昨夜は4時頃から飲み始めて午前様だったので、8時間飲んだのか?さすがに
翌朝は頭がクラクラ。お寺に行く気分ではないな、と思って、駅で見た「京都
鉄道博物館オープン」の宣伝に惹かれてやってきた。歩いて行ける距離だしね^^
開館の10時頃にやってきたら、さすがに休日だけにすごい人!またもや頭が
クラクラだ。ゴールデンウィークにオープンしたばかりなので、すごい人気だ。
入るまでどれくらい待つのだろう?と思ってうんざりしていたら、係員が
「混むのは最初だけですよ」と言っているのが聞こえ、とりあえず一服してから
戻ることにした。喫煙コーナーは公園のはずれで、歩いて戻ってきたらホントに
列はほとんどなくなっていた。
ヨークの鉄道博物館を思い出すなあ。あちらは平日だとガラガラでしたが。
あちらはそれなりに広くても、展示品が多すぎてぎっしりだったが、こちらは
さすがにできたばかりなので広々。親子連れがすごく多い。
写真を撮るのも大変ですなあ^^
ほとんどの展示車両には入ることはできません。まあできたらすぐに傷んでしまう
だろうからしかたありませんが、ちょっと寂しいなー。
かわいいお嬢さんたちが、駅弁を売っていました。たくさんの親子が一緒に食べ
ようと並んでいましたよ。
古い大阪環状線の車両は解放されていました。ちょっとひと休み、と座ると、
目の前に3歳くらいの女の子がお母さんと一緒に座りました。すると女の子は
嬉しそうににっこり(^益^)w あひー!その笑顔を見ただけでも、来てよかった
なあ~~w(^^)w
展示されている食堂車は、ほんとの食堂になっていて大人気。行列ができていました。
見るとみなさん小さな子供連れの家族。食べてる食べてる^^ うひー。まさに
コレ、しあわせってやつですねー。
博物館の建物内部に入り、展示品を見物。なかは広々していて、さすがにこういう
マニアックな展示品には子供が興味を示さないので空いている。真ん中、上の国鉄
ハイウェイバスのチケット。写真のお嬢さん方、いまはもうおばあさんかなー?
中央本線、名古屋-松本間を走っていた特急つばめ。50年以上むかしだねェ。
あー、こういうお茶、あったなー。いまはもうないよね?
新京極から先斗町方面へ向かう。まだ明るいのに、ビールと日本酒をやって
すでにほろ酔い気分である。そろそろ普通の居酒屋が開店する時間だ。
いい感じの家庭的雰囲気の居酒屋へ。80代の大女将と、その娘さんふたりで
切り盛りしているようだ。大女将は小上がりに座っていたり、店内をうろつく
御意見番?若女将はおっとりしていて、ビールを注文したら、まだグラスを
もらっていないのに「さあどうぞ♪」と一杯目を注いでくれようとして大笑い。
左は「酢ごぼう」。右は「ホワイトキムチ」。何やら常連さんがつけてくれた
名前らしい。にんにくの香りがするのでキムチなのだが、バジルの味がする。
なんか洋風?なのでカタカナの名前が合っている気がする。
常連客がカラシをほしがり、若女将は粉のカラシを出して酢で溶き始めた。
「私はぬるめのお湯で溶きますが、こちらは酢ですか?」と聞くと、「母が酢で
溶けと言うから…」とお答えに。そういう店の伝統というか方針?
そこで大女将がボソリと「最後にちょっと入れるんだよ」とおっしゃる。すると
若女将は驚き、「えー!酢で、って言うから、わたしもう2年半くらい酢で
やっちゃったわよ!」と大声。大女将は「最後に少しだけだよ。全部を酢で
溶いたら酸っぱくなっちまう」とつぶやく。
私はこの店の歴史的瞬間に立ち会うことになったのでした。
おそらく大女将は、例によってボソリと「カラシには酢だよ」とつぶやき、若女将は
それを「全部を酢で溶く」と誤解し、長年に渡りそれを実行してきたのでした。
まあそれがこの日をもって修正されたわけだ~(^益^)b
あまりに居心地がよく、大女将と若女将のコンビが素晴らしく絶妙なので、つい
長っ尻になってしまい、どれだけ飲んだかわからなくなってしまいました。6時に
やってきて10時頃になっていたので、何合飲んだんだ?来たときにはすでに酔って
いたんだしな…。
どういう流れでこうなったのかは、いまとなってはわからないのだが、大女将を
店から連れ出し、二人で先斗町のバーに行ったのでした。大女将の古い地元の
知り合いの店らしく、急な階段を登って入ってゆくと、マスターにたいそう歓迎
されたのを覚えています。さすが大女将は先斗町の顔役なのか?
