朝からの強い雨は午後もやまず、風にあおられた小枝が黒く濡れた小道を埋めていく。パズルのように奇妙に並んだ枝の間に、紅葉した桜の葉が張りついている。頭上の桜から目を転じると、神社の山の中腹にヤマモミジ。葉の先が色づいてきた。雨に煙る奥の山から、社殿を包むように白い霧が下りてくる。
「難を転じる」からと玄関脇に植えられる南天は、立ち姿が好きでたまにスケッチする。散歩道の草思堂通りでも紅葉した南天が数株、見ごろだよとこそっとささやいている。
「難を転じる」からと玄関脇に植えられる南天は、立ち姿が好きでたまにスケッチする。散歩道の草思堂通りでも紅葉した南天が数株、見ごろだよとこそっとささやいている。
今日誕生日の自分にプレゼント貰った気分です。