多摩川散歩夏コース、ウォーキング編。車検に始まり雑用が多く、ほんとうはフィットネスのつもりが時間がなくなり、いつもの散歩コースを「ウォーキング」(ちょっと早めに歩く)に切り替えた。坂を下り、奥多摩街道を渡ると玉川上水に出る。例年のこの時期にしては気温も低く歩きやすい。上水を左に見下ろしながら10分ほど歩き、脇道を右に渡ると住宅街。庭のフェンスに夏の花があふれるほどに咲いている。あっ、黒アゲハ。少しもじっとしないこういう被写体は、コンパクトデジカメだと撮影が難しい。動きにあわせてカメラ位置を変えながら10枚ほど撮った中の、やっと1枚、それらしく写っていた。
アゲハ、卵を見つけ家に持ち帰り、成虫になるまで「観察日記」を続けた夏休みもあった。などと思い出しながら多摩川土手に出てから、今度は上流に向かう。この土手はジョギングやサイクリングにも使われるが、犬を連れて散歩するじいさん、ばあさんの姿が目につく。画面左手が多摩川。鮎つりの長い竿が数本、夕日を映して長い影のようにのびる。
土手の右は手つかずの草むら。色も形も違う猫が、絶妙な間隔を置いて寝そべっている。毛づくろいしたり眠りこんだり、時々あくびしたり。微風に乗って、小さく、時に大きく流れる祭り囃子の元を探すと、特別養護老人ホームの中庭。真夏の日が暮れる。
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