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先日、素敵な和食屋さんにお招き頂きました。
お酒のお勧めは?と聞くと「一皿ごとにペアリングがありますよ」ということで、それぞれセレクトして頂きました。
さすがプロというか、お店の方で選ぶのですから合わないわけはありませんよね。美味しい食事と共に堪能させて頂きました。
ありがとうございました
その上で感じたこと。
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お店のこだわりでしょうか、素材自体の味が濃厚なものが多かったのですが、それに合わせるお酒としては、それに負けない純米系の原酒や生酒などが、それぞれの素材に併せた酒質で選ばれていました。
その意味で、個々のお皿にはよく合っているのですが、お酒だけを考えると、それぞれ味わいは違うものの純米系の原酒や生酒などが続くことになり、ちょっと「疲れる」んですよね。
こんな時、燗酒があると、口が洗われるという意味や、あるいはどっしりとした厚みのある「料理に負けない」という意味でのぬる燗など、純米濃厚生酒とは別の立ち位置で濃厚な料理を受け止められるのに、と思いました。
まあ、燗酒もバラエティに入れると複雑になるし、お燗する手間もかかるし、燗酒が好みではない人もいるかもだし、あるいは冷酒と燗酒が行ったり来たりしてそれはそれで変だし、と課題もありそう。
でも、燗酒にすれば実は一種類で色々と応用できそうだし、それが「燗酒は飲み疲れしない」と言われることにつながっているのかもしれませんね。
こうしたことをふまえると、まずお店の人に燗酒の良さを知ってもらわなければ、ですね。
ワイン業界、特に各国のワイン輸出に取り組んでいる方などは、入り口は飲食業!という視点で飲食業さんにプロモーションをかけたりしていますが、日本酒業界ってどうなんでしょうかね。
その辺りの視点も大事な気がしてきた。
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