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さきち・のひとり旅

旅行記、旅のフォト、つれづれなるままのらくがきなどを掲載します。 古今東西どこへでも、さきち・の気ままなぶらり旅。

天竜浜名湖鉄道線から遠州鉄道鉄道線に乗って

2018年11月25日 | 関西シリーズ



転車台の見物を終えて、昼時になりました。天竜二俣駅には「ホームラン軒」という
ラーメン屋があるのですが、評判とあって満席。入り口の順番待ちで名前を書くと、
数組も前に待っている人たちがズラリ。天浜線は1時間に1本程度しか来ないので、
もうあきらめて先に進むことにしました。



やってきた電車に乗ると、次の二俣本町は500mほどですぐ近く。その次の目的地である
西鹿島も2㎞ちょっとくらいで、なんなら歩いてもよかったなあ。



ここで天竜川を渡ります。河口は広すぎて、御姫様たちには渡るのが大変。なので東海道を
進む際にはここまで北上して川を迂回し、大回りしてできたのがこの「姫街道」なのです。



たしかにこれくらいならなんとか着物でも渡れたと。



さて西鹿島駅に到着しました。ここから遠州鉄道鉄道線という、「鉄道」という言葉が
大好きな路線に乗り換えて浜松へ向かうわけです。1時間に1本しかない天浜線に比べて、
こちら遠州鉄道鉄道線(名前が長いので「西鹿島線」とか、赤い電車なので「赤電」とか
呼ばれるそうですが)は、なあんと1時間に何本も走っている。ローカル線なのにだいぶ
頑張っているようです。なので時刻表を撮影する必要もなく、町に歩き出す。



駅のすぐ近くにこんなレトロな食堂がありました。しかしやってない。焼きそばなー。
瓶ビールに合うのになー。



駅の近くには、あまり俺の趣味に合う店はなかった。結局ビールにも酒にも合わなそうな
カレーに使うこじゃれたスパイスを使った肉料理の定食を食べる。古ぼけた店の焼きそば
より、こういったオサレな店の料理のほうが、そりゃあ客が来るのでしょうね。



座っている席からは、こんな古いお茶屋さんが見えました。



さて今度は「赤電」。たしかに「赤い」が。。。



床にも「直虎ちゃん」と「家康くん」が。。。1時間に4~5本も走っているので、
最初は誰も乗っていませんでした。それでも3~4両編成だったか。天浜線とは雰囲気が
全然違うぞ?



田舎を走っていた天浜線に比べて、こちらはすぐに住宅地に入っていった。



あひゃー、アパートが迫っているよ。寝ている数メートル横を電車がひっきりなしか。



しばらく走ると高架線になり、乗客がとても増えてきました。都会の浜松とつながって
いるというわけだからか。向こうに見える高層ビルが、浜松駅付近なのだろう。



浜松駅にまで行くのは後にして、ひとつ前の「第一通り」という駅で降りました。
少し繁華街を歩いてみようと思ったのです。


天浜線 鉄道歴史館

2018年11月24日 | 関西シリーズ



転車台を体験したあとは「鉄道歴史館」を見学する。どこ?と思ったら、ホレ、わかりますか?
おそらくは倉庫や作業場になっていたエリアでしょう。入り口はよく見ないとわからない。
案内のおばちゃんが、鍵を開けて中を見せてくれました。



ほお、鉄道マニアならお宝がぎっしりだ。



レールね。「鉄道」というその名の通り、近代文明の象徴、鉄の重み。



昔の駅のベンチなあ~。アンティークとして家に置けたら素敵だろな。



この赤い機械は何に使われたのか?



