晴れ時々休み

雨でも晴れでも地球は回る。夏でも冬でも日は昇る。だから一歩ずつ時々休んで前向いて歩く♪

節分のメジロ

2017-02-03 | ●花咲く乙女たちは

公園。日本庭園のお茶室売店前にひろがる斜面に、みごとなカンザクラ。高さはさほどでもないけれど、太い枝が縦横にひろがり、細い枝の1本1本に今をさかりと花びらがかがやく。ここは絶好の撮影ポイント、と講師役の写真家が生徒さんたちを連れてくる。周辺の混雑はやはり例年より2週間ほど早い。

カメラの砲列がねらうのは、サクラの蜜をもとめて飛来するメジロ。桜にメジロ、絵になる構図がとりやすい。昼前、そろそろメジロが集まってきたかなとのぞきに行くと、メジロ数羽にたいしてカメラマン数十人。人が人をよび、外国人観光客もなにごとかと、スマホのレンズを向けている。

あ、いたいた、とカメラを構えるとすぐわきで、豆を機銃掃射したような、ぱぱぱぱぱぱぱぱっ、と音が響く。巨大な恵方巻きのようなレンズを構えて、メジロめがけて速射しているカメラマン(シロウトさん)が数人。へたな鉄砲も…とはよく言ったもので、シャッター音から推測すると秒速10連写ほど。いやあすごい、とあっけにとられる。

その昔、フイルムカメラ(銀塩写真)しかないときは、フィルム1本の撮影枚数は36枚だった。当時、70年台はじめには連写できるモータードライブもせいぜい1秒5コマが限界だったから7秒もシャッターを押し続けると、もうそれで1本が終わる。100フィートの長尺フィルムを自分でパトローネ(フィルムの缶)に詰めて、たしか45コマくらいまで撮影できるように細工したことがあるけれど、それでも連写なら10秒もたない計算だ。そんなもったいない撮影はしたことがないけれど。

ところがおとなりのカメラマン氏は、ぱぱぱぱぱぱぱっのぱぱぱぱぱぱぱっ、と数十秒も続けている。撮影記録メディアの容量いっぱいまで撮れるのだから、その気になれば数分でも撮り続けられるのだ。にしても、いやあ、すごい。でも狙い撃ちされているメジロは少しも気にしない。節分だしね。明日は立春。春がくる♪

そんなわけで、売店ではこのピンバッジがほとんど品切れ。

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