左のカクテル、「サイドカーなどはいかがでしょうか」と勧めたのは記憶に
あります。大女将が「そりゃいいねえ♪」喜んでいたのも覚えています^^;
そしてちゃんと居酒屋までお送り致しました。そこんとこはしっかりと責任感w
そしてホテルまで帰ったわけですが、記憶がとぎれとぎれ。
交番を通りかかったので、「すみません、ここはどこですか?」と聞いた記憶あり。
ひどく酔っ払っていても、「ここは丁寧にお礼を言わなくちゃな」と思って何か
言おうとしたのに、適当にあしらわれてそっぽを向かれたような記憶が…。
旅先でも、酔っぱらいはちゃんと帰れるんだなー。ホレ、こんな駅前の写真も
しっかり撮っているし。
翌朝、とぎれとぎれの記憶を辿りました。カメラの画像も助けになりました。
大女将と、バーで何を話したのだろう?そもそもどうしてふたりで外に出たんだ?
バッグのなかには、見慣れない高島屋の包装。ハンカチでした。記憶にない…。
おそらくは、大女将を送って帰ったときに、若女将から頂いたのではないかと思う。
どうも失礼しました…^^;
仕事も終わり、あとの「仕事」は酒を飲むだけ。まずは河原町に出て、新京極へ。
俺が中学生のときに、修学旅行で唯一の自由(?)行動が、この新京極で買い物を
することだった。センセーがあっちとこっちに立っており、その間でつまらん
土産品を買うだけである。まるで檻のなかで「自由に歩き回っていいよ」という
感じだな。
いまの京都は、中学生が4人とかのグループで、タクシーに乗ってあちこち回って
いやがる。タクシーなんて、おぢさんはいまでも滅多に乗らないぞ?それも男女
ふたりずつって…。うらやましいぢゃないかっ!(=゜益゜):;*.’:;
俺が中学生に戻れたら…。グループ分けが最大の勝負だな。かわいいあのコと
どうにか組んで…。待てよ、以前に同窓会に行ったとき、やはりいつもつるんでいた
連中と座って酒を飲んだ。いわゆるクソッタレガキ共である。落ち着いた連中、
イケメン系はやはりそいつらで固まっていた。俺を含め、クソッタレの連中が
好きだった女の子をバラしあった。「絶対無理だろー!!!」ばかりの名前が
出てくる。蛭子能収が綾瀬はるかとか、江頭が桐谷美玲みたいなw _|\O_
もし中学生に戻れても、まず間違いなく可愛くておとなしいあのコと組むのは
不可能であろう。おそらくピン子とかキンタロー。みたいなのに「お前かよ」とか
言われるのであろう…。
まだ4時ごろだったか。昼間から飲める京極スタンドへ入る。むかし懐かしの
レトロな食堂酒場である。さすがに混んでいて満員。ひとりなので隙間に座れた。
狭いカウンターに、向かい合って座るぎゅう詰め状態だ。テーブルで相席という
のならともかく、距離が近いwww ビールのつまみは鯛の酢味噌。
目の前の席が空き、中年女性二人組が座った。さっきはタクシーに乗って「男女
2対2♪」なんて話をしたが、こりゃあ1対2である。しかしだな…。
ダーウィンに言わせれば、人間はおサルさんから進化してきたそうであるが、私は
夜行性なので、ご先祖様はコウモリだかハイエナなのではないかと思っている。
そして目の前の女性たちは、おそらくはイノシシかヒグマの末裔であると思われる。
至近距離で向かい合って見ていると、ビール一本だけで、とにかくがっつり系の
料理を頼む頼む。50cmもないようなテーブルなので、あっという間に我が領土は
ほぼ制圧された。その巨大な体内には、おそらくダイソン製の吸引モーターが
装備されているのだろうと思われた。会話は主に食べ物を片づけてゆく過程について
であり、「ステーキもあるみたいよ」などと物色している。
また日も高いのに、日本酒に突入。目の前の怒涛の食欲に圧倒され、こちらも
肉料理を注文。鴨ロースであります^^
すると、大皿にテンコ盛りのあんかけやきそばが運ばれてきた。…す、すごひ。
箸でザクッと麺を崩し、大口でバリバリと飲み込んでいった。「進撃の巨人(実写版)」を
至近距離で見ることになるとはなー。