切符にパンチを入れる道具なー。むかしは大混雑の駅でもひとりひとりやってたんだ
よなあ。



「中川礼二」って、すごく昔の人?と思ってスルーしてましたけど、いまぐぐったら
現在の吉本芸人なんだってねw



あ~、切符を入れておくところねー。私が子供の頃から大人になっても住んでいた東京
下町の地下鉄入谷駅は、東京で最後まで人が切符を売っていました。自動販売機じゃ
なかったんです。なので切符が厚い紙でした。いまみたいに機械に入れるペラペラの
やつじゃなかったんです。だから味わいがあったなあ。降りるときに切符を入れる箱も
最後まで木の箱でしたねえ。なのであるとき安っぽい青のプラスチックに変わったときは
言いようのない寂しさを感じたものです。



ピザでも焼けそうな暖炉(?)ですねえ。6人の「団体」で見学しているもんだから、
案内のおばちゃんは入り口で待っているし、ぐるりと回ったらすぐに出ることが無言で
促されました。たったこれだけの見学だったけれど、「団体」ってやだな、と思いました。



鉄道会社の事務室や休憩所を通過しながら駅に帰ります。正面に見えているのは高架式
貯水槽。蒸気機関車にどどっと水を供給するための施設です。ポッポー!



職員さんたちの共同浴場。早朝から夜遅くまで働くからなあ。ちょっと贅沢な空間で
リフレッシュしたのでしょうね。



そしてブラブラと駅に戻って終了となったのでした。


天竜二俣駅 転車台見学ツアー

2018年11月23日 | 関西シリーズ



ここは天竜二俣駅。文化財の駅舎です。



信号機も郵便ポストもレトロで素敵。



駅前の駐輪場。木造でいいねえ。「見ているぞ!」って、なんで外人使うかなー。
そもそもこんな田舎で自転車泥棒がいるのだろうか。



さあて、転車台見学ツアーの開始です。この日の参加者は6名。子連れが多いね。



この木造の屋根も貴重だそうです。



電車は駅からすぐの転車台に向かいますが、その前に洗車台を通過します。



水が出てきて、巨大なタワシ(って呼んでいいのか?)がフル回転。



そしていよいよ転車台に乗ります。ちなみに私は500円払って「乗車コース」にしましたが、
200円の「歩いて転車台に行って見るだけコース」の人たちが外に立っていました。
ちなみに「乗車コース」の人も、あとで降りた後に電車が乗って回るところを見せて
くれます。そもそも今の電車はどっちの方向にも行けるので、転車台の意味はなくなって
おり、こうやって見学のためだけに動かしているのです。

転車台に行くときにはレールの上をスイッチバックして行ったので、運転手さんは2度3度
と車内を小走りで前後に移動していました。



転車台に電車が乗って、ぐるりと回ってくれました。ちなみに機能としては車両を180度
回すわけですが、見学客を乗せているのでサービスで360度、一周回ってくれました^^



車両が乗ったあと、左に見えている刑務所横に立っている監視塔というか、スキー場にある
リフトの切符確認の小屋みたいなやつに人が乗り、たぶん「GO!」と「STOP」ボタンしか
ないような気がするが、運転して(ハンドルもいらないしなぁ)進むわけです。



説明によると、この運転台は機関車の消滅と共にお役御免となり、いまや日本国内には
たぶんないそうです。でもここでは使っているので、日本中の鉄道会社に「まだ残って
いるところがあったらください!」と呼びかけたら、九州からこれが送られてきたそう
です。天浜線はこのマシンを新しく作るような余裕はないので、いずれこれを再生して
使う予定だそうです。



線路の切れているところをアップ。



一か所の車両倉庫は、このように下が空いています。車両を補修点検するのです。



汽車ポッポがずらりと並んでいるところが昔は見られたと。我が下町の南千住にも
これがあったそうですぞ。



上に電線がつながってるでしょ?電気のない時代には、手動で動かしたわけですね。


姫街道の天浜線を行く

2018年11月22日 | 関西シリーズ



次の宿泊地、浜松へ向かいます。新幹線で行けば10分。東海道で行けば30分なのですが、
今回はこの天浜線を使います。



掛川から西へ海岸沿いに行くいわゆる東海道に対して、渡るのが大変な天竜川や浜名湖を
避けて行く北の迂回路を「姫街道」と言います。現在はその道には「天浜線」という路線が
あるのです。今回はその天浜線に乗って北上し、天竜川を渡ったところで「遠州鉄道鉄道線」
に乗り換えて南下し、浜松に一日がかりで行こうという計画です。新幹線なら10分かよ。



左の高い所には新幹線のホームが見えておりますが、こちら天浜線は1両です。



掛川駅から発車すると、すぐに郊外の「町中商店街キラー」のチェーン店がずらずらと
並んでいました。この画像は幼稚園かなー。



もうすぐにこういうキュートなローカル駅。



ちょっとこの日は雨模様。



「遠州森」という駅。そうです、ここが遠州森の石松のふるさと。「死ななきゃ治らない
バカ」ね^^;



列車のスピードも遅いから、景色を存分に楽しめる。新幹線よりいいよー。



あ~、お茶どころだからなあ~。



このあたりは柿も名産だそうですぞ。私は熟しきったとろけるような柿が好きです。完熟ね^^
ガリガリかたいのはヤ。茹で卵は半熟がいいな。先日練馬の夜の繁華街を歩いていたら、
チンピラみたいな呼び込みが「半熟!」と声をかけてきました。「熟女パブ」っつーのが
ありますが、そこは「もうちょっと若い」というウリなのでしょうね。そういえば最近
「干し柿」みたいな寂れたスナック行ってないなー。・・・何の話になってんだ?



「天竜二俣」に到着です。ここでね、天浜線の転車台や鉄道歴史館といった見所があるのです。
雨もどうやら止んだぞ^^



駅舎も文化財だそうです。



ここで「見学ツアー」に申し込みます。かわいいおねいさんが、ただの見学だと200円、
実際に列車に乗って転車台の上を回る体験ツアーだと500円で、いまは人数に余裕があると
おっしゃるので、せっかくだから500円のプレミアム・ツアーのほうに申し込みました。



駅の外には、以前に使われていた機関車が展示されていました。転車台って、こんなふうに
前にしか進めない車両を回転させるためにあります。いまの列車は両側に運転席があるので、
前も後ろもなく、転車台は必要ありません。でも文化財として残してあるのですねー。
それは次回に。


昭和へのタイムマシン アカシア

2018年11月21日 | 関西シリーズ



薄暗くなった商店街を、2軒目の酒場を探しながら歩いていると、コーヒー&ワイン?
待ってました、異世界への入り口系。



うおっ!船内?古い。凝っている。広い。誰も客がいない。



年配のマスターひとりの様子。



カウンターをアップに。しぶいでしょー。居酒屋「酒楽」はぎっしり満員だったのに、
掛川市民よ、なぜにこの「アカシア」に来ないのか?



ボックスになった席もゆったり座れるよー。マスターに「凝ってていい店ですねえ」と
言うと、少し照れながら「古いだけですよ♪」とご謙遜。



喫茶店メニューもひと通りありましたが、カクテルもあるので、ソルティー・ドッグを。



まったりいい時間を過ごしました。私は寝る前に濃いコーヒーを飲む習慣があるのですが、
ブランデー入りのコーヒーがあったので、それを注文。素晴らしい香り^^

酔っ払って薄暗い商店街を歩いていたら、煌々と電気がついているところがある。
塾でした。この日本どんな田舎町でも、シャッター通りでも塾だけは、やっているな。
場合によっては夜の9時や10時に閉店になる居酒屋より遅くまでやってたりする。
ヘロヘロに酔っ払って千鳥足のときに、かわいい小学生が勉強していたりすると、
おじさんはとても恥ずかしくなるんだよ!こんときも塾の教室がガラス張りになって
いやがって、外から見える、すなわちあちらからも見えるもんだから、お嬢ちゃんと
目が合っちまったじゃねえかっ!「働き方改革」じゃなくて、先に「勉強の仕方改革」を
やって、小学生は18時にもなったら勉強なんてしちゃいけないんじゃないか?
ついでに言おう。「飲み方改革」も断行し、居酒屋は15時には開店しておくことだ!



商店街からホテルへ向かうには、駅を通過しなければなりません。その駅にはコンビニが
あり、ちょっとのぞいてみたら、ご当地モノが充実していました。掛川は名古屋に近い
ので、カップ麺も「味噌煮込み」系があります。スナック菓子では「手羽先」も。



あ~、静岡県だもんだから、「うなぎパイ」系もあるのかー。さらにお茶ねー。



おお、これぞ地元の遠州金時。森の石松も食ったのか~?



こりゃまた名古屋になって、あんこ&バターね~。コメダ珈琲を思い出す。



というわけで、3次会はホテルで「ひとりおかしパーティー」になったのでした。