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植田総裁は金利を上げろ!そして企業は前向きにチャレンジする。

2023-05-19 16:36:12 | 日記

植田総裁、金利を早く上げろよ。

政権も官僚も上場企業を甘やかしているから、政策を大きく変更できないのだ。円安で大企業が喜ぶと思っていたが、その効果もなくなってきているのに未だに優柔不断なままずるずる金融緩和を日銀に強いている。
円高でも大手企業は利益を上げ元気があった。
それが今は元気がない。もちろん内部留保に余念がないから堅実財務という安定はあるが、経営者の発言に耳目が集まることはない。オーナ経営者の柳井社長などの発言がリベラルな匂いを感じさせるのは様々な障害に立ち向かう気概があるからだ。それゆえに日本の株高が政権の工作によって演出されていることを示唆する発言など鋭い。もちろん日銀の株買い支えでユニクロの株が高いことを知ってのうえでだ。
技術革新にマーケット開拓に挑む気概が緩和政策のぬるま湯での長風呂によりのぼせて停滞している。それが大手企業の実態である。

名経営者と言われた富士ゼロックスの小林陽太郎氏は

まず組織の上に立つ者が頭を切り替えなければ、
競争に勝てる戦略は生まれてこない。

と述べている。
また政権批判も毅然と行っている。


「小林さんが小泉純一郎首相(当時)の靖国参拝を批判すると、小林邸を街宣車が回りだし、玄関前に火炎瓶が置かれる事件に発展しました。しかし、小林さんは怒るでも逃げるでもなく、話題にすらしませんでした。
中国側の要人たちと会談するのですが、小林さんはここでも言うべきことは言う。教養人なので、東洋哲学などの話もされていた。中国側の方々は、この人は単なる金儲けの財界人ではないとわかり、小林さんを信頼していました」

つまり教養が高く知識が幅広い経営者だったわけだがこうした経営者が減っている。

今から10年前に本田宗一郎が公演で以下のように述べた

本田宗一郎氏:私も年寄りです。年寄りは年寄るほど、いろいろな問題がある。それをやはり国自体が面倒を見ていただく。そのために今、行革をやる。

私たちはまだいいにしても孫、子のほうが私は可愛いんです。皆さんだってそうでしょう。孫、子を持ってるお年寄りの方々。自分もそうだけど子どもも可愛い。その子どもがお年寄りになって、もし(補助等が)出なくなったらどうなりますか、これ。もしそれを無理して出したら、働いてる人に働きがいがありますか。

国の名前はちょっとウチの商売の関係がありますので、はっきり言うことは憚らせていただきたいんですが、個人的で申し訳ないけど、そういう国がいっぱいあるんです。給料の半分は国の税金で持っていかれてしまう。こんなことがザラです。

それでいいんですか? 若い人はこれから大丈夫ですか? お年寄りの方も大丈夫ですか? 政府がしっかりしてもらって、今のうちに借金を返す。本当なら、各家庭で皆さんがお持ちになってるような預金をしていただきたいと、国に要求をしたいわけでございます。

余裕ある社会づくり、これが本当の国のやるべきこと。それができなければ、国はつぶれてしまう。つぶれてしまって領地がなくなるわけじゃない。(しかし)国としてやらなければならないものを切ってしまうということに相成るわけでございます。ですから、ここが分かれ道で一番大事な時期でございます。どうかそういう点をひとつご納得いただきまして、ぜひやっていただきたい。

まさに今の政権の悪政を見越した鋭い指摘である。

企業の自立心が強ければ、その企業は政権に忖度せずに活動する。日銀が金利をあげようが、厳しい状況の中でさらに優れた方策を講じてきたのが70年代の活気ある企業であった。日銀も毅然とした態度で通貨の番人として利上げをすべきである。


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