昆布刈石~豊北原生花園
6月29日 十勝の浦幌 豊頃両町の海岸部 「海のルート」ロングトレイルツアーに参加して昆布刈石~豊北原生花園までの9キロを 太平洋の大海原 、植物など観察しながら歩きました。
見どころを紹介します。
・ 昆布刈石展望台
広大な海を見下ろす展望台から厚内トンネル方向を望みます。
昆布刈石の海岸線は人工物の少ない場所で、映画「北の零年」のロケ地としても開拓の上陸地点の風景として使われた処です。
・ 黄金の滝
高さ30メートルの草原から黄金色の岩層をつたって太平洋に流れ落ちる渓流
この日は崖下に下りることが出来ず 上からしか見えませんでしたが、海上からは赤い岩層が陽にあたり黄金に見えることから この名前が付いたとのことです。
・ ショウドウツバメの巣(小洞燕)
雛をねらうキツネから守る為 このように高い崖のところに巣を作っています。
キツネなどから襲われることなく安全であれば 同じ場所で巣作りすることもありますが、殆ど繁殖ごとに新しい穴を掘ります。
・ トーチカ (鉄筋コンクリート製の防御陣地)
この日のゴール地点で海を見ながら昼食 すぐそばにはトーチカが。
アメリカ軍上陸を防ぐ目的のために造られた建造物で、 右の小窓は銃眼です。
十勝海岸にはトーチカが今も多く残っています。
昭和19年に造られたこのトーチカは 複雑な形の造り 他のものより倍くらいの大きいのが特徴で 赤い祠が祀られています。
実際には アメリカ軍が押し寄せることはなく(戦争が終わった為) どのトーチカも使われることはありませんでした。
木々が生い茂って良く見えませんが 裏から見た形状と 右の画像は人が出入りする為の小さな入口です。
・ 豊北原生花園
6~9月に掛けて約300種類の高山植物がみられる北海道の天然記念物
いつもはこの時期咲き誇るハマナスも 今年は春の低温で2週間ほど開花が遅れ、浜風が当たらない場所には所どころに。
先代萩が一番の見ごろをでした。
ほかには ハマエンドウ、ヒオウギアヤメ、スカシユリ、エゾカンゾウなど。