Diary Of 酒田の人

田舎住まいの60代サラリーマンの趣味の日々

鮎が三匹

2019-07-12 11:41:05 | 古伊万里
まずはヤフオクに出品された↓の品をご覧下さい
https://page.auctions.yahoo.co.jp/jp/auction/v638314924?cpaCrumb=9cdcdaf781766f93b8d449e2e6ab0720d86a58ce7b96a717463be8a8545ea748

古伊万里の世界では特に有名な品のひとつで、図録によく載っている盛期の名品です
ま~、この値段からスタートしている品を真作と思って入札する人もいないと思いますが
このサイズの画像で見る限りは良く出来ています。(プリント?)

この品の贋作は以前から出回っているようで、図柄は微妙に違いますがワタシの所有している
1999年に学習研究社から発刊された「骨董の名人に聞くやきものの見分け方 伊万里」にもこの品の贋作が紹介されています。

表に関してはもっと大きな画像でなければ判断できませんが、裏は比較的わかり易い部分であるように感じます
小さな画像ですみませんが、下記がこの品の真作の裏面です。


唐草文の丁寧さ、バランスのよい絵付けには雲泥の差があるように感じるのはワタシだけでしょうか?
真作はまさに盛期伊万里ですが、贋作は普通の中期古伊万里と大差ないように思います。

正直なところ、このような名品は貧乏サラリーマンには縁遠いこともあり、実物を見たことがありません
そんな人間が画像だけで真贋をどうのこうの語ること事態がおかしいのかも知れませんが
こういった品がこれから100年あるいは200年後に「真作」として流通するなんとことがないことを希望します。