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コロナ災厄で見えた政治家と官僚の綻び。下層でも宇沢理論を学べばまず心が豊かになる。

2021-04-22 17:05:40 | 日記

現在、格差社会により金持ちの子息、子女は偏差値の高い大学に行き、高給与の組織に進む。貧乏人の子供は非正規雇用者として薄給に甘んじざるをえない。この構造は堅固に構築されている。
この問題の解決には常々述べているように新自由主義経済活動を終焉させて宇沢理論の実践が最良だが、その方向に進む兆しはまだ萌芽の状態にある。希望的な言い方だが。その間に下層階級は諦念と慨嘆の日々を送るのか?
一握りの強固な支配者達の綻びが見えているではないか。
コロナ災厄で無策の政治家や官僚の失態に怒りを感じるが、その失態ぶりを見てみると彼らには想像力が無いことが明らかになっている。彼らは高学歴である。一応、卒業論文を提出した教養ある人材だった。ところが、コロナ対策に弁証法的な思考で政策を作り出せない。いったい何を勉強してきたのだろうか。暗記ばかりで論理的な思考法が身についていない。
論理的に整理すればコロナ感染者が発見された。これ以上感染者が広がらないようにまず療養させる。感染者の発見のために検査をする。検査が行き渡らない現状では人の流れを止める。
これ以上の拡散についての想像ができないから何もしないのである。

対策を計画して迅速かつ徹底したのがニュージランドである。

2月28日に同国初の感染者が確認されると、すぐに入国禁止対象国を拡大。さらに3月19日には、自国民や永住権保有者以外は、全世界どの国からも入国を禁止とした。ニュージーランドは、海外からの観光客数が年間で390万人に達する観光大国ではあるが、決断は早かった。

また、全面的な入国禁止に先立ち3月17日、感染予防策による経済的打撃への対抗策として、ニュージーランドGDPの4%に相当する121億NZドル(8000億円弱)規模の経済対策を打ち出した。
感染防止とともに経済対策も早い。

東大や有名大学卒業の連中が、外出の自粛と使えないマスクの配布というおバカな政策を閣議決定して、さらに感染者が広がり今の蔓延状態を作り出した。
しかもニュージーランドや台湾の成功例を学ばないで手をこまねいている連中を注視すれば、金持ち、高学歴、非論理的思考の彼らを構成する要素が見え透けてくる。
ズバリ指摘する彼ら、彼女達には教養がかけている教養がないから想像力がない。

これからでも遅くない宇沢理論を勉強して論理的思考を身に着けよう。村上春樹の小説「海辺のカフカ」に元暴走族陸で陸送のお兄ちゃんがベートーヴェンの「大公トリオ」に出合い、それまで聴いたこともなく興味を惹かれたこともないクラッシック音楽を理解しだす人物描写がある。実学とは現在の文科省の政策では身につかないが、論理的に思索しようという向上心のある者には興味が出たときにあらゆる細胞が教養の学を貪欲に吸収するものである。

まずは社会に欠かせないもの、大気、森林、河川、水、土壌などの自然環境、道路、交通機関、上下水道、電力・ガスなどの社会的インフラストラクチャー、教育、医療、司法、金融制度などの制度資本。これらの社会的共通資本と考え、国や地域で守っていくこと、市場原理主義に乗せて利益をむさぼる対象にしないことで、人々がより生き生きと暮らせる。これが宇沢理論の柱である。

J.S.ミルの提言した“定常状態”、経済成長をしていなくても、その人々の生活に入り込むと豊かな生活が営まれている、そんな社会を支えるのが社会的共通資本である。経済成長と人間の幸せが相関しない時代に入った今の日本や世界の多くの地域で、この理論が共感を呼ぶようになってきている。高学歴で高収入を得ていても凋落の不安は連中もわかっている。しかし、勉強しようとしないから連中はやがて鬱の底で考え込むことになるであろう。

 

 


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