見よ、この骨董品レベルのレジを。現役で使用されております。許可を取り、撮影を
させて頂きました^^ ついでに右下の、この店のライターも買っておきました^^
この日は午後から京都市内、駅から西へバスで30分ほどのところへお仕事の日。
かなり中途半端な時間の余り方だ。とりあえず歩いてすぐの西本願寺へ。
ここはデカイだけで、観光客は少ない。なんか読経の声が聞こえてくるが…。
お経の合唱です。朝から熱心な方々です。
なんかあまりいてはいけないような気分になり、外を彷徨う。
「もてなしの文化美術館」というのがあるようなので、駅からだいぶ遠くなるが
行ってみた。「揚屋建築」というそうです。まあ芸妓を呼んで宴会をやったところ
です。密談の場所にもなったので、新選組も来たとか。
入り口まで来たら、「入場料1000円」に挫ける。w(゜゜)wヤメトクカ・・・
酒だと一晩に何万円も使ったりするくせにな…。
少しまた歩いて、壬生寺にやってきました。こちらは新選組ゆかりのお寺で、
御覧の通り、新選組隊士の墓塔があります。若い女性がひとりで、この塔を
感慨深げに見つめて写真を撮っていました。ファンなのかなー。
京都は散策すると、あちこちにこんな古い建物があります。玄関が素敵ですよねェ。
「京福電気鉄道嵐山本線」。名前はいかついが、こんなカワイイ一両電車。いつも
バスを使ってしまいますが、こんなのに乗るのもいいねェ。パトカーはやめて
ほしい気がするが。(^益^;
ここまで来ると、もう京都駅方面に戻ってバスに乗る気もしない。また目的地まで
半分以上来てしまったので、こうなったら全行程歩こうかと考える。疲れたら
メシでも食って、午後の仕事にちょうど間に合う時間だろう。
ん? なんで逆さまなんだ? ウケ狙い?
さて昼間から酒が飲めるところは…。居酒屋のランチタイムというのが狙い目だ。
う~ん、悪くない(^益^)b 煙草も遠慮なく吸える雰囲気だしなあー。
さて友人とも合流し、賀茂川のほとりをお散歩。ここは恋人同士が一定の間隔で
座る場所。こちら恋人同士でないので、立ち話。
予約しておいた祇園のお茶屋が並ぶ一角にあるイタリアンレストラン。入口はまるで
お茶屋のようで、中は見えないし看板も異様に小さい文字だけ。さらに「会員制」
なんて書いてある。ビビるじゃねーかーw
入るとすぐに番台みたいなところがあり、名前を告げると部屋に通された。灯篭が
立っている中庭に面したテーブルだ。ここで一緒にやってきた女性が「私は飲め
ないの」ときたもんだ。こんな店で、俺だけ酔っ払ってはイカンぞい。控えめに、
「料理に合わせて5種類のグラスワイン」にしておいた。スタートはご覧のシャン
パーニュ。
料理が出るたびに、シェフが出てきて「ナントカ産のカントカ、フニャララ風で、
フンジャカの食感だの風味だのをお楽しみください」などとおっしゃいます。実に
おいしいです。なんか有名な料理人だか店だとか?
こういうコースを食べてワインを飲むときは、当然一対一のガチンコ勝負が長く
なりますので、話術というか、いかに相手を楽しませるかという手練手管が必須です。
イタリアンというよりは、洋風の懐石料理のよう。素材にこだわり、とても繊細。
たしか8種類の料理がコースに書いてあったような。こちらは後半戦のパスタ。
皿が大きいから少ないように見えますが、意外とそうでもない。コシがしっかりだぞ。
一品一品がとても美味しいし、適度な量だし、時間をかけてゆっくり食べるから
最後のデザート、そしてチーズまでいけました。。。
というわけで、2軒目のバーに行くのは思いのほか遅くなってしまいました。
フルコースで4時間近くいたかな?
こちらのバーも、祇園の路地裏にあります。オトナーな雰囲気で、カウンターも
ありますが、川の見える窓際のテーブル席に座りました。お嬢さんにはフレッシュ
フルーツのカクテルをアルコール弱めで勧め、こちらはアイリッシュでブッシュ
ミルズ。北アイルランド、地の果てまで行ったなあ~w