晴れ時々休み

雨でも晴れでも地球は回る。夏でも冬でも日は昇る。だから一歩ずつ時々休んで前向いて歩く♪

・山頂の羽村神社

2007-01-04 | ●散歩進んで梅郷御岳


例年ならそろそろ正月モードを切り替えないと、と多少は気持ち焦り、せめて賀状の返礼くらいはと思うのだけれど、何しろ今年の仕事始めは9日なのだ。うれしいなあと、すっかり子ども気分の4日。

それでも雑煮の大鍋は空っぽだし、煮しめもほとんどたいらげてしまったから食事は平常に戻そうかなと、朝は抜き、昼は軽めに、夜ももっぱら野菜でしのごうと決意する。計らないまでも数キロは体重増加の証拠は腹回りにかくされているのだ。

よし、今日は長距離散歩と決めて、多摩川土手の裏手の山道を歩く。最初の写真は市内でもっとも高い浅間山山頂手前の「羽村神社」からの眺め。海抜わずか220メートルだが市内が一望できる「羽村随一の絶景ポイント」と市のホームページに記載されている。

案内板には「かたらいの路・羽村草花コース」としるされているが、ちっとも整備されてはいない山道だ。「草花」というのは隣町、あきる野市の地名だから、このコースは二つの町の境を通り、福生市につながる。小さな沢を渡る木の橋や苔むした倒木を見やり、ずんずん登る途中でリュックを背負ったハイカーとも出会う。

これはきついなあと急勾配を登りきるとひっそりたたずむ羽村神社。神社の創建年代は不詳。もと富士浅間または琴平社と呼ばれた。つまり昨日の諏訪神社と同様にこの神社も富士の浅間神社の流れをくんでいるのだな、と案内板を読む。祭神は木花咲耶姫命(このはなさくやひめ)、火産霊(ほむすび)大国主命(おおくにぬしのみこと)、崇徳(すとく)天皇であり俗に浅間(せんげん)さまとも呼ばれ、周囲一帯を浅間山という。

元をたどれば古事記のアマテラスに至る系譜なのだ。と、これは後で調べたのだけれど、木花咲耶姫の子どもが、あの海幸彦と山幸彦だ。そうかぁ。自分の親戚関係にもうといのだから、神話にまでは手が回らないけれど、今年はそこいらも調べてみようかな。「神話のふるさと」鹿児島の金峰町には木花咲耶姫の金箔貼りの銅像が建つという。

掲示の最後に、羽村神社の宮司は阿蘇神社の宮司が兼任している、と書かれている。元旦に初詣した神社だ。そうかぁ、と小さな事実がカチっとかみ合ってちょっとうれしい。

帰路、「行き止まり」看板の先に龍が風化したような幹を見つけた♪


memo:桐野夏生「魂萌え!」上下巻(新潮文庫)読了。今月中旬に映画が公開される、ということは知らなかった。吹雪ジュン主演。うん、なるほど。

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