Diary Of 酒田の人

田舎住まいの60代サラリーマンの趣味の日々

名品登場!?

2021-12-22 20:03:13 | 古伊万里
ヤフオクを見ていたら、藍九谷では恐らく一番有名だと思われる
「竹虎文七寸皿」が出品されていました。(しかも二つの業者さんから)
まずはコチラのお皿です
かの有名なお皿に色絵で加飾されています
絵付けはなかなか見事で、捻り縁も完璧ですが、問題は見込み表面の使用痕というか、ひっかいて付けたような傷です。
これは贋作によく見られる特徴のようで、紙ヤスリかなにかである種の「時代づけ」を行ったものと思われます。
コチラの「贋物古伊万里」というサイトにその例が紹介されています。
とは言え、実によく出来た品ではあります。

さらにコチラはなんと五客揃いです
この五客揃いについては捻り縁が甘いのと、絵付けが雑なので、近世の写し物であることがすぐに判りますね。

ワタシの記憶が確かなら、ヤフオクではこの図柄の品はここ20年で何度か出品されており
何でも大聖寺で写しが作られていたというのを読んだ記憶があります。
ワタシは十数年前に、「東京ドームプリズム骨董祭」で、この品の本物を見たことがありますが(もちろんガラスケース越しに)
350万円くらいだったように記憶しています。