牛込・神楽坂 酒問屋 升本総本店の別館「涵清閣」 主人が語る

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大酒大会!はあの国芳のヘタウマ絵!

2016-12-29 12:11:17 | 酒の本棚(書評?)
                           
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タウン誌(って、今でもそう呼ぶのでしょうか)の中で、古くからあるというか、渋いものとして「銀座百点」というのがあります。
(銀座ライオンか、鞄のタニザワでもらう)



それと似たような体裁のものを、この前行った鰻屋さん昨日一昨日とこのネタ)でもらってきました。


こちら


その名も「日本橋」。

中身のご紹介はさておき、表紙が浮世絵で、絵の中(右上)にあるタイトルがなんと「大酒大會(大会)」

これは見過ごすわけにはいきません!


誌面の最後の方に解説があったのですが、コレ、あの、国芳(一勇斎国芳)の絵なんですね。

ただ、「らしく」ない気がします。



確かに解説の中でも「それにしてもあの美事な武者絵を描いた国芳とは思えない、このくたびれた描写はどうしたことでしょうか」とあります。

どちらかと言うとヘタウマ的な絵ですよね。

実はそれには理由があるようで、この絵を描いた時の国芳は重い中風を患っており、不自由な手足である中、この絵を描いたそうです。
それがまさにヘタウマを生んだ、のでしょう。


さて、この「大酒大會」ですが、細かく見てみましょう。

まずはタイトル。良く見ると、「大酒」と「大會」の間に小さく「ノ」の字が入っています。

「大酒ノ大會」なんですね。

ほら

また、登場人物にはそれぞれ酒に係わる名前がついていて、例えば左側の人は「酒ノ上の久だ巻」

確かに酔ってぶつぶつ不平不満を言っている(管を巻いている)感じですね。





かんかくぬる志」さんと「呑澤山ごろり(たぶん)」。
なんのこっちゃ、ですが、たくさん呑んじゃあいけません。






続けて呑九郎
いやぁ、呑み続けているんですね。





こちらの二人はちょっとやられちゃったのでしょうか。
二日酔之助」さんに「すき腹の呑六」。

すきっ腹にお酒は、、、、、ご注意!



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