今日は去年から行こうと思っていた、遊佐町の直世地区にある古刹、「永泉寺」へ行って来ました。
調べたところこのお寺は、7世紀に役行者によって鳥海山の中腹に開かれた道場が始まりのようで
1382年の現在の場所に創建されたとのことです。
道路から山門へ行く石段ですが、現在は通れないようです
石段の登り口の左側にある杉の巨木
右側の石灯篭の横にはイチョウの古木があります
とりあえず別の道を通って山門の裏側へ辿り着きました
山門の裏側です
表側に回ると立派な仁王像があります
阿形
吽形
ここの山門は天井が素晴らしいことで有名で、極彩色の天井画が描かれています
これだけのものは滅多にありません
本堂が見えて来ましたが、遠目にも雰囲気の良さが判ります
さらに近づくと、その魅力が強まります
本堂の左側の建物
小高い場所にありますので、桜で有名な中山河川公園の方まで見渡せます
近くには山形県の名水百選に選ばれている「落伏清水」があります
水の綺麗な場所ですので、美しいカワトンボがひらひら飛んでいました
シオカラドンボもいました
さらに雰囲気たっぷりの皇大神社もあるんですが、急な階段をかなり上るので今回はパスしました
今回は駐車場の有無が不明でしたので、少し離れた場所にある「枡川孵化場」に車を止めさせてもらいました
枡川孵化場
ちなみに、「牛渡川」は、ここからそう遠くありませんので、ぜひ一度訪れて欲しい場所ではあります。
ここにも、巨木があるんですね。
枡川孵化場の案内表示石に「めじかの故郷」と書いてありましたけれど、「めじか」というもののことを知らなかったものですから、ネットで調べてみました。
「めじか」は鮭の仲間のことでしょうか、、、?
こちらでは馴染みのない魚の名前ですね。
大きな木があるんですが、本堂の裏側にあるとかで
今回は場所が判らずパスしました。
「めじか」ですが、一般的な鮭(シロザケ)の3~4歳くらいの個体で
通常の鮭よりも脂乗りが良く、1000匹に一匹程度しか獲れないようです
(当然の如く高値で取引されます)
めじか鮭は主に北海道で捕獲されますが、これらの鮭は主に東北地方の日本海側の生まれのようで
そういったこともあって、「めじかの故郷」という碑文になっているようです。
天井画は、私のコレクションに加えたい物の一つですが、なかなかよい物に出合えません。この絵が上から降ってくれば(^.^)
小さな集落の中にあります。
恐らく何かで興味を持った人以外は、観光目的で来る人は少ないと思われますので
普段はとても静かなようです。
このような片田舎の古刹の山門のあれだけの天井画があるのは
理由は判りませんが、驚きなのは確かです。