Diary Of 酒田の人

田舎住まいの60代サラリーマンの趣味の日々

回想の古伊万里 138(染付藻文蓋茶碗)

2021-07-06 21:48:33 | 古伊万里
 今回の品はつい最近入手した品ですので、「回想の」ではないんですが、今更新しいカテゴリーにするのも面倒なので
とりあえず「回想の古伊万里シリーズ」に入れてみた品です。
「染付藻文蓋茶碗」
横からの画像だと何のこっちゃ判りませんが、どうやら梅花藻のような藻を絵付けした品のようです
高さ直径9.5cmX高さ7cm(蓋を含まず)程度の小ぶりな蓋茶碗で、絵付けは品よくまとまっています
この品は「後期鍋島」として安い値段で売られていたんですが、確かに文様の描き方は後期鍋島の蘭文の小皿などに近いようには感じます
とは言え、これが鍋島かどうかと言えばワタシには全く判断できません
しかし、薄作りであること、土の感じなどから平戸(三川内)の品であろうという感じはします。
時代については全く判らず、幕末~明治ならいいな、といった希望的な観測しかできません
結局のところ、ワタシにとって鍋島は「図録の載っていて、信頼できる業者が扱っている品」
という一点でしか判断できないカテゴリーなんだと思います。