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十勝のシンボルツリー20選

2007年04月20日 | 我がまちの自慢

  十勝支庁ではこのほど 十勝管内各市町村ごとに名木としてそびえ立つ大木を、『十勝のシンボルツリー20選』と題してこのほど、各市町村ごとに、それぞれ一ヶ所ずつを指定し発表しました。今回その資料を元に、その1部を取材してまいりました。何れも樹齢200年~300年の見事な大木ばかりで、そのうち士幌町の「すみ山のご神木」で知られるミズナラの木は推定樹齢実に800年と言われております。又本別町仙美里にある(ハルニレ)もまた、樹齢430年樹高さ30㍍、幹周り4.87㍍と威風堂々たる風格を備えた大木もあります。十勝の厳しい風雪に耐え今尚大空に向かって成長し続ける姿は、我々の生きる道標に様々な教示を与えているような気がしました。




 音更町 夫婦柏  音更駒場並木15番地 所在地 家畜改良センター  十勝牧場内にある展望台に向かう道筋に、道路を隔てて2本のカシワの木が仲良く立っており、その中睦ましそうな姿から「夫婦柏」と命名し町の名木に指定されております


 芽室町 芽室公園の柏   所在地  芽室町東1条~大通り8丁目 芽室公園はその昔官設駅逓所として、馬の放牧地に利用され、馬に日陰を作るために柏の木が残されたのが始まりで、芽室の歴史の象徴として守り続けられ樹齢300年のカシワの大木が数十本残っております。


 鹿追町 笹川小学校のモミジ  所在地  鹿追町笹川北9線10 大正12年新校舎を建設したのを記念し、町民が苗木を贈呈し植栽された物です、幹周2.7M樹高13M威風堂々と校庭に建ちそびえております。秋の紅葉がこれまた見事な色合いを見せるそうで、その色合いは錦絵のような情景を彷彿するそうです。



 帯広市 山の子さん  所在地   帯広市稲田町東2条7番地 大正時代、付近一帯に入植した岐阜県人によって『山の子さん』と呼ばれ、山の神として崇拝されていました。山の神は女性を嫌う事から男性のみで樹幹にしめ縄などを飾り大きなぼた餅をお供えして、その年の豊穣や家庭円満を願って居たと伝えられております。平成2年に帯広市の保存樹木の指定されています。


  清水町 人舞小学校跡地の栗の木  所在地  清水町人舞4 人舞小学校跡地に今も残るクリの木。かって同校で児童たちが秋に落ちた実を拾う姿画に受けられました。廃校後も地域のシンボル的存在です。幹が3つに分かれているのが特徴的で秋には大量の実をつけます。


  池田町 池田農場のカシワ  所在地  池田町字清見ヶ丘(清見ヶ丘公園) 池田農場は明治29年徳川15代将軍慶喜の5男公爵池田仲博のよって開設された。昭和16年自作農維持創設という国策を背景に、池田農場が小作人に解放されたのを記念して、公園(清見ヶ丘公園)が作られた。このカシワはその当時から点在して今に至っております。


 豊頃町 とよころのハルニレ  所在地  豊頃町幌岡「河川敷 豊頃といえば「はるにれ」です。この木は樹齢140年の2本の大木が1本化して美しい扇形の枝ぶりが見事です。昭和61年には豊頃町文化財に指定されて、町の木として町民から親しまれテレビや、雑誌,写真集で全国的にも知られて居ります。


 幕別町 新和の新田牧場の樹(カシワ)   所在地  幕別町字新田  その昔幕別町は槲や楡などの樹木に覆われ、昼間でも薄暗かったと言います。今ではこの付近にしか槲の大木は見当たりません。昭和22年池辺良、高峰秀子競演映画「愛よ星と共に」のロケ地として有名に成りこの柏の木は映画の中で純真な愛を確認しあうシーンに登場します。


 十勝支庁  留真のカツラ   所在地  浦幌町字留真 この森には桂 ,楡, 楢などの大木が群がっております子の森の入り口に推定樹齢200年以上のカツラの大木があります。カツラには雄と雌の木があり芽の色も紅と緑の2種類があり、葉がハートの形をしていることもあって、昔から「縁結び」の木と言われています。


 本別町仙美里のハルニレ  所在地   本別町仙美里元町仙美里農村公園 町開拓の歴史を物語る記念樹です。昭和49年に北海道記念保護樹木に指定されており、推定樹齢は実に430年で高さ30㍍、幹周りは4.87㍍です。



 士幌町   すみ山のご神木  所在地   士幌町字上音更338番地2   「すみ山のご神木」の名で知られる、この大木は推定樹齢800年で、幹周り7.5㍍樹高21㍍の威風堂々たる風格で、根元近くから3本の幹に別れた独特の姿から「三股の木とも呼ばれていた。昨年の9月3本幹のうち1本が、横に倒れたことから町では残る2本を専門家に診断を依頼して、長く保存して行くべく努力しているところです。




 浦幌町  常室のゴロスケニレ  所在地   浦幌町字常室 樹齢300年以上と推定される2本の楡(ニレ)の大木が並んでいます、昭和10年頃から馬頭観音堂が祀られ、常室の子供達や地域の住民に親しまれて、地域の守り神として崇られたそうです、何時の頃から「フクロウ」が住み、子供を育てた時から「ゴロスケニレ」と呼ばれたそうです。




 今回一部を紹介しましたが、この他の町村にも優れた名木が、それぞれ各町村に存在しています。又訪れる時節によっても、趣が異なりますので、是非一度季節を変えて訪ねてみてください。各町村の所在地は下記の通りです。

  足寄町  メトー駅逓のマユミ  所在地  足寄町芽登メトー駅逓は大正4年から昭和の初めまで奥地開墾の交通の拠点として重要な役目を果たしました。駅逓跡地に生息している「マユミ」は樹高5㍍枝幅6㍍と「マユミ」としては管内きっての大木です。

上士幌町  町の誕生木   所在地   上士幌町東3線237番地

新得町   届足の守り神  所在地   新得町字届足東2線

中札内村  札内川園地のカツラ  所在地  中札内村南札内札内川園地内

更別村   ヤチカンバ郡生  地所在地   更別村字更別

大樹町  ご神木の柏   所在地    大樹町字萌和453番地

広尾町  サンタランドのシンボルツリー  所在地  広尾町字広尾689番地

陸別町    役場のシンボル  所在地   陸別町東1条3丁目


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