牛込・神楽坂 酒問屋 升本総本店の別館「涵清閣」 主人が語る

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結局、お酒の内外価格差は大きい?小さい?

2023-09-29 11:42:07 | 附属酒類経済研究所
                          
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良くも悪くも酒類業(特に蔵元や問屋)と不動産というのは色々係わりがあるので、というわけではありませんが、今朝の日経で目に留まったのは、不動産関連の記事。





たまたま著者も10数年前にとある会合でお会いしたことがある方なので本文を読んでいたら、「生活費の比較サイトでは、日本の家賃はロンドンやニューヨークに比べ格安」と出ていました。
論旨は、それが大都市の形成に寄与したし、そんな集中の下でも価格や生活環境の維持ができている日本はスゴい、という流れなのですが、酒屋として気になったのは、その数字を持ってきたという生活費の比較サイト。
お酒はどうなっているんだろう??


早速調べてみると、なかなか便利そうなサイトですね。

スーパーでのお酒などの値段はこんな感じ。


日本

4段目ワイン、5段目国産ビール(500ml)、6段目輸入ビールになっていますが、幅がある中、代表的な価格(平均か中央値か最頻値かは不明)は、それぞれ1000円、291円、388円です。

まあそんなものかな。

それではイギリスは?というか。


イギリス

おっと、£(ポンド)表示でよくわからん、と思ったら、通貨も選べるんですね(優秀)。


イギリス(円表示)

ワイン、国産ビール(500ml)、輸入ビールがそれぞれ1,321円、333円、384円なので、日本よりちょっと高め、という感じです。


輸入ビールはちょい安など、EU圏内(抜けたけど)の貿易が影響しているのかな、と、アメリカを見てみた。



アメリカ(円表示)

ワイン、国産ビール(500ml)、輸入ビールがそれぞれ2,089円、268円、513円です。
ワインは2倍、輸入ビールは1.5倍だけど、国産ビールは日本より安い。


巷では「ニューヨークの物価はめちゃ高い」とか言われていますが、このデータからは必ずしもそうとは言い切れません。

理由としては、

①物価の差はレストランの値段に顕著に出ていて、スーパーではそうでもない。
②お酒には税金もかかるので、その分変わってくる。
③日本ではビールの代わりに第三のビールとか、ワインも安いのも結構売っているので、ボリュームソーンの商品は安い(けどこの表には出てこない)
④今回は国(全体)で比べているが、それぞれの国内格差が違う

などが考えられますが、実際どうなんでしょう。

ちょっと考えてみようっと。






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