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さきち・のひとり旅

旅行記、旅のフォト、つれづれなるままのらくがきなどを掲載します。 古今東西どこへでも、さきち・の気ままなぶらり旅。

二川宿本陣資料館

2018年12月02日 | 関西シリーズ



二川宿を進んでゆくと、駅から15分あまりでひときわ大きな建物、本陣資料館があります。
ちょっと新しすぎるのはしかたがない^^;



入り口は横にありました。車を駐車場に止めてそのまま入る、ということなのでしょう。
東海道はみんな歩いたんだぞ!



ほおお、ちょっとしたテーマパークのよう。入場料を払うと、「荷物を入れるロッカーが
横にあります。コインも戻ってきますよ♪」と、おばちゃんはとても親切。



まずはお約束のお人形さんが待っていました。



旅人たちの様子が展示されています。こういうのは面白い^^
下の真ん中、東海道には茶屋がずっと並んでいて(そりゃ徒歩だもの)、弥次さん北さんが
通るといつでも「お休みなさいまし~!」と声をかけられ、引っ張られる。場所ごとに
名物の品が出てくるのも面白い。ひどいところでは餅に糠がからめてあったり。
「あったか~い冷や飯や、焼きたての冷えた魚もありますよ~♪」なんてことも(^益^)w



今回の旅は、天竜川の東、掛川から始まり、天浜線で天竜川の上流まで行き、そこから
南に下って浜松へ。西の浜名湖へ行き、それから三河湾に近い二川までやってきました。
豊橋に泊まり、翌日は渥美半島の先端、伊良湖岬まで行って、それから名古屋に出る
予定です。



江戸から京都まで、歩いて2週間というとちょっと早い気がします。交代で走ると
3日だったとは。東海道本線が開通した明治時代には、列車で8時間余りもかかったの
ですかー。そして新幹線だと3時間半になった。ウウム。

私は前回の東海の旅は、焼津、静岡、清水と泊まり飲みました。今回は掛川、豊橋、
名古屋と泊まり飲み。このペースで行くと、東京から京都まで、電車に乗って2週間
くらいはゆうにかかりそう。ううう、俺の旅は、江戸時代に歩いたよりも遅かった
のかあー!こりゃあ大発見だ。



相宿で酒盛りが長引いたら、そりゃあ迷惑ですなあ。(^益^;



旅の道具ね。弥次さん北さんは、道中「坊主持ち」という遊びをします。どちらかが
全部の荷物を持ち、坊主が来たら持つのを交代するのです。場合によってはすぐ来るし、
ときにはなかなか坊主が来ない。北さんは若い尼さんが来たら、煙草をあげて(尼さん
は煙草を吸うんだ!)「一緒に泊まろう」なんて下心でナンパするんです。もちろん
軽くあしらわれて煙草を失うだけなんですが。



折り畳みの枕。こりゃあ便利そう。



昔の旅籠屋が改修復元されて入ることが出来ました。だいぶ立派な宿ですね。



みんな夜は酒を飲んだとー。



こちらは大名の宿、本陣。東海道は参勤交代でたくさんの大名が行き来したのですが、
大名専用の宿、すなわち「本陣」は二つしか残っていないそうです。そのひとつがコレ。



なんかピカピカすぎると実感が湧かなくて感動もせんのお。。。


二川宿を歩く

2018年12月01日 | 関西シリーズ



浜松から豊橋へ向かう途中、東海道の宿場町、二川に途中下車して町を見物することに。
昼飯を食おうと思っていたけれど、駅前には店がない!えええ。
「東海道中膝栗毛」
によれば、弥次さん北さんが通ったときには家ごとに女が立っていて
「お休みなさりまあし!」と声をかけていたそうなのだが。。。
この二川宿は、本陣(大名が泊る宿)があるところなんだぞ!




これ、店らしくないよね。「食いもん食べにおいでん」というポスターがあるので、
よくよく見ると食堂ではないでーすか^^



おうおう、シックな造りでいい感じ。何やらの集まりで、地元のおばさま方が10人ほどの
団体でお食事をしていました。すごく楽しそう。でも食べ終わって出るところ。
残るは俺一人に。



この店のお勧め、かつ丼を頂きました。栗羊羹までついていて、まー立派。これから
宿場町を歩くので、ビールは小瓶にしておこうかな、と思っていたけれど、品切れという
ことで、「どうしましょ!?」と困った顔の店員のおばさまに、笑顔で「大瓶で結構♪」と
いうことになりましたー。



ねえ、奥の廃屋、ファミマじゃないよね^^; 駐車場はあっても店はない???



左の「パーマ」は閉店しているようですね。んで奥のほうはやっていそう。どういう
歴史があったのかなー?



だんだん宿場町らしい家並みになってきました。「大名行列」というのぼりがありますね。
何かイベントがあるようで、あちこちにこれが立っています。とある雑貨店の前に来たら、
ヲヴァ~サンが困った様子で、そののぼりをいじっていました。「どうしました?」と
聞くと、「これせっかく配られたのに、ヒモがゆるんで・・・」と心配している。

「何かはさめばきちっとなるんじゃないですか」と言って見てあげました。たしかに
少~しゆるんじゃいますが、はずれることはなさそう。でもなんとか直そうとしている
ので、ヒモに何かはさむものがないかと店の中に入りました。

すると初老の男性、そのヲヴァ~サンの息子さんが出てきて、俺に「どうかしましたか?」
と聞いてきた。のぼりが緩んでいるのを心配していたから、とわけを話す。すると「ああ、
私の母親は、もう一日中それの心配をしていて、歩いている人をつかまえては話しかけて
いるんですよ。認知症なんですよ。困ったものなんです。もう施設にでもいれたほうが…」
とお母さんが目の前にいるのにワラワラ言い出したので、「やさしくしてあげて下さい」と
言い残して失礼しました。一緒に住んでいて大変だろうけれど、のぼりをきつく締め直して
あげればいいのになあー、と悲しくなる。



選挙ポスターなんて貼ると景観に悪いなあ。電柱と電線もしょうがないかあ。



弥次さん北さんも通ったんだろうなあ^^



この先を行けば、宿場の資料館があるはずなのだ。


浜名湖パルパルは遊園地ナノーネ

2018年11月29日 | 関西シリーズ



浜松で「観光名所」と検索すると、あまりめぼしいものが出てこなかった。例えば入ると
「あっ、来た!」と驚かれるくらいの寂れた郷土資料館的なものが好きなのだが、どうも
浜松は大都市すぎて、そういうものがなさそうだ。舘山寺ロープウェイに乗ると、浜名湖を
臨む大パノラマ!とあるので、とりあえず高い所に行ってみようとバスに乗った。なんか
遊園地だな?どおりで子連れの人たちが多い。をぢさんひとりはちと微妙。



さっそくロープウェイに乗っています。

小さい子供が嬉しそうにはしゃいでいるのを見るのもいい。こういう子供向けのリゾート
地って、子供が喜んでいる姿を見る大人のほうが嬉しいんだよね^^



山の上には観音様が立っておられます。



浜名湖の遊覧船もいいねえ。をぢさんひとりは微妙だが。



大草山展望台の到着。な~にが「恋人の聖地」だ。をぢさんひとりは微妙どころか
苦笑いだ。あいかわらず高い所には中国人だらけだし。



ちょうど正時になって、カリヨン(組鐘)が曲を奏でました。「本場オランダ製18ベル」
だそうです。下のほうでも鐘の音が聞こえるでしょう。曲が終わったあと、中国人たちが

鐘を手で揺らして鳴らしていました。困ったもんです。



暑くも寒くもなく、ちょうどいい気候のときで秋晴れでした。



遠くには浜松の高層ビルが見えているぞ。



帰りのバスでは、浜松城を通過。今回は登らずに次の目的地豊橋へ向かいました。
途中で二川の宿場町を見たかったからです。


創業明治40年 うなぎ料理あつみ

2018年11月27日 | 関西シリーズ



さあて夜の浜松に繰り出すとしよう。駅の南側のホテルから、北の繁華街へ。



そういえば、昼間にはどこの通りにもテーブルが出ていたな。人がすごいぞ。



うわー、この一画は、どこの路地も人でいっぱいだ。



「職人市場」と書いてありますね。お祭りではなく、このエリアで飲食店の職人たちが
店先にテーブルを出し、外で食べられるようにした企画だそうです。



さすがに老舗のうなぎ屋はそういうことをやっていない。創業明治40年といううなぎ屋に
入ることにしました。入り口に準備中と出ているでしょう?この店、17時過ぎに開店して、
19時半には閉店。うなぎがなくなると、そこで閉店してしまうらしい。この画像は19時を
過ぎたところで出てきて撮影したのです。食べていたら「看板出して~」と閉店の合図が
出ていました。



入ると少し待たされました、いつもフル回転している人気店のようです。うなぎちゃんが
筒の中に入っていました。死期が近づいていることを知っているのでしょうか。。。



まずは「かぶと焼き」で一杯。うなぎの頭って、なんか固そうでしょ?いえいえ、たぶん
圧力釜で調理していると思いますが、柔らかいんです~^^



「うな重」ですぅ~~♪ この上に「上重」、さらに「特上重」があります。これでも
私には十分すぎる。こんな旨いのはもちろん久しぶり。うなぎの質もよく、タレも旨く、
調理法も素晴らしい技術なのでしょう。

「浜名湖のうなぎ」と書いてありました。う~ん、さすがにメイド・イン・ジャパン!と
ハズキルーペ気分になりましたが、あとでその話をすると、「どこかで育ったうなぎを
ちょっとでも浜名湖の養殖場で泳がせれば、それで浜名湖産になるんじゃない?」と
ケチをつけられました。興ざめだぜ!

スカス、この浜松だけでも「浜名湖産うなぎ」を出す店はたくさんある。この「あつみ」
でも、毎日行列ができるほど消費されている。この1軒だけで一日に100匹どころじゃない
だろう。しかし毎日何百匹も浜名湖でうなぎがとれるはずがない。どうやっているんだ?
ま、すんごく旨かったから、それでいいんだが。。。



2軒目の飲み屋を探して彷徨うが、このエリアはあまりにも混雑しすぎている。



店は星の数ほどあるんだが、どこも一杯のようだ。テーブルにひとり座れるわけもない。



姉妹の演奏をやっていました。がんばれ。

というわけで、本日ははしご酒をとりやめ、うなぎの味を大事にとっておいたのでした。


浜松の街を歩いてレトロな喫茶店に

2018年11月26日 | 関西シリーズ



遠州鉄道鉄道線を降りて、浜松の繁華街に向かいます。



廃ビル一歩手前のKAGIYAビルというのを発見。



おお、いまや絶滅危惧種のふとん屋さんかー。



取り壊し寸前のような感じだが、店はちゃんとやってるようだぞ。



「さくらんぼ」という喫茶店がやっている。いいねえ。



おばーさんがひとりでやっていました。ちらほらと常連客が来ていて、それなりに流行って
いる様子でした。浜松は賑やかで人も多いですね。



地元の「先生」と呼ばれる女性がひとりでやってきて、オムライスを注文しました。
その調理が始まると、ひとりなもんだから他の作業はすべて機能停止になっています。
がんばってますー。



コーヒーは一杯ずつ丁寧にサイフォンで煎れています。お客みんなに気配りをし、気さくに
俺にも話しかけてくれました。いい感じの店でしたよ。



浜松のマンホールはサケか?確認しようと「浜松 マンホール」とぐぐってみたら、
すごくたくさんの種類があってびっくり。



うわー、レトロで素晴らしいデザインの建物。海産物問屋だって。憧れる~~。



浜松は、思ったより大きな街ですね~。



浜松駅に近づいてきました。遠くから見えていた高層ビル。上の展望台もあるそうですが、
どうやら有料?それなら行きません~。



路地裏の繁華街に入ってきました。なにやらテーブルと椅子が出ているぞ?どうやら
夜にはお祭りがあるようです。



ウウム、夜になったらこういうところを探検せねばー。



なかなかすごい数だぞ。



しかし地元のお祭りとなると、人でごった返すかも?



東海道線を渡って南に出ると、そちらはどうやら寂れてきている様子。商店街は暗くて
閉鎖になったのかな。駅のすぐ近くなのになあ。