生まれて初めてかもしれません。この俺が!
なにせ3日間もシベリア鉄道で旅をしてきて、やっと娑婆に出てきた気分なんだから、
最初にビール飲んで、食事中にはワインで、最後に濃いやつで〆るかな、なんて目論見
だったのですが、「アルコールはない」なんて信じられない店員の言葉!

                     

沼津の蕎麦屋で「お酒は出してません」と言われたときよりもショックだよ。絶句している
俺を見て、青年は「ノンアルコールのビールならありますよ」と俺を慰めたのであった。
手を震わせてろれつのまわらないフリの冗談を押し殺し、ノンアルコールビールと、
何やらこの店オリジナルの果汁飲み物も注文した。画像見て、ワインだと思ったでしょw



さて食べたかったのが、この「チキン・キエフ風」。英国のパブで何度食べたことか。
英国の飯はまずい。「中華・中華・インド・中華・中華・イタリア」といったサイクル
だったくらいだ。しかしパブで酒は飲む。パブの料理はだいたいかなりマズイ。そこで!
唯一(?)旨かったのが、「チキン・キエフ」だ。「はずれ」はない。まちがいなく全国
同じ冷凍食品を使っているからだ。

こんな風にカツになっており、ナイフを入
れるとニンニクバターがじゅわりと出てくる。
塩と胡椒が基本の英国料理のなかでも、この味付けは嬉しかった。そして思ったのである。
いつかウクライナ本場のチキン・キエフを食べてみたいぞ、と。



ついに長年の夢が実現。本場の「チキン・キエフ」。

だいたいそんなもんですよね、「夢」って。「こんなもんか…」です。
1本3万5千円のシャトー・ムートン・ロートシルトを初めて飲んだときのようです。

どきどき、わくわく♪

・・・ウム、たしかに旨い。たしかに旨いが、感動するほどではない。。。

そうなんだよ。変な期待が膨らみ過ぎていると、何事も実現してみてそんなにすごい
ことじゃないんだよ。むしろ期待をしていなかったときに、新鮮な喜びを発見したり
するもんなんだよ。



ノンアルコールビールを飲まされて(自分で注文したんですけど)、気持ちはロ~テンション
だったのですが、疲れているし、こうなったら肝臓を休める日にするかな、とホテルに
真っすぐ帰ったのでした。