晴れ時々休み

雨でも晴れでも地球は回る。夏でも冬でも日は昇る。だから一歩ずつ時々休んで前向いて歩く♪

六月の夜の都会の空

2020-06-20 | ●花咲く乙女たちは

梅雨、アジサイ、カタツムリの6月。
実はもうひとつ「六月の夜の都会の空」という表現が気にいっている。稲垣足穂「一千一秒物語」の「弥勒」(みろく)に収録されている。

主人公の江美留(えみる)の友人のI(アイ)が、昼休みの教室の黒板に走り書きした言葉が「六月の夜の都会の空」だったのだ。Iは続けて、「エーテルは立体的存在の虚空に七色のファンタジーを描き、球と六面体から成立した紳士は、リットルシアターの舞台で直角ダンスを演じて…」と書いたメモを丸めて江美留に投げた。未来派絵画なのだ。

この↑部分は、調べたら2007年9月の自分のブログに書いてあった。
事務所のベランダから見上げた夜空の月と遠景のビルから触発されたらしい。タイトルは「九月の夜の都会の空」だったけれど、やはりここは六月でなければ。

画面左下のカタツムリは、玄関脇のカクレミノの枝で見つけた。